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公開番号2025162797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066221
出願日2024-04-16
発明の名称センサシステム
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G08C 15/06 20060101AFI20251021BHJP(信号)
要約【課題】複数のセンサユニットでの測定データを適切に伝達可能なセンサシステムを提供することである。
【解決手段】センサシステム1は、複数のセンサユニット30と通信ユニット20と、を備え、複数のセンサユニット30は、第1周期を有する同期信号に基づいて、複数のセンサユニット30の送信タイミングが異なるように、センサユニット固有の送信タイミングを決定し、第2周期に基づいて繰り返し測定するとともに、当該繰り返し測定することにより得られる測定値のうち、第1周期を有する同期信号に基づいたタイミングでの測定値をメモリに格納し、センサユニット固有の送信タイミングが到来したら、メモリに格納されている測定値を読み出して、通信ユニット20に送出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
複数のセンサユニットと、前記複数のセンサユニットに信号伝達可能に接続され、各々のセンサユニットから受信した情報を情報処理装置又は制御装置に向けて送信する通信ユニットと、を備えるセンサシステムであって、
前記複数のセンサユニットは、
第１周期を有する同期信号に基づいて、前記複数のセンサユニットの送信タイミングが異なるように、センサユニット固有の送信タイミングを決定し、
第２周期に基づいて繰り返し測定するとともに、当該繰り返し測定することにより得られる測定値のうち、前記第１周期を有する同期信号に基づいたタイミングでの測定値をメモリに格納し、
前記センサユニット固有の送信タイミングが到来したら、前記メモリに格納されている測定値を読み出して、前記通信ユニットに送出する、
センサシステム。
続きを表示（約 880 文字）【請求項２】
前記複数のセンサユニット及び前記通信ユニットは、シリアル通信を用いて信号を送受信する、
請求項１に記載のセンサシステム。
【請求項３】
前記複数のセンサユニットは、
一列に連結されており、
各センサユニット固有の識別情報を認識し、
前記識別情報に基づいてセンサユニット固有の送信タイミングを決定する、
請求項１に記載のセンサシステム。
【請求項４】
前記複数のセンサユニットは、
他のセンサユニットと通信する第１通信手段と、
前記通信ユニットと通信する第２通信手段と、を含み、
前記複数のセンサユニット各々は、
前記第１通信手段を用いて前記複数のセンサユニットの連結状態と前記複数のセンサユニットのうち自己のユニット位置を認識して、当該認識した情報をメモリに格納し、
前記ユニット位置に基づいてセンサユニット固有の送信タイミングを決定し、
前記センサユニット固有の送信タイミングに基づいて、前記第２通信手段を用いて、前記メモリに格納されている測定値を前記通信ユニットに送出する、
請求項３に記載のセンサシステム。
【請求項５】
前記複数のセンサユニット及び前記通信ユニットのうち少なくとも１つは、
自身の前記メモリに格納されている前記連結状態及びユニット位置と、他のセンサユニットの前記メモリに格納されている前記連結状態及びユニット位置とを検証し、
前記検証結果に矛盾がない場合に、前記連結状態及びユニット位置を確定する、
請求項４に記載のセンサシステム。
【請求項６】
前記複数のセンサユニットそれぞれにおいて前記測定値を含むデータを送受信するための第１通信期間と、前記通信ユニットから前記複数のセンサユニットに対するコマンドを送信するための前記複数のセンサユニット共通の第２通信期間とが割り当てられている、
請求項１に記載のセンサシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、センサシステムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、複数のセンサユニットで構成されるセンサシステムが普及している。複数のアンプユニットと、それらにそれぞれ対応するセンサヘッドとで構成される複数のセンサユニットで構成されるセンサシステムでは、各センサユニットによって取得された測定データに基づいて対象物の状態を監視している。
【０００３】
例えば、特許文献１では、通信速度を向上させるために、各センサユニットは、同期信号を起点としてセンサユニット毎に定められる待機時間が経過してから通信装置に検出情報を送信するセンサシステムに関する技術が開示されている。
【０００４】
また、特許文献２では、同一種別間での相互干渉を防止するために、各センサユニットは、同期信号を起点として、各々の識別番号に応じて定められる遅延時間が経過してから動作するように構成されたセンサシステムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１４－９６０３６号公報
特開２０１４－９６６９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、上記のようなセンサシステムでは、より高精度な測定及び状態監視を行う上で、複数のセンサユニットで測定された各測定データを適切に処理することが重要となる。
【０００７】
そこで、本発明は、複数のセンサユニットでの測定データを適切に伝達可能なセンサシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様に係るセンサシステムは、複数のセンサユニットと、複数のセンサユニットに信号伝達可能に接続され、各々のセンサユニットから受信した情報を情報処理装置又は制御装置に向けて送信する通信ユニットと、を備えるセンサシステムであって、複数のセンサユニットは、第１周期を有する同期信号に基づいて、複数のセンサユニットの送信タイミングが異なるように、センサユニット固有の送信タイミングを決定し、第２周期に基づいて繰り返し測定するとともに、当該繰り返し測定することにより得られる測定値のうち、第１周期を有する同期信号に基づいたタイミングでの測定値をメモリに格納し、センサユニット固有の送信タイミングが到来したら、メモリに格納されている測定値を読み出して、通信ユニットに送出する。
【０００９】
この態様によれば、複数のセンサユニットは、第１周期を有する同期信号に基づいて、複数のセンサユニットの送信タイミングが異なるように、センサユニット固有の送信タイミングを決定し、繰り返し測定することにより得られる測定値のうち、第１周期を有する同期信号に基づいたタイミングでの測定値をメモリに格納し、センサユニット固有の送信タイミングが到来したら、メモリに格納されている測定値を読み出して、通信ユニットに送出する。これにより、複数のセンサユニットによって、適切なタイミングでの測定値がそれぞれセンサユニット固有の送信タイミングで送出されるため、当該測定値を適切に通信ユニットに伝達することができる。
【００１０】
上記態様において、複数のセンサユニット及び通信ユニットは、シリアル通信を用いて信号を送受信してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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