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公開番号
2025168025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024073118
出願日
2024-04-26
発明の名称
変換装置、変換方法、および、変換プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
40/274 20200101AFI20251030BHJP(計算;計数)
要約
【課題】変換対象の入力に用いるアプリケーションに適した変換候補を表示可能な変換装置を提供すること。
【解決手段】ユーザが変換対象を入力したときに(ステップS100)、当該変換対象の入力に用いたアプリケーションに適した変換候補を表示することができる。そして、変換候補が複数ある場合には、変換対象が入力された時刻および場所の両方を考慮した表示順序を設定し(ステップS102~S110)、当該表示順序で変換候補を表示するため(ステップS112)、ユーザが所望する変換結果により適した状態で、変換候補を表示することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
入力された変換対象を所望の変換結果に変換可能な変換装置であって、
前記変換結果を、前記変換対象に対応する変換候補として、前記変換対象の入力に用いられたアプリケーションの情報であるアプリケーション情報と関連付けて記憶可能な記憶部と、
前記変換対象が入力されたとき、入力された前記変換対象と、該変換対象の入力に用いられたアプリケーションの情報であるアプリケーション情報と、を取得可能な変換対象取得部と、
取得した前記変換対象に対応する前記変換候補であって、取得した前記アプリケーション情報を有する1以上の前記変換候補を前記記憶部から取得可能な変換候補取得部と、
取得した1以上の前記変換候補を表示する変換候補表示部と、
を備える変換装置。
続きを表示(約 3,200 文字)
【請求項2】
前記変換候補取得部が前記変換候補を複数取得した場合に該変換候補の表示順を設定する表示順序設定部をさらに備え、
前記変換対象取得部は、前記変換対象が入力された時刻を取得可能であり、
前記記憶部は、前記変換結果を前記時刻と関連付けて前記変換候補として記憶可能であり、
前記表示順序設定部は、前記変換対象が入力されたとき、前記変換対象が入力された前記時刻と,該変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた前記時刻と,の差である時間差をそれぞれ算定し、該時間差が小さくなる前記変換候補ほど早い順序となるよう表示順を設定し、
前記変換候補表示部は、設定した前記表示順に応じて前記変換候補を表示する
請求項1に記載の変換装置。
【請求項3】
前記変換候補取得部が前記変換候補を複数取得した場合に該変換候補の表示順を設定する表示順序設定部をさらに備え、
前記変換対象取得部は、前記変換対象が入力された場所に関する情報である場所情報を取得可能であり、
前記記憶部は、前記変換結果を前記場所情報と関連付けて前記変換候補として記憶可能であり、
前記表示順序設定部は、前記変換対象が入力されたとき、前記変換対象が入力された場所に関する前記場所情報と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた前記場所情報と,に基づき、前記変換対象が入力された場所と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた場所と,の距離差をそれぞれ算定し、該距離差が小さくなる前記変換候補ほど早い順序となるよう表示順を設定し、
前記変換候補表示部は、設定した前記表示順に応じて前記変換候補を表示する
請求項1に記載の変換装置。
【請求項4】
前記変換候補取得部が前記変換候補を複数取得した場合に該変換候補の表示順を設定する表示順序設定部をさらに備え、
前記変換対象取得部は、前記変換対象が入力された時刻と、前記変換対象が入力された場所に関する情報である場所情報と、を取得可能であり、
前記記憶部は、前記変換結果を前記時刻および前記場所情報と関連付けて記憶可能であり、
前記表示順序設定部は、前記変換対象が入力されたとき、前記変換対象が入力された前記時刻と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた前記時刻と,の差である時間差をそれぞれ算定すると共に、前記変換対象が入力された場所に関する前記場所情報と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた前記場所情報と,に基づき、前記変換対象が入力された場所と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた場所と,の距離差をそれぞれ算定し、前記時間差に基づく第1値と前記距離差に基づく第2値との和が小さくなる前記変換候補ほど早い順序となるよう表示順を設定し、
前記変換候補表示部は、設定した前記表示順に応じて前記変換候補を表示する
請求項1に記載の変換装置。
【請求項5】
前記第1値は、ユーザの活動時間に応じて設定した単位時間当たりの第1重みを前記時間差に乗じることにより算定される値であり、
前記第2値は、前記ユーザの活動範囲に応じて設定した単位距離当たりの第2重みを前記距離差に乗じることにより算定される値である
請求項4に記載の変換装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記変換対象に対応付けられた前記変換候補を基本変換候補として予め複数記憶しており、
前記表示順序設定部は、前記基本変換候補を最も遅い順序となるよう前記表示順を設定し、
前記変換候補表示部は、設定した前記表示順に応じて前記変換候補および前記基本変換候補を表示する
請求項2ないし5のいずれか1項に記載の変換装置。
【請求項7】
前記記憶部は、前記変換対象に対応付けられた前記変換候補を基本変換候補として予め複数記憶しており、
前記変換候補取得部は、前記変換対象取得部が取得した前記変換対象に対応する前記変換候補であって、前記変換対象取得部が取得した前記アプリケーション情報を有する前記変換候補が存在しない場合、前記基本変換候補を前記記憶部から取得し、
前記変換候補表示部は、前記変換対象に対応する前記変換候補として前記基本変換候補を表示する
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の変換装置。
【請求項8】
入力された変換対象を所望の変換結果に変換可能な変換方法であって、
前記変換結果を、前記変換対象に対応する変換候補として、前記変換対象の入力に用いられたアプリケーションの情報であるアプリケーション情報と関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記変換対象が入力されたとき、入力された前記変換対象と、該変換対象の入力に用いられたアプリケーションの情報であるアプリケーション情報と、を取得する変換対象取得ステップと、
取得した前記変換対象に対応する前記変換候補であって、取得した前記アプリケーション情報を有する1以上の前記変換候補を、前記記憶ステップで記憶した前記変換候補の中から取得可能な変換候補取得ステップと、
取得した1以上の前記変換候補を表示する変換候補表示ステップと、
を備える変換方法。
【請求項9】
前記変換候補取得ステップにおいて前記変換候補が複数取得された場合、該変換候補の表示順を設定する表示順序設定ステップをさらに備え、
前記変換対象取得ステップは、前記変換対象が入力された時刻を取得するステップを含んでおり、
前記記憶ステップは、前記変換結果を前記時刻と関連付けて前記変換候補として記憶するステップであり、
前記表示順序設定ステップは、前記変換対象が入力されたとき、前記変換対象が入力された前記時刻と,該変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた前記時刻と,の差である時間差をそれぞれ算定し、該時間差が小さくなる前記変換候補ほど早い順序となるよう表示順を設定ステップであり、
前記変換候補表示ステップは、設定した前記表示順に応じて前記変換候補を表示するステップである
請求項8に記載の変換方法。
【請求項10】
前記変換候補取得ステップにおいて前記変換候補が複数取得された場合、該変換候補の表示順を設定する表示順序設定ステップをさらに備え、
前記変換対象取得ステップは、前記変換対象が入力された場所に関する情報である場所情報を取得するステップを含んでおり、
前記記憶ステップは、前記変換結果を前記場所情報と関連付けて前記変換候補として記憶ステップであり、
前記表示順序設定ステップは、前記変換対象が入力されたとき、前記変換対象が入力された場所に関する前記場所情報と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた前記場所情報と,に基づき、前記変換対象が入力された場所と,前記変換対象に対応する複数の前記変換候補それぞれに関連付けられた場所と,の距離差をそれぞれ算定し、該距離差が小さくなる前記変換候補ほど早い順序となるよう表示順を設定するステップであり、
前記変換候補表示ステップは、設定した前記表示順に応じて前記変換候補を表示するステップである
請求項8に記載の変換方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力された変換対象を所望の変換結果に変換可能な変換装置、変換方法、および、変換プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第5370339号公報(特許文献1)には、入力された文字などの変換対象を所望の変換結果に変換可能な変換装置であって、当該変換結果を変換対象に対応する変換候補として、変換対象が入力された時刻を含む時間情報と関連付けて記憶し、変換対象が入力されたときに、当該変換対象が入力された時刻に対応する時間情報を有する1以上の変換候補を、変換対象が入力された時刻を起点にした優先順序で表示する変換装置が記載されている。
【0003】
当該変換装置は、ユーザが変換対象を入力したときに、当該変換対象に対応する変換候補として、当該変換対象が入力された時刻を起点にした優先順序で変換候補を表示する、即ち、変換対象が入力された時刻に適した変換候補を優先的に表示するため、ユーザは所望の変換結果を迅速に得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5370339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年においては、文字などの変換対象を入力可能なアプリケーションが数多く存在しており、使用するアプリケーションによっては、同じ時刻に入力された変換対象であっても、所望の変換結果が異なる場合がある。例えば、午後12時にメールアプリを用いて入力された変換対象が「こん」の場合、所望の変換結果は、挨拶言葉である「こんにちは」などである確率が高いが、同じ午後12時にナビゲーションアプリを用いて入力された変換対象が「こん」であった場合、所望の変換結果は挨拶言葉である「こんにちは」ではなく、場所を特定する「金比羅宮」などである確率が高いと考えられる。しかしながら、上述した公報に記載の変換装置では、変換対象が入力された時刻を起点にした優先順序で変換候補が表示されるのみであるため、ユーザが異なるアプリケーションを用いて変換対象を入力した場合、ユーザが所望する変換結果に対応する変換候補を表示できない場合が生じる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、変換対象の入力に用いるアプリケーションに適した変換候補を表示可能な変換装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の変換装置、変換方法、および、変換プログラムは、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
第1の発明に係る変換装置は、入力された変換対象を所望の変換結果に変換可能な変換装置が構成される。当該変換装置は、記憶部と、変換対象取得部と、変換候補抽出部と、変換候補表示部と、を備えている。記憶部は、変換結果を,変換対象に対応する変換候補として,変換対象の入力に用いられたアプリケーションの情報であるアプリケーション情報と関連付けて記憶可能である。変換対象取得部は、変換対象が入力されたとき、入力された変換対象と、当該変換対象の入力に用いられたアプリケーションの情報であるアプリケーション情報と、を取得可能である。変換候補取得部は、取得した変換対象に対応する変換候補であって、取得したアプリケーション情報を有する1以上の変換候補を記憶部から取得可能である。そして、変換候補表示部は、取得した1以上の変換候補を表示する。ここで、本発明における「変換対象」は、典型的には、「文字」がこれに該当する。「文字」とは、日本語、例えば、漢字や、ひらがな、片仮名のみならず、外国語、例えば、ローマ字、アルファベット、ハングル文字、簡体字、繁体字、アラビア文字等や、記号や符号等を含む概念である。また、本発明における「アプリケーション」は、コンピュータにインストールされたプログラムであって、ユーザの業務や目的に応じて作成されたプログラムがこれに該当し、例えば、メールアプリや、カレンダーアプリ、ドキュメント作成アプリ(ワープロアプリ、表計算アプリ、プレゼンテーションアプリなど)、イラスト作成アプリ、画像・動画編集アプリ、メッセンジャーアプリ、ナビゲーションアプリ、検索アプリ(検索エンジン)などを挙げることができる。
【0009】
第1の発明によれば、変換対象が入力されたときに、当該変換対象の入力に用いられたアプリケーション情報に応じた変換候補を表示することができる。ここで、使用するアプリケーションと、ユーザが所望する変換結果と、の間には一定の関連性(傾向)を有する場合がある。この場合、アプリケーション情報に応じて表示した変換候補が、ユーザの所望する変換候補である確率が高くなる。例えば、メールアプリケーションやメッセンジャーアプリケーションなどでは、ユーザは入力した変換対象に対して時間依存性を有する変換結果を望む傾向があり、ナビゲーションアプリケーションなどでは、場所依存性を有する変換結果を望む傾向がある。したがって、変換対象の入力に用いられたアプリケーション情報に応じた変換候補が表示されることによって、ユーザは、所望の変換結果に適した変換候補を得ることができる。これにより、変換効率の向上を図ることができる。
【0010】
第2の発明に係る変換装置は、第1の発明に係る変換装置であって、変換候補取得部が変換候補を複数取得した場合に当該変換候補の表示順序を設定する表示順序設定部をさらに備えている。変換対象取得部は、変換対象が入力された時刻を取得可能である。記憶部は、変換結果を時刻と関連付けて変換候補として記憶可能である。表示順序設定部は、変換対象が入力されたとき、変換対象が入力された時刻と,当該変換対象に対応する複数の変換候補それぞれに関連付けられた時刻と,の差である時間差をそれぞれ算定し、当該時間差が小さくなる変換候補ほど早い順序となるように表示順序を設定する。そして、変換候補表示部は、設定した表示順序に応じて変換候補を表示する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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