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公開番号
2025162240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-27
出願番号
2024065386
出願日
2024-04-15
発明の名称
感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
G01V
1/16 20060101AFI20251020BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検出された振動が地震かノイズかを正確に判定することが可能な感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラムを提供する。
【解決手段】感震センサ10は、加速度取得部21と、内角算出部23と、内角頻度分布生成部24と、地震判定部25とを備える。加速度取得部21は、振動を検出し振動の加速度を取得する。内角算出部23は、加速度取得部21において取得された加速度について、所定の座標平面上において連続する2つの加速度ベクトルの内角を算出する。内角頻度分布生成部24は、内角算出部23において算出された内角の頻度分布を生成する。地震判定部25は、内角頻度分布生成部24において生成された頻度分布に基づいて、振動が地震であるか否かを判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
振動を検出し前記振動の加速度を取得する加速度取得部と、
前記加速度取得部において取得された前記加速度について、所定の座標平面上において連続する2つの加速度ベクトルの内角を算出する内角算出部と、
前記内角算出部において算出された前記内角の頻度分布を生成する内角頻度分布生成部と、
前記内角頻度分布生成部において生成された前記頻度分布に基づいて、前記振動が地震であるか否かを判定する地震判定部と、
を備えている感震センサ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記地震判定部は、前記内角の頻度分布において、鈍角な成分の割合が所定の閾値よりも小さい場合には、前記振動を地震と判定する、
請求項1に記載の感震センサ。
【請求項3】
前記地震判定部は、前記内角の頻度分布において、鈍角な成分の割合が所定の閾値以上である場合には、前記振動を地震ではないと判定する、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項4】
前記地震判定部は、前記内角頻度分布生成部において生成された前記頻度分布の平均値、中央値および最頻値のいずれかを用いて前記振動が地震であるか否かを判定する、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項5】
前記地震判定部は、前記内角頻度分布生成部において生成された前記頻度分布の標準偏差、分散、変動係数、歪度および尖度のいずれかを用いて前記振動が地震であるか否かを判定する、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項6】
前記地震判定部は、前記内角頻度分布生成部において生成された前記頻度分布に、角度に応じた重みづけを行った結果を用いて前記振動が地震であるか否かを判定する、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項7】
前記加速度取得部は、3軸加速度センサによって測定された加速度から非重力方向における加速度を抽出して取得する、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項8】
前記地震判定部において地震であると判定された場合に、所定の震度相当以上の地震であるか否かを判定する地震規模算出部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項9】
前記加速度取得部における取得結果から前記振動の強度を算出し、前記振動の強度が所定の大きさ以上である場合に、省電力モードから、前記省電力モードよりも消費電力の大きい測定モードへ移行する起動判定部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の感震センサ。
【請求項10】
前記地震判定部において、地震であると判定された場合、前記所定の信号を出力する出力制御部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の感震センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地震動を検出する感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ガスメータ、電力メータ、分電盤、コンセント等に内蔵されており、所定値以上の大きさ(例えば、震度5強以上)の地震動を検出した場合に、ガス、電気等の供給を遮断するための遮断信号を出力する感震センサが用いられている。
例えば、特許文献1には、地震処理期間において判定期間の後の地震処理期間において地震の規模を示す指標値が閾値以上の場合に遮断信号を出力する感震センサであって、地震処理期間において測定された加速度に基づいて地震発生を判定する継続地震判定部と、継続地震判定部が地震は発生していないと判定した場合に、指標値に拘らず遮断信号が出力されないようにする遮断判定部と、を備えた感震センサについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6465257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の感震センサでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された感震センサでは、加速度センサによって計測された加速度の周波数解析の際に、加速度センサが持つ各軸(例えば、XY軸)におけるそれぞれの周波数を算出している。このため、両軸(例えば、X軸とY軸)における振動特性を考慮した振動の解析を行うことは難しく、正確に地震判定を実施することが困難であった。
【0005】
本発明の課題は、検出された振動が地震かノイズかを正確に判定することが可能な感震センサおよび地震検知方法、地震検知プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明に係る感震センサは、加速度取得部と、内角算出部と、内角頻度分布生成部と、地震判定部と、を備えている。加速度取得部は、振動を検出し振動の加速度を取得する。内角算出部は、加速度取得部において取得された加速度について、所定の座標平面上において連続する2つの加速度ベクトルの内角を算出する。内角頻度分布生成部は、内角算出部において算出された内角の頻度分布を生成する。地震判定部は、内角頻度分布生成部において生成された頻度分布に基づいて、振動が地震であるか否かを判定する。
【0007】
ここでは、例えば、振動の加速度を取得する加速度センサが持つ座標平面上において連続する2つの加速度ベクトルの内角を算出し、その頻度分布を生成した結果に基づいて、当該振動が地震であるか否かを判定する。
ここで、連続する2つの加速度ベクトルの内角とは、経過時間において連続する2つの加速度ベクトルの起点を原点に合わせた際に2つの加速度ベクトルがなす角度を意味している。
【0008】
また、内角を算出する際に設定される所定の座標平面とは、例えば、加速度を計測する加速度センサが持つ3軸(X軸、Y軸、Z軸)のうちの、XY平面、XZ平面あるいはYZ平面、あるいは、例えば、加速度を計測する加速度センサが持つ3軸の加速度から非重力方向における加速度を抽出して得られる水平面、を意味している。
通常、振動が地震である場合には、低周波の振動である、様々な周波数成分を含んでいる、水平面上において様々な方向に振動する等の特徴がある。
【0009】
このため、本感震センサでは、経過時間において連続する2つの加速度ベクトルがなす内角の角度の頻度分布に基づいて地震判定を行う。
これにより、連続する2つの加速度ベクトルの内角が鋭角となる成分が多く、鈍角となる成分が少ない場合には、地震の特徴に合致していると判断し、当該振動は地震である可能性が高いと判定することができる。
この結果、検出された振動が地震かノイズかを正確に判定することができる。
【0010】
第2の発明に係る感震センサは、第1の発明に係る感震センサであって、地震判定部は、内角の頻度分布において、鈍角な成分の割合が所定の閾値よりも小さい場合には、振動を地震と判定する。
これにより、連続する2つの加速度ベクトルの内角の頻度分布として、生活振動等のノイズの特徴である鈍角な成分が所定の閾値よりも少ない場合には、当該振動を地震として判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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