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公開番号
2025138509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037646
出願日
2024-03-11
発明の名称
旅客流動混雑予測装置、旅客流動混雑予測方法及び旅客流動混雑予測プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B61L
27/60 20220101AFI20250917BHJP(鉄道)
要約
【課題】鉄道輸送における旅客の流動の予測結果の精度を向上させることが可能な旅客流動混雑予測装置、旅客流動混雑予測方法及び旅客流動混雑予測プログラムを提供する。
【解決手段】データ取得部12は、自動改札機5から取得された改札機通過データD1と現行列車のダイヤデータD2とを取得する。経路探索部13は、旅客が入場した入場駅の入場時刻及び旅客が出場した出場駅の出場時刻と、現行列車の出発時刻及び到着時刻とに基づいて経路候補を抽出する。列車割当部14は、改札機通過データD1及びダイヤデータD2に基づいて算出した割当指数に応じて1人の旅客を複数の経路候補に割り当てる。割当補正部141は、複数の経路候補に所定の属性を有する列車の経路候補が含まれる場合に、複数の経路候補のそれぞれに割り当てた割当人数を補正する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道輸送における旅客の流動の予測を行う旅客流動混雑予測装置であって、
鉄道駅に設置された自動改札機から取得された前記旅客ごとの前記鉄道駅への入場時刻と前記鉄道駅からの出場時刻とを含む改札機通過データのうち、前記旅客が入場した入場駅における入場時刻及び前記旅客が出場した出場駅における出場時刻の少なくともいずれかと、現行列車の出発時刻と到着時刻とを含む現行列車のダイヤデータと、に基づいて経路候補を抽出する経路探索部と、
前記改札機通過データ及び前記現行列車のダイヤデータに基づいて割当指数を算出し、前記旅客を前記割当指数に応じて、1人の前記旅客を複数の前記経路候補に割り当てる列車割当部と、
複数の前記経路候補に所定の属性を有する列車の前記経路候補が含まれる場合に、前記列車割当部により複数の前記経路候補のそれぞれに割り当てられた割当人数を補正する割当補正部と、
を備える旅客流動混雑予測装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記経路探索部は、前記出場時刻の所定時間前から前記出場時刻までの間に前記出場駅に到着する経路を前記経路候補として抽出する、
請求項1に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項3】
前記経路探索部は、前記出場時刻より早く前記出場駅に到着する経路であって、到着時刻が前記出場時刻に近い順に所定数の経路を前記経路候補として抽出する、
請求項1に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項4】
前記列車割当部は、前記経路候補における、前記入場時刻と前記出発時刻との時間差と、前記出場時刻と前記到着時刻との時間差と、の和に基づいて、前記割当指数を算出する、
請求項1に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項5】
前記割当補正部は、複数の前記経路候補に対応する複数の列車に、前記入場駅又は前記入場駅から前記出場駅までの間の駅を始発駅とする始発列車が含まれる場合に、複数の前記経路候補のそれぞれに割り当てられた前記割当人数のうち前記始発列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数を増加させ、前記始発列車ではない他の列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数を減少させる、
請求項1に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項6】
前記割当補正部は、前記始発列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数に1より大きい補正係数を乗算し、当該割当人数が増加した増加分を、前記他の列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数から減算する、
請求項5に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項7】
前記割当補正部は、複数の前記経路候補に、複数の前記経路候補に対応する複数の列車に有料列車が含まれる場合に、複数の前記経路候補のそれぞれに割り当てられた前記割当人数のうち前記有料列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数を減少させ、無料列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数を増加させる、
請求項1に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項8】
前記割当補正部は、前記有料列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数に1より小さい補正係数を乗算し、当該割当人数が減少した減少分を、前記無料列車に対応する前記経路候補に割り当てられた前記割当人数に加算する、
請求項7に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項9】
前記割当補正部は、時間帯、日時、又は曜日に基づいて前記補正係数を設定する、
請求項6又は8に記載の旅客流動混雑予測装置。
【請求項10】
前記割当補正部は、複数の前記経路候補のそれぞれの前記出発時刻の間隔に基づいて前記補正係数を設定する、
請求項6又は8に記載の旅客流動混雑予測装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道輸送における旅客の流動の予測を行う旅客流動混雑予測装置、旅客流動混雑予測方法及び旅客流動混雑予測プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道駅構内や列車内部における混雑の発生は、列車乗降時間の増加や、列車発着の遅延が生じる等、列車運行に大きな影響を与える可能性がある。そのため、鉄道輸送における混雑を避けるため、自動改札機から取得されたデータや、列車のダイヤデータ等の情報に基づいた統計的な手法により、旅客流動を予測するための手法がいくつか提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、旅客の列車乗継経路の探索に用いる経路探索ネットワークにおいて、着/発ノードを乗客の着席/立席乗車に区別し、着席アークのコストを、対応する着席確率に応じて変更するとともに、駅間アークを、着席/立席乗車毎に対応する駅間の混雑率に応じて変更し、列車の乗降制御において、着席乗客の降車によって生じた空席に、先ずは立席乗客を着席させ、滞留旅客を駅での待ち時間(滞留時間)に応じて優先/一般滞留旅客に区分し、優先滞留旅客を優先的に着席乗客となるように、滞留旅客を乗車させる旅客流動シミュレーション装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-229459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の旅客流動シミュレーション装置では、単に滞留旅客を滞留時間に応じて列車への乗車割り当てを行っており、例えば始発列車、有料列車など列車の種別(属性)に応じて各旅客が乗車する列車を選択する意図が反映されないため、旅客流動の予測精度には改善の余地がある。
【0006】
本発明の目的は、鉄道輸送における旅客の流動の予測結果の精度を向上させることが可能な旅客流動混雑予測装置、旅客流動混雑予測方法及び旅客流動混雑予測プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の局面に係る旅客流動混雑予測装置は、鉄道輸送における旅客の流動の予測を行うシステムである。前記旅客流動混雑予測装置は、データ取得部と経路探索部と列車割当部と割当補正部とを備える。前記データ取得部は、鉄道駅に設置された自動改札機から取得された前記旅客ごとの前記鉄道駅への入場時刻と前記鉄道駅からの出場時刻とを含む改札機通過データのうち、前記旅客が入場した入場駅における入場時刻及び前記旅客が出場した出場駅における出場時刻の少なくともいずれかと、現行列車の出発時刻と到着時刻とを含む現行列車のダイヤデータと、に基づいて経路候補を抽出する。前記列車割当部は、前記改札機通過データ及び前記現行列車のダイヤデータに基づいて割当指数を算出し、前記旅客を前記割当指数に応じて、1人の前記旅客を複数の前記経路候補に割り当てる。前記割当補正部は、複数の前記経路候補に所定の属性を有する列車の前記経路候補が含まれる場合に、前記列車割当部により複数の前記経路候補のそれぞれに割り当てられた割当人数を補正する。
【0008】
本発明の他の局面に係る旅客流動混雑予測方法は、鉄道輸送における旅客の流動の予測を行う方法である。前記旅客流動混雑予測方法では、鉄道駅に設置された自動改札機から取得された前記旅客ごとの前記鉄道駅への入場時刻と前記鉄道駅からの出場時刻とを含む改札機通過データのうち、前記旅客が入場した入場駅における入場時刻及び前記旅客が出場した出場駅における出場時刻の少なくともいずれかと、現行列車の出発時刻と到着時刻とを含む現行列車のダイヤデータと、に基づいて経路候補を抽出することと、前記改札機通過データ及び前記現行列車のダイヤデータに基づいて割当指数を算出し、前記旅客を前記割当指数に応じて、1人の前記旅客を複数の前記経路候補に割り当てることと、複数の前記経路候補に所定の属性を有する列車の前記経路候補が含まれる場合に、前記割当指数に応じて複数の前記経路候補のそれぞれに割り当てられた割当人数を補正することと、を一又は複数のプロセッサーが実行する。
【0009】
本発明の他の局面に係る旅客流動混雑予測プログラムは、鉄道輸送における旅客の流動の予測を行うプログラムである。旅客流動混雑予測プログラムは、鉄道駅に設置された自動改札機から取得された前記旅客ごとの前記鉄道駅への入場時刻と前記鉄道駅からの出場時刻とを含む改札機通過データのうち、前記旅客が入場した入場駅における入場時刻及び前記旅客が出場した出場駅における出場時刻の少なくともいずれかと、現行列車の出発時刻と到着時刻とを含む現行列車のダイヤデータと、に基づいて経路候補を抽出することと、前記改札機通過データ及び前記現行列車のダイヤデータに基づいて割当指数を算出し、前記旅客を前記割当指数に応じて、1人の前記旅客を複数の前記経路候補に割り当てることと、複数の前記経路候補に所定の属性を有する列車の前記経路候補が含まれる場合に、前記割当指数に応じて複数の前記経路候補のそれぞれに割り当てられた割当人数を補正することと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、鉄道輸送における旅客の流動の予測結果の精度を向上させることが可能な旅客流動混雑予測装置、旅客流動混雑予測方法及び旅客流動混雑予測プログラムを提示することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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