TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025128467
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025109
出願日2024-02-22
発明の名称ホーム柵
出願人日本信号株式会社
代理人個人
主分類B61B 1/02 20060101AFI20250827BHJP(鉄道)
要約【課題】ホーム柵の設置時に戸袋又は柵本体内の部品を調整する必要性を低減したホーム柵を提供すること。
【解決手段】ホーム柵100は、第1ホーム柵本体30Aの端部32から側方に進退し、第1当接部材83を先端に有する第1扉体20Aと、第2ホーム柵本体の端部33から側方に進退し、閉状態で第1当接部材83に当接する第2当接部材84を先端に有する第2扉体20Bと、第1扉体20A又は第2扉体20Bの少なくとも一方に設けられて、第1当接部材83及び第2当接部材84の一方又は組合せを、開閉方向D0に垂直な2方向に関して位置調整する調整機構91,92とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1ホーム柵本体の端部から側方に進退し、第1当接部材を先端に有する第1扉体と、
第2ホーム柵本体の端部から側方に進退し、閉状態で前記第1当接部材に当接する第2当接部材を先端に有する第2扉体と、
前記第1扉体又は前記第2扉体の少なくとも一方に設けられて、前記第1当接部材及び前記第2当接部材の一方又は組合せを、開閉方向に垂直な2方向に関して位置調整する調整機構とを備える、
ホーム柵。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記開閉方向に垂直な2方向は、前記第1扉体又は前記第2扉体の扉本体の先端に沿った上下方向と、前記第1扉体又は前記第2扉体の扉本体に垂直な前後方向とである、
請求項1に記載のホーム柵。
【請求項3】
前記調整機構は、
前記第1扉体又は前記第2扉体の扉本体に設けられて前記上下方向に延びるスロットトラックと、
前記第1当接部材又は前記第2当接部材に設けられて前記前後方向に延びる複数の長孔と、
締結前に前記スロットトラックに沿って移動可能であり、前記第1当接部材又は前記第2当接部材を、前記複数の長孔を介して前記第1扉体又は前記第2扉体の扉本体に締結する締結具とを備える、
請求項2に記載のホーム柵。
【請求項4】
前記第1当接部材及び前記第2当接部材の双方に、前記前後方向に延びる複数の長孔が設けられ、
前記第1当接部材及び前記第2当接部材が締結具によって前記複数の長孔を介して前記第1扉体及び前記第2扉体の扉本体に固定される、
請求項3に記載のホーム柵。
【請求項5】
前記第1当接部材及び前記第2当接部材の一方に、前記第1扉体又は前記第2扉体の扉本体の先端に沿った上下方向に延びる凸条が形成され、
前記第1当接部材及び前記第2当接部材の他方に、前記上下方向に延びて前記凸条と嵌合可能な凹溝が形成されている、
請求項1に記載のホーム柵。
【請求項6】
前記凸条は、前記上下方向に垂直な方向に関する断面において円弧状である、
請求項5に記載のホーム柵。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一対の本体端部間に一対の扉体を突出させることによって閉状態とするホーム柵に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
可動ホーム柵として、戸袋と可動扉とを備えるとともに、可動扉の上部に当接する付勢ローラを有する第1支持案内部と、可動扉の下部に当接する荷重支持ローラを有する第2支持案内部とを備え、第2支持案内部が、戸袋に対する固定角度を調整可能にした回転カムでローラ支持部を支持するローラ位置調整カム部を有するものが公知となっている(特許文献1)。
【0003】
別の可動ホーム柵として、固定部に対して進退する扉体を備え、扉体は、その進退軸に平行な揺動軸回りに揺動自在であり、扉体に当接して扉体の揺動を規制する揺動規制片が、取り付け位置を調整する長孔やボルトといった位置調整手段を介して固定部に取り付けられているものが公知となっている(特許文献2)。
【0004】
上記のような可動ホーム柵では、機器内の部品に手を加えて調整を行うことが前提となっており、組立時の調整値に関する制限や、駆動部品への負荷増加のリスクがある。また、設置業者は製品組立について専門外であるため、ドア調整に介入できないケースがあり、メーカから技術者や組立業者を派遣する手間が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-176720号公報
特開2018-187954号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、ホーム柵の設置時に戸袋又は柵本体内の部品を調整する必要性を低減したホーム柵を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係るホーム柵は、第1ホーム柵本体の端部から側方に進退し、第1当接部材を先端に有する第1扉体と、第2ホーム柵本体の端部から側方に進退し、閉状態で第1当接部材に当接する第2当接部材を先端に有する第2扉体と、第1扉体又は第2扉体の少なくとも一方に設けられて、第1当接部材及び第2当接部材の一方又は組合せを、開閉方向に垂直な2方向に関して位置調整する調整機構とを備える。
【0008】
上記ホーム柵によれば、扉体側に設けられた調整機構が第1当接部材及び第2当接部材の一方又は組合せを、開閉方向に垂直な2方向に関して位置調整するので、ホーム柵の設置後における第1扉体と第2扉体との位置合わせが開閉方向に垂直な2方向に関して可能になる。このように、開閉方向に垂直な2方向に位置調整可能である結果として、開閉方向の周りの回転角に関する調整も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態のホーム柵を説明する全体的な概念図である。
(A)は、ホーム柵装置の開放状態を説明する正面図であり、(B)は、ホーム柵装置の閉止状態を説明する正面図である。
(A)は、第2扉体の先端を説明する斜視図であり、(B)は、第1扉体の先端を説明する斜視図である。
(A)は、第1扉体の先端を部分的に拡大した斜視図であり、(B)は、第1扉体の先端を部分的に分解した斜視図である。
(A)は、両扉体を閉状態とした場合における両扉体や両当接部材の配置関係を示す平面図であり、(B)は、両扉体の本体が前後方向に位置ずれしている場合を例示し、(C)は、両扉体が平行でなく角度を成す場合を例示する。
扉体の本体が上下方向に位置ずれしている場合を例示する。
扉体の本体が法線方向の軸周りに回転して面内傾きが生じている場合を例示する。
変形例のホーム柵における扉体を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るホーム柵の全体的な構造について説明する。図1は、ホーム柵100をプラットホームPF側から見た図であり、ホーム柵100のプラットホームPF側の外装パネルを除いた状態を示す。本明細書において、ホーム柵100のプラットホームPF側は、ホーム柵100の裏面側であるとする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本信号株式会社
ホーム柵
1日前
日本信号株式会社
ホーム柵
13日前
日本信号株式会社
光検知システム
1か月前
日本信号株式会社
自動列車運転装置
3日前
日本信号株式会社
列車接近警報装置
1か月前
日本信号株式会社
自動列車運転装置
1か月前
日本信号株式会社
自動列車運転装置
1か月前
日本信号株式会社
ゲート制御システム
14日前
日本信号株式会社
ホームドア制御装置
1か月前
日本信号株式会社
ホーム柵及び駆動機構の調整方法
10日前
日本信号株式会社
ホーム柵
1日前
個人
車両及び走行システム
4か月前
日本信号株式会社
ホーム柵
13日前
日本信号株式会社
検査装置
8か月前
株式会社新陽社
発車標
12か月前
日本信号株式会社
ホーム柵装置
5か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の床構造
9か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の床構造
9か月前
カヤバ株式会社
鉄道車両用制振装置
8か月前
日本車輌製造株式会社
台車組立装置
3か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の床構造
9か月前
保線機器整備株式会社
保線用カート
6か月前
川崎車両株式会社
鉄道車両用パネル
6か月前
日本信号株式会社
列車接近警報装置
1か月前
ナブテスコ株式会社
ホームドア装置
29日前
日本ケーブル株式会社
索道の支索引留め装置
1か月前
日本信号株式会社
ホームドア制御装置
1か月前
日本信号株式会社
ホーム安全システム
5か月前
日本信号株式会社
踏切道監視システム
9か月前
株式会社ダイフク
搬送車
3か月前
日本信号株式会社
物体検知装置
5か月前
前川鉄工株式会社
ロープ駆動装置
10か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
4か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
11か月前
シャープ株式会社
表示装置
10か月前
ヤマハ発動機株式会社
無人搬送車
5か月前
続きを見る