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公開番号
2025112002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024005996
出願日
2024-01-18
発明の名称
索道の支索引留め装置
出願人
日本ケーブル株式会社
代理人
主分類
B61B
12/02 20060101AFI20250724BHJP(鉄道)
要約
【課題】支索の両端を固定した索道において、支索の張力を監視し張力が適正張力の範囲から外れた場合には、張力を適正な張力の範囲内に調整することができる、索道の支索引留め装置を提供することを課題とする。
【解決手段】一の停留場12には支索13を引留める引留めフレーム21を固設し、この引留めフレーム21には支索13の延伸方向に前後して前側フレーム22と後側フレーム23とを備え、支索13の端末にはソケット24を固着し、ソケット24と後側フレーム23との間にロードセル25を挟んで支索13を後側フレーム23に掛止し、前側フレーム22と後側フレーム23との間には、支索13に狭装したクランプ27と、クランプ27の前側フレーム22側に支索13に対してスライド可能に備えたクランプ受金30と、クランプ受金30と前側フレーム22との間で動作する油圧シリンダ29と、を備えた。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
支索に搬器を懸垂し、該搬器をえい索により牽引して停留場間で運行を行う索道において、一の前記停留場には前記支索を引留める引留めフレームを固設し、該引留めフレームには前記支索の延伸方向に前後して前側フレームと後側フレームとを備え、前記支索の端末にはソケットを固着し、該ソケットと前記後側フレームとの間にロードセルを挟んで前記支索を前期後側フレームに掛止し、前記前側フレームと前記後側フレームとの間には、前記支索に狭装したクランプと、該クランプの前記前側フレーム側に前期支索に対してスライド可能に備えたクランプ受金と、該クランプ受金と前記前側フレームとの間で動作する油圧シリンダと、を備えたことを特徴とする索道の支索引留め装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、停留場間に支索を張架してこの支索に沿って転走する搬器を備え、この搬器をえい索で牽引して運行を行う索道の停留場において、支索の張力を保って引留めるための支索引留め装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
索道は、空中に張架した索条に搬器を懸垂し、索条により搬器を牽引して運行を行う輸送設備である。索道には大別して、単線式索道と複線式索道とがあり、 いずれの方式の索道においても一般的には停留場間の線路中に支柱を配置し索条を支持するようにしている。単線式索道は、一条の索条を停留場間に循環させるとともに、この索条に搬器を固着懸垂し、索条を駆動することにより索条とともに搬器が移動するようにした方式である。
【0003】
一方、複線式索道は、静止索である支索を停留場間に張り渡すとともに、動索であるえい索を停留場間で循環させて張り渡し、支索に懸垂した搬器をえい索で牽引して運行する方式であり、線路中においては、立設した支柱に備えた支索サドルにて支索及びえい索を支持する。ただし、線路の設計条件によっては、線路中に支柱ないし支索サドルを設けない設備もある。
【0004】
複線式索道における支索は、高所の停留場に一端を引留めて固定するとともに、低所の停留場では他端部に重錘を連結して吊下し、支索の張力を一定に保持するようにした構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。一方、設備を設置する用地に地形等による制限がある場合や、貨物輸送専用の索道設備である場合には、支索の両端を引留めて固定する設備もある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-234496号公報
特開2018-065558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した支索の両端を固定する索道においては、気温の変化や太陽光の照射などにより支索が伸縮して全体の長さが変化し、支索に作用する張力が適正張力の範囲から外れることが考えられる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、支索の両端を固定した索道において、支索の張力を監視し張力が適正張力の範囲から外れた場合には、張力を適正な張力の範囲内に調整することができる、索道の支索引留め装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、支索に搬器を懸垂し、この搬器をえい索により牽引して停留場間で運行を行う索道において、一の停留場には支索を引留める引留めフレームを固設し、引留めフレームには支索の延伸方向に前後して前側フレームと後側フレームとを備え、支索の端末にはソケットを固着し、ソケットと後側フレームとの間にロードセルを挟んで支索を後側フレームに掛止し、前側フレームと後側フレームとの間には、支索に狭装したクランプと、クランプの前側フレーム側に支索に対してスライド可能に備えたクランプ受金と、クランプ受金と前側フレームとの間で動作する油圧シリンダと、を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、支索引留め装置のロードセルで支索の張力を常時または随時計測することができるので、支索の張力管理を良好に行うことができる。また、線路中の支索の張力が適正な張力範囲から外れた場合には、ロードセルの計測値によりこの状況を認知することができ、張力を適正な張力範囲に戻す作業も油圧シリンダとライナーを用いるだけであるので、調整作業を簡易かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
索道の線路全体の概略を示す側面図
山頂停留場の側面図
山頂停留場の平面図
引留め装置における動作の説明図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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