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公開番号
2024114550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023030428
出願日
2023-02-10
発明の名称
コンテナ輸送システム
出願人
個人
代理人
主分類
B61B
13/00 20060101AFI20240816BHJP(鉄道)
要約
【課題】 コンテナ輸送における、積み下ろしの省力化・貨物列車の停車時間削減・アクセス並びにイグレスの省力化のために、自走式コンテナと、上記の自走式コンテナを誘導して固定する機能を有する鉄道貨物車を用いた、コンテナ輸送システムを提供する。
【解決手段】 本コンテナ輸送システムは、床下に小径車輪(5)と固定装置(9)と底面位置合わせセンサー装置(8)を備えて、側面に側面位置合わせセンサー装置(6)を備えた自走式コンテナ(1)と、床上に固定装置(9)と搭載位置合わせ目標装置(14)を備えて、側面に搭載位置情報送信装置(13)を備えた鉄道貨物車(4)を用いたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
床下に小径車輪(5)と固定装置(9)と底面位置合わせセンサー装置(8)を備えて、側面に側面位置合わせセンサー装置(6)を備えた自走式コンテナ(1)を用いることを特徴とするコンテナ輸送システム。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
床上に固定装置(9)と搭載位置合わせ目標装置(14)を備えて、側面に搭載位置情報送信装置(13)を備えた鉄道貨物車(4)を用いることを特徴とするコンテナ輸送システム。
【請求項3】
上記の自走式コンテナ(1)と鉄道貨物車(4)を用いることを特徴とするコンテナ輸送システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテナ輸送における、積み下ろしの省力化・貨物列車の停車時間削減・アクセス並びにイグレスの省力化のための、コンテナ輸送システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、貨物輸送用コンテナは、荷主のもとからトラックに積まれて貨物駅に到着し、フォークリフト等により貨物列車に積まれて、荷受人の近くの貨物駅でフォークリフト等により貨物列車から降ろされ、トラックに積まれて荷受人のもとに届くものである。
コンテナの代わりにトラックをあたかも自走式コンテナとして用いて、フォークリフト等を用いずにトラックが自力で貨物列車に乗る方法(ピギーバック)も試行された。(非特許文献1)
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
モーダルシフト推進の観点から見た日本の鉄道貨物輸送の機能と役割に関する考察 吉岡泰亮(政策科学2011年10月号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは、つぎのような欠点があった。
(イ)トラックへの積み下ろし・貨物列車への積み下ろしにフォークリフト等を用いるので積み下ろしに人手と時間がかかっていた。このため貨物列車出発時刻の1時間ほど前までには、コンテナは貨物駅に着かなくてはならなかった。途中の停車駅でも荷役のために20分程の停車時間が必要であった。
(ロ)この積み込み前の待ち時間のため、荷主から荷受人までの所要時間が余分にかかることが避けられなかった。また貨物列車の停車駅が多いと、これも所要時間が余分にかかる要因となっていた。そのため停車駅を減らさざるを得ず、鉄道貨物輸送を不便なものにしていた。
(ハ)その他にも、荷役作業員の人手不足・人件費によるコスト上昇の問題もあった。
(ニ)ピギーバック輸送においては、貨物列車のうえにトラックを載せる方式なので、トラックの運転席が場所を取り、そのうえトラックの床面高さが1m近くあり、高さ方向の制約が厳しく、積載効率が悪かった。
(ホ)またトラックが自力で列車から乗り降りするためには、列車の側面からはなく、列車の端部から乗り降りするため、編成の中ほどのトラックを途中の駅で降ろすこともできず、途中の駅での利用ができないなど不便なものであった。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成する本発明のコンテナ輸送システムは、自動運転機能を有する自走式コンテナと、上記の自走式コンテナを搭載する貨物列車に用いられる鉄道貨物車より構成される。
【0006】
上述した目的を達成する本発明のコンテナ輸送システムに用いる上記の自走式コンテナは、小径車輪を備えた走行機構を有する。小径車輪は回転台を介してコンテナの底部に取り付けられるか、あるいは小径車輪自体に走行のほかに横行も可能な機構を備える。
さらに自走式コンテナと鉄道貨物車との位置関係を検出するためのセンサー装置と、自走式コンテナを鉄道貨物車に固定する固定装置を備える。
【0007】
上述した目的を達成する本発明のコンテナ輸送システムに用いる上記の鉄道貨物車は、上記の自走式コンテナのセンサー装置による位置合わせに用いる搭載位置合わせ目標装置と、自走式コンテナの固定装置により結合される固定装置を備える。
本発明は、以上の構成よりなるコンテナ輸送システムである。
【発明の効果】
【0008】
(イ)本発明においては、貨物駅におけるコンテナが貨物列車を待つ時間、貨物列車の停車時間を削減ことができる。
(ロ)そのため、貨物列車の停車駅を増やすことも可能になる。旅客列車に貨車を連結して、旅客の乗降時間の間に荷役することも可能である。
(ハ)荷役の時間が少なくて済むので、貨物列車から別の貨物列車への積み替えも容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態として示すコンテナ輸送システムの全体構成図である。
本発明の実施の形態として示すコンテナ輸送システムに用いる、自走式コンテナの概略図である。
本発明の実施の形態として示すコンテナ輸送システムに用いる、自走式コンテナの底面図である。
本発明の実施の形態として示すコンテナ輸送システムに用いる、鉄道貨物車を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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