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公開番号
2025115489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009963
出願日
2024-01-26
発明の名称
安全監視装置、制御方法およびプログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01V
8/12 20060101AFI20250731BHJP(測定;試験)
要約
【課題】物体の検出見逃しの頻度を低減する。
【解決手段】安全監視装置は、発光素子と、第1受光素子と、発光素子から発せられるレーザ光の少なくとも一部を受けるように配置された第2受光素子と、レーザ光の照射方向を周期的に走査する偏向ユニットと、制御部とを備える。制御部は、第2受光素子の受光量に基づいて、発光素子の発光量が目標量に近づくように発光素子への供給電流を制御する。制御部は、供給電流の制御後に、発光素子がレーザ光を発してから、物体からの反射光を第1受光素子が受けるまでの時間に基づいて、物体までの距離を計測し、物体までの距離とレーザ光の照射方向とに基づいて、予め設定された監視エリア内の物体の有無を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
安全監視装置であって、
発光素子と、
第1受光素子と、
前記発光素子から発せられるレーザ光の少なくとも一部を受けるように配置された第2受光素子と、
前記レーザ光の照射方向を周期的に走査する偏向ユニットと、
制御部とを備え、前記制御部は、
前記第2受光素子の受光量に基づいて、前記発光素子の発光量が目標量に近づくように前記発光素子への供給電流を制御し、
前記供給電流の制御後に、前記発光素子が前記レーザ光を発してから、物体からの反射光を前記第1受光素子が受けるまでの時間に基づいて、前記物体までの距離を計測し、
前記物体までの距離と前記レーザ光の照射方向とに基づいて、予め設定された監視エリア内の前記物体の有無を検出する、安全監視装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
光が透過可能なウィンドウをさらに備え、
前記レーザ光の前記照射方向の走査周期は、前記レーザ光が前記ウィンドウを通過しない第1期間と、前記レーザ光が前記ウィンドウを通過する第2期間とを含み、
前記制御部は、前記第1期間において前記供給電流を制御し、前記第2期間において前記距離を計測する、請求項1に記載の安全監視装置。
【請求項3】
前記第2受光素子は、光電変換によって電荷を生成し、
前記制御部は、前記発光素子が前記レーザ光を発しているときに前記第2受光素子において生成される第1電荷量と、前記発光素子が前記レーザ光を発していないときに前記第2受光素子において生成される第2電荷量との差分に応じて、前記供給電流を決定する、請求項1に記載の安全監視装置。
【請求項4】
前記発光素子は、前記レーザ光が進行する筒状通路を除いて遮光された遮蔽空間に配置され、
前記第2受光素子は、前記遮蔽空間に配置される、請求項1から3のいずれか1項に記載の安全監視装置。
【請求項5】
前記筒状通路は、内壁面上に、内側に突出した環状部を有する、請求項4に記載の安全監視装置。
【請求項6】
前記レーザ光の光路上の固定位置に設けられ、前記レーザ光を反射する反射部材を備え、
前記制御部は、前記発光素子が前記レーザ光を発してから、前記反射部材からの反射光を前記第1受光素子が受けるまでの時間が基準範囲内であるか否かを判定し、
前記反射部材は、前記レーザ光を通過させる切り欠き部を有し、
前記第2受光素子は、前記切り欠き部を通過した前記レーザ光を受けるように配置される、請求項1から3のいずれか1項に記載の安全監視装置。
【請求項7】
発光素子と、第1受光素子と、前記発光素子から発せられたレーザ光の少なくとも一部を受けるように配置された第2受光素子と、前記レーザ光の照射方向を周期的に走査する偏向ユニットとを有する安全監視装置の制御方法であって、
前記第2受光素子の受光量に基づいて、前記発光素子の発光量が目標量に近づくように前記発光素子への供給電流を制御することと、
前記供給電流の制御後に、前記発光素子がレーザ光を発してから、物体からの反射光を前記第1受光素子が受けるまでの時間に基づいて、前記物体までの距離を計測することと、
前記物体までの距離と前記レーザ光の照射方向とに基づいて、予め設定された監視エリア内の前記物体の有無を検出することとを備える、制御方法。
【請求項8】
発光素子と、第1受光素子と、前記発光素子から発せられたレーザ光の少なくとも一部を受けるように配置された第2受光素子と、前記レーザ光の照射方向を周期的に走査する偏向ユニットとを有する安全監視装置のプロセッサに、
前記第2受光素子の受光量に基づいて、前記発光素子の発光量が目標量に近づくように前記発光素子への供給電流を制御することと、
前記供給電流の制御後に、前記発光素子がレーザ光を発してから、物体からの反射光を前記第1受光素子が受けるまでの時間に基づいて、前記物体までの距離を計測することと、
前記物体までの距離と前記レーザ光の照射方向とに基づいて、予め設定された監視エリア内の前記物体の有無を検出することとを実行させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、安全監視装置、制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、生産現場で人が危険な機械や設備に近づいたことを検出する安全監視装置が知られている。例えば、独国実用新案202019100793号(特許文献1)は、発光素子と、受光素子とを備えるレーザスキャナを開示している。このレーザスキャナは、発光素子がレーザ光を発してから、受光素子が物体による反射光を受けるまでの時間(タイムオブフライト)に基づいて、物体までの距離を計測する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
独国実用新案202019100793号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発光素子の発光量は、発光素子の経年劣化等の影響に応じて変化しうる。発光素子の発光量が低下すると、安全監視装置は、物体(人)の検出を見逃しうる。
【0005】
本開示は、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、物体の検出見逃しの頻度を低減可能な安全監視装置、制御方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る安全監視装置は、発光素子と、第1受光素子と、発光素子から発せられるレーザ光の少なくとも一部を受けるように配置された第2受光素子と、レーザ光の照射方向を周期的に走査する偏向ユニットと、制御部とを備える。制御部は、第2受光素子の受光量に基づいて、発光素子の発光量が目標量に近づくように発光素子への供給電流を制御する。制御部は、供給電流の制御後に、発光素子がレーザ光を発してから、物体からの反射光を第1受光素子が受けるまでの時間に基づいて、物体までの距離を計測し、物体までの距離とレーザ光の照射方向とに基づいて、予め設定された監視エリア内の物体の有無を検出する。
【0007】
この開示によれば、物体までの距離を計測する際に外部に照射されるレーザ光の量(強度)が安定する。その結果、レーザ光の量の低下に起因する物体検出の見逃しが回避される。
【0008】
上述の開示において、安全監視装置は、光が透過可能なウィンドウをさらに備える。レーザ光の照射方向の走査周期は、レーザ光がウィンドウを通過しない第1期間と、レーザ光がウィンドウを通過する第2期間とを含む。制御部は、第1期間において供給電流を制御し、第2期間において距離を計測する。
【0009】
この開示によれば、物体までの距離を計測する第2期間とは別の第1期間において、発光素子への供給電流の制御が実行される。そのため、供給電流の制御による、物体までの距離の計測処理の遅延への影響が抑制される。
【0010】
上述の開示において、第2受光素子は、光電変換によって電荷を生成する。制御部は、発光素子がレーザ光を発しているときに第2受光素子において生成される第1電荷量と、発光素子がレーザ光を発していないときに第2受光素子において生成される第2電荷量との差分に応じて、供給電流を決定する。
(【0011】以降は省略されています)
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