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公開番号2025088429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203123
出願日2023-11-30
発明の名称コイル部品
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】基体のうちコイル導体の内周面の高さ方向における端部近傍における磁束の集中を抑制するコイル部品を提供する。
【解決手段】一態様におけるコイル部品1は、基体10と、コイル導体と、を備える。コイル導体は、基体の内部においてコイル軸Axの周りに巻かれている周回部25aを有する。基体は、コイル軸を中心とする径方向において周回部の内側にあるコア部C1と、周回部の一端面を覆う第1低透磁率部12aと、周回部の他端面を覆う第2低透磁率部12bと、を有する。第1低透磁率部は、コア部の軸方向における中心にあるコア中心部C2のコア中心部比透磁率よりも低い第1比透磁率を有する。第2低透磁率部は、コア部のコア中心部比透磁率よりも低い第2比透磁率を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基体と、
前記基体の内部においてコイル軸の周りに巻かれている周回部を有するコイル導体と、
を備え、
前記基体は、前記コイル軸を中心とする径方向において前記周回部の内側にあるコア部と、前記周回部の前記コイル軸に沿う軸方向における一端面を覆っており前記コア部の前記軸方向における中心にあるコア中心部のコア中心部比透磁率よりも低い第1比透磁率を有する第1低透磁率部と、前記一端面と対向する前記周回部の他端面を覆っており前記コア中心部比透磁率よりも低い第2比透磁率を有する第2低透磁率部と、を有する、
コイル部品。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記基体は、複数の金属磁性粒子を含み、
前記複数の金属磁性粒子のうち前記第1低透磁率部に含有される第1金属磁性粒子の平均粒径を示す第1平均粒径及び前記複数の金属磁性粒子のうち前記第2低透磁率部に含有される第2金属磁性粒子の平均粒径を示す第2平均粒径は、前記複数の金属磁性粒子のうち前記コア中心部に含有される第3金属磁性粒子の平均粒径を示す第3平均粒よりも小さい、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記基体の前記軸方向における第1寸法は、前記基体の前記軸方向に直交する方向における第2寸法よりも小さい、
請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記周回部のうち前記一端面に近接する第1端部の内径を表す第1内径及び前記周回部のうち前記他端面に近接する第2端部の内径を表す第2内径は、前記周回部のうち前記軸方向において前記第1端部と前記第2端部との間にある中心部の内径を表す第3内径よりも大きい、
請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記軸方向から見た視点において、前記周回部の一端から他端に向かう方向における、前記周回部の前記一端と前記コイル軸とを結ぶ第1半直線と前記周回部の前記他端と前記コイル軸とを結ぶ第2半直線とが為す第1角度が180°未満である、
請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第1角度が110°未満である、
請求項5に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記周回部の一端と電気的に接続され、前記コイル軸に沿って前記基体の第1面まで延びる第1引出部と、
前記周回部の他端と電気的に接続され、前記コイル軸に沿って前記基体の前記第1面まで延びる第2引出部と、
をさらに備え、
前記第1低透磁率部は、前記基体の前記第1面と前記周回部の前記一端面との間に設けられ、
前記第1比透磁率は、前記第2比透磁率よりも低い、
請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記第1引出導体と電気的に接続される第1外部電極と、
前記第2引出導体と電気的に接続される第2外部電極と、
をさらに備える請求項7に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記基体は、前記軸方向において前記第1低透磁率部に対して前記コア部と反対側に設けられており前記第1比透磁率よりも高い第3比透磁率を有する第1カバー部と、前記軸方向において前記第2低透磁率部に対して前記コア部と反対側に設けられており前記第2比透磁率よりも高い第4比透磁率を有する第2カバー部と、を有する、
請求項1または2に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書において開示される技術は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、磁性材料から成る基体と、当該基体の表面に設けられた外部電極と、当該基体内においてコイル軸の周りに延びるコイル導体と、を備えるコイル部品が知られている。
【0003】
コイル部品の一つの例としてインダクタが挙げられる。インダクタは、電子回路において用いられる受動素子である。インダクタは、例えば、電源ラインや信号ラインにおいてノイズを除去するために用いられる。
【0004】
特開2018-121023号公報には、基体における磁気飽和を抑制して直流重畳特性を改善するために、基体内に磁気ギャップ層が設けられたインダクタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-121023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
電子機器の小型化に伴って、当該電子部品に搭載されるコイル部品の薄型化(低背化)がより一層求められている。
【0007】
本発明者は、コイル部品を低背化すると、基体のうちコイル導体の内周面の高さ方向における端部近傍の領域において磁束の集中が顕著に起こるという問題を発見した。基体の一部に磁束が集中すると、その磁束が集中する部位において磁気損失が大きくなるという問題がある。
【0008】
本明細書において開示される発明の目的の一つは、基体のうちコイル導体の内周面の高さ方向における端部近傍における磁束の集中を抑制できるコイル部品を提供することである。
【0009】
本明細書において開示される発明の前記以外の目的は、明細書全体の記載を通じて明らかにされる。特許請求の範囲に記載される発明は、「発明を解決しようとする課題」から把握される課題以外の課題を解決するものであってもよい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態におけるコイル部品は、基体と、コイル導体と、を備える。コイル導体は、基体の内部においてコイル軸の周りに巻かれている周回部を有する。基体は、コイル軸を中心とする径方向において周回部の内側にあるコア部と、周回部の一端面を覆う第1低透磁率部と、周回部の他端面を覆う第2低透磁率部と、を有する。コア部は、軸方向における中心に、コア中心部を有する。第1低透磁率部は、コア中心部のコア中心部比透磁率よりも低い第1比透磁率を有する。第2低透磁率部は、コア中心部のコア中心部比透磁率よりも低い第2比透磁率を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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