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公開番号2025094681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210386
出願日2023-12-13
発明の名称電極及び電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 4/13 20100101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】活物質層に対する電解液含侵性をさらに高める電極及び電池を提供する。
【解決手段】本開示に係る電極100は、集電体200と、集電体200上に設けられる活物質層300と、を備え、活物質層300は、目付が20mg/cm²より大きく、かつ、塗工面積が600cm²以上であり、活物質の密度が高い高密度部310が中央に設けられると共に中央から縁に向かって活物質の密度が低くなる傾斜部320が周縁に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
集電体と、前記集電体上に設けられる活物質層と、を備える電極であって、
前記活物質層は、
目付が２０ｍｇ／ｃｍ
２
より大きく、かつ、塗工面積が６００ｃｍ
２
以上であり、
活物質の密度が高い高密度部が中央に設けられると共に中央から縁に向かって活物質の密度が低くなる傾斜部が周縁に設けられる、
電極。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記活物質層は、前記活物質層の一部において前記活物質層の一辺から対向する辺までを連通する少なくとも１つの連通部を有し、
前記連通部は、活物質の密度が低い低密度部、バインダの密度が低い低バインダ部、又は活物質が所定の方向に配向された配向部のいずれかである、
請求項１に記載の電極。
【請求項３】
前記集電体は負極集電体であり、前記活物質層は負極活物質層である、
請求項１に記載の電極。
【請求項４】
請求項１～３のいずれかに記載の電極を有する電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電極及び電池に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
集電体表面に活物質層を設けた電極を有する電池において活物質層に対する電解液含侵性を高めることが求められている。
例えば特許文献１には、活物質層に対する電解液含侵性を高めるために、活物質層の周縁において活物質の密度を低くする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１６９３９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
発明者らは、電極及び電池に関し、以下の課題を見出した。
活物質層の厚みや塗工面積が大きい場合、活物質層の厚みや塗工面積が小さい場合よりも活物質層の中央まで電解液を十分に含侵させることが難しい。そのため、活物質層に対する電解液含侵性を高めるための技術には、改善の余地があった。
【０００５】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、活物質層に対する電解液含侵性をさらに高める電極及び電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するための一態様は、集電体と、前記集電体上に設けられる活物質層と、を備える電極であって、前記活物質層は、目付が２０ｍｇ／ｃｍ
２
より大きく、かつ、塗工面積が６００ｃｍ
２
以上であり、活物質の密度が高い高密度部が中央に設けられると共に中央から縁に向かって活物質の密度が低くなる傾斜部が周縁に設けられる。
【０００７】
上記目的を達成するための一態様は、電池であって、上述の電極を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、活物質層に対する電解液含侵性をさらに高める電極及び電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態１に係る電極の模式図である。
実施形態２に係る電極の模式図である。
塗工装置の模式図である。
各サンプルの活物質密度を示すグラフである。
各サンプルの負極保液率を示すグラフである。
各サンプルのＬｉ析出面積比率を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。また、理解の容易のため、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右等の方向には、実施の形態の効果を損なわない程度のズレが許容される。平行、直角、直交、水平、垂直には、略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直が含まれてもよい。また、本明細書において、「略」とは、人が見て同じ形状、同じ寸法を有するとみなされる状態をいう。
（【００１１】以降は省略されています）

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