TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025101325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218093
出願日2023-12-25
発明の名称操作装置
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 13/00 20060101AFI20250630BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】静電容量式の操作装置における構成の複雑化及びコストの増加を抑制する。
【解決手段】本開示の操作装置は、基板10から離間して配置された、利用者により押圧操作される操作部20と、基板と操作部との間に、基板と操作部とに当接して配置されると共に、基板から離間して形成された離間部位を有し、操作部が押圧操作されることにより離間部位が基板側に向かって移動するよう変形する第一弾性部材30と、第一弾性部材の離間部位の基板に対する対向面に、操作部が押圧操作され離間部位が基板側に向かって移動することにより基板に当接して変形する導電性の第二弾性部材40と、基板に設けられ第二弾性部材に対する静電容量を生じさせる電極11と、電極に生じる静電容量を検出し、静電容量の検出値に応じた操作を受け付ける検出部50と、を備える。
【選択図】図2



特許請求の範囲【請求項1】
基板から離間して配置された、利用者により押圧操作される操作部と、
前記基板と前記操作部との間に、前記基板と前記操作部とに当接して配置されると共に、前記基板から離間して形成された離間部位を有し、前記操作部が押圧操作されることにより前記離間部位が前記基板側に向かって移動するよう変形する第一弾性部材と、
前記第一弾性部材の前記離間部位の前記基板に対する対向面に、前記操作部が押圧操作され前記離間部位が前記基板側に向かって移動することにより前記基板に当接して変形する導電性の第二弾性部材と、
前記基板に設けられ、前記第二弾性部材に対する静電容量を生じさせる電極と、
前記電極に生じる前記静電容量を検出し、当該静電容量の検出値に応じた操作を受け付ける検出部と、
を備えた操作装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の操作装置であって、
前記第二弾性部材は、前記操作部が押圧操作されることにより前記第一弾性部材の前記離間部位が前記基板側に移動して当該基板に当接し、その後さらに前記操作部が押圧操作されることにより前記離間部位がさらに前記基板側に移動して変形するよう構成されている、
操作装置。
【請求項3】
請求項2に記載の操作装置であって、
前記第二弾性部材は、金属製の板バネにて構成されており、前記基板に当接した状態で前記操作部が押圧操作されることにより前記板バネが変形するよう構成されている、
操作装置。
【請求項4】
請求項3に記載の操作装置であって、
前記第二弾性部材は、前記基板側に向かって開口するドーム型に形成されている、
操作装置。
【請求項5】
請求項2に記載の操作装置であって、
前記検出部は、前記静電容量の検出値に応じて少なくとも2つの操作を受け付ける、
操作装置。
【請求項6】
請求項2に記載の操作装置であって、
前記検出部は、前記静電容量の検出値が予め設定された閾値を超えるか否かに応じて、異なる2つの操作を受け付ける、
操作装置。
【請求項7】
請求項2に記載の操作装置であって、
前記検出部は、前記操作部に対して前記利用者が近接又は接触しており前記第二弾性部材が前記基板に対して当接していない状態における前記静電容量と、前記第二弾性部材が前記基板に対して当接した状態における前記静電容量と、前記第二弾性部材が前記基板に対して当接してさらに変形した状態における前記静電容量と、をそれぞれ区別して検出し、区別して検出したそれぞれの検出値に応じてそれぞれ異なる操作を受け付ける、
操作装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、静電容量式の操作装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両内に搭載される操作装置として、特許文献1に記載のような静電容量式の入力装置がある。特許文献1に記載の入力装置は、基板上に形成された保護パネルの開口に操作ボタンのキートップが露出するよう配置されており、保護パネルとキートップとの間に配置された第二の電極と、操作ボタンの内部側に基板上に配置された第一の電極と、を備えて構成されている。これにより、特許文献1に記載の入力装置は、まず操作ボタンのキートップが指で押圧された途中操作状態を第二の電極の静電容量にて検出し、キートップが指で完全に押圧された最終操作状態を第一の電極の静電容量にて検出している。このように、特許文献1の入力装置では、指による2段階の押圧操作をそれぞれ検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7125922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1の入力装置では、第一の電極及び第二の電極といったそれぞれ異なる複数の電極を備える必要がある。すると、備品点数が増加し、構成の複雑化やコストの増加という問題が生じる。
【0005】
このため、本開示の目的は、静電容量式の操作装置における構成の複雑化及びコストの増加ということを解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態である操作装置は、
基板から離間して配置された、利用者により押圧操作される操作部と、
前記基板と前記操作部との間に、前記基板と前記操作部とに当接して配置されると共に、前記基板から離間して形成された離間部位を有し、前記操作部が押圧操作されることにより前記離間部位が前記基板側に向かって移動するよう変形する第一弾性部材と、
前記第一弾性部材の前記離間部位の前記基板に対する対向面に、前記操作部が押圧操作され前記離間部位が前記基板側に向かって移動することにより前記基板に当接して変形する導電性の第二弾性部材と、
前記基板に設けられ、前記第二弾性部材に対する静電容量を生じさせる電極と、
前記電極に生じる前記静電容量を検出し、当該静電容量の検出値に応じた操作を受け付ける検出部と、
を備えた、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、以上のように構成されることにより、静電容量式の操作装置における構成の簡素化及びコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示における操作装置の外観を示す図である。
本開示における操作装置の断面図及び動作の様子を示す図である。
本開示における操作装置に生じうる静電容量の様子を示す図である。
本開示における操作装置に生じうる静電容量及び操作装置に対する荷重の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態1>
本開示の第1の実施形態を、図1乃至図4を参照して説明する。
【0010】
本実施形態における操作装置1は、図1に示すように、車両である自動車のインストルメントパネルなどの所定のパネルPに設けられる押しボタン式の操作装置1である。なお、図1は、パネルPの一部のみを図示している。そして、特に、本実施形態における操作装置1は、静電容量式の操作装置であり、後述するように、利用者が指により操作装置の操作部であるキートップ20に近接や接触したり押圧するなどの操作状態により生じうる静電容量が変化するよう構成されており、かかる静電容量の変化に応じて異なる操作を受け付ける、というものである。なお、操作装置は、車両内のいかなる場所に設置されていてもよく、車両に限らずいかなる装置や設備に設置されるものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東洋電装株式会社
操作装置
1日前
東洋電装株式会社
操作装置
1日前
東洋電装株式会社
操作装置
3日前
東洋電装株式会社
ステアリング装置
29日前
APB株式会社
二次電池
28日前
日東精工株式会社
端子部品
22日前
株式会社ExH
電流開閉装置
2日前
レナタ・アーゲー
電池
17日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
今日
個人
鉄心用材料とその製造方法
7日前
株式会社クオルテック
空気電池
14日前
株式会社メルビル
ステージ
9日前
エイブリック株式会社
半導体装置
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
オムロン株式会社
電磁継電器
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
23日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
16日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
21日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
三洲電線株式会社
撚線
21日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
今日
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
1日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
16日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
2日前
住友電装株式会社
端子台
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
2日前
ローム株式会社
チップ部品
2日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
3日前
東洋電装株式会社
操作装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
22日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
23日前
続きを見る