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公開番号2025093773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209633
出願日2023-12-12
発明の名称移動用変圧器
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類H01F 27/00 20060101AFI20250617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】周囲環境や作業内容などによらず、ブッシングからのケーブルの取り回しなどを容易に行うことが可能な移動用変圧器を提供する。
【解決手段】複数のブッシング21、22を有する変圧器本体2と、車両に載置される平盤状のベース3と、ベース3に配設され、ベース3の平面に略垂直な軸心周りに回転自在で、変圧器本体2が載置される回転テーブル4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数のブッシングを有する変圧器本体と、
車両に載置される平盤状のベースと、
前記ベースに配設され、前記ベースの平面に略垂直な軸心周りに回転自在で、前記変圧器本体が載置される回転テーブルと、
を備えることを特徴とする移動用変圧器。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
前記回転テーブルが前記ベースの平面に略垂直な方向に進退動自在で、前記回転テーブルが退動した状態で前記回転テーブルの上面と前記ベースの上面とが略面一になる、
ことを特徴とする請求項１に記載の移動用変圧器。
【請求項３】
前記変圧器本体および前記ベースに、前記変圧器本体を固定するための固定手段が複数設けられている、
ことを特徴とする請求項１または２のいずれか１項に記載の移動用変圧器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両で移動されて使用される移動用変圧器に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来の移動用変圧器は、例えば、変圧器本体が四つ足の付いた設置台の上に載置され、その状態でトラックに積載されて現地まで輸送される。そして、変圧器本体が設置台に載置されたままの状態でトラックから降ろされ、現地に設置されて使用される。
【０００３】
また、現地で運転するまでの作業を容易にすることができる、という移動用変電装置が知られている（例えば、特許文献１参照。）。この装置は、１台のトラックの荷台上に、開閉器ユニットと、変圧器ユニットと、キュービクルユニットとを搭載し、これらを予め接続しておき、現地では、送電線と負荷とに接続するだけでよいように構成されたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平９－６５５２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記のような従来の移動用変圧器では、変圧器本体が設置台に載置・固定されたままの状態で使用されるため、現地の周囲環境や作業内容などによっては、変圧器本体のブッシングからのケーブルの取り回しや接続作業などが困難な場合があった。このような状況や困難性は、特許文献１に記載の装置でも同様である。
【０００６】
そこで本発明は、周囲環境や作業内容などによらず、ブッシングからのケーブルの取り回しなどを容易に行うことが可能な移動用変圧器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、請求項１の発明は、複数のブッシングを有する変圧器本体と、車両に載置される平盤状のベースと、前記ベースに配設され、前記ベースの平面に略垂直な軸心周りに回転自在で、前記変圧器本体が載置される回転テーブルと、を備えることを特徴とする移動用変圧器である。
【０００８】
請求項２の発明は、請求項１に記載の移動用変圧器において、前記回転テーブルが前記ベースの平面に略垂直な方向に進退動自在で、前記回転テーブルが退動した状態で前記回転テーブルの上面と前記ベースの上面とが略面一になる、ことを特徴とする。
【０００９】
請求項３の発明は、請求項１または２に記載の移動用変圧器において、前記変圧器本体および前記ベースに、前記変圧器本体を固定するための固定手段が複数設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
請求項１に記載の発明によれば、ベースが車両に載置され、ベースの回転テーブルに変圧器本体が載置された状態で、移動用変圧器が現地まで輸送される。そして、周囲環境や作業内容などに応じて回転テーブルつまり変圧器本体を回転させることで、ブッシングが所望の方向に位置する。このため、周囲環境や作業内容などによらず、ブッシングからのケーブルの取り回しや接続作業などを容易に行うことが可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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