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公開番号2025121441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016800
出願日2024-02-07
発明の名称ポート検出器、ポート異常検出システム、ポート検出器の製造方法及びポート異常検出方法
出願人中国電力株式会社,中部電力株式会社,川崎重工業株式会社,通研電気工業株式会社,株式会社中電シーティーアイ,北海道電力株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 21/55 20130101AFI20250813BHJP(計算;計数)
要約【課題】未使用状態のポートの異常を検出することが可能なポート検出器、ポート異常検出システム及びポート異常検出方法を提供する。
【解決手段】ポート異常検出システム1に含まれるポート検出器20は、対象機器10の対象ポート11の形状に対応した形状を有する筐体21と、筐体21が対象ポート11の奥まで挿入されたときに第1状態になる検知部と、検知部が第1状態の反転状態になったときに、対象ポート11から引き抜かれたことを示す異常信号を出力する、又は、対象ポート11に挿入されていることを示す正常信号の出力を停止する出力部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
対象機器の対象ポートの形状に対応した形状を有する筐体と、
前記筐体が前記対象ポートの奥まで挿入されたときに第１状態になる検知部と、
前記検知部が前記第１状態の反転状態になったときに、前記対象ポートから引き抜かれたことを示す異常信号を出力する、又は、前記対象ポートに挿入されていることを示す正常信号の出力を停止する出力部と、を備える、
ポート検出器。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記検知部は、プッシュスイッチであり、
前記プッシュスイッチは、前記筐体が前記対象ポートの奥まで挿入されたときに前記第１状態である導通状態になり、前記筐体が引き抜かれたときに前記反転状態である開放状態になる、
請求項１に記載のポート検出器。
【請求項３】
前記プッシュスイッチは、挿入方向における前記筐体の先端に設けられる、
請求項２に記載のポート検出器。
【請求項４】
前記対象ポートが給電端子を有し、
前記検知部は、前記筐体が前記対象ポートの奥まで挿入されたときに、前記対象機器の前記給電端子から電圧が供給された状態である前記第１状態になり、前記筐体が前記対象ポートから引き抜かれたときに、前記給電端子からの電圧の供給が停止された状態である前記反転状態になる、
請求項１に記載のポート検出器。
【請求項５】
前記出力部は、前記筐体が前記対象ポートの奥まで挿入されたときに、前記対象機器から供給された電圧を電源とする無線通信により、前記対象ポートに挿入されていることを示す前記正常信号を出力する、
請求項４に記載のポート検出器。
【請求項６】
前記出力部は、出力先の検出用端末と共有する共通鍵を用いて、暗号化された前記無線通信を行う、
請求項５に記載のポート検出器。
【請求項７】
請求項１から請求項６のいずれか１項に記載のポート検出器と、
前記ポート検出器の前記出力部から出力される前記異常信号又は前記正常信号に基づいて生成した、前記対象ポートの状態及び前記対象ポートの識別情報を示すポート情報を外部機器に送信する検出用端末と、
前記検出用端末から受信した前記ポート情報に基づいて、前記対象ポートの監視をする外部機器と、を備える、
ポート異常検出システム。
【請求項８】
請求項１から請求項６のいずれか１項に記載のポート検出器の製造方法であって、
前記筐体は３Ｄプリンタによって製造される、
ポート検出器の製造方法。
【請求項９】
対象機器の対象ポートの形状に対応した形状を有する筐体が、前記対象ポートの奥まで挿入されたときに第１状態を検知する検知ステップと、
前記検知ステップで前記第１状態の反転状態を検知したときに、前記対象ポートから引き抜かれたことを示す異常信号を出力する、又は、前記対象ポートに挿入されていることを示す正常信号を停止する出力ステップと、を有する、
ポート異常検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ポート検出器、ポート異常検出システム、ポート検出器の製造方法及びポート異常検出方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
情報機器へのサイバー攻撃対策の１つとして、情報機器の通信ポートへの不正な接続を防ぐことが挙げられる。特許文献１に記載の分析結果情報出力方法は、推奨セキュリティ対策の分析結果及び対策の根拠を提示するものであり、推奨セキュリティ対策の一例として、不正装置接続に対して、未使用状態のポートをロックする対策を提示している。
【０００３】
また、ネットワーク機器の未使用状態のポートへの物理的なアクセスを防ぐために、ポート閉塞器具を取り付ける対策もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－５７２２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１には、未使用状態のポートをロックする対策は提示されているものの、未使用状態のポートへの不正接続を検出する手段が開示されていない。また、未使用状態のポートに取り付けられるポート閉塞器具は、市場で入手できる鍵や汎用的な工具により取り外すことができるため、ポートへの不正アクセスを確実に防御することは困難である。
【０００６】
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、未使用状態のポートの異常を検出することが可能なポート検出器、ポート異常検出システム、ポート検出器の製造方法及びポート異常検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るポート検出器は、
対象機器の対象ポートの形状に対応した形状を有する筐体と、
前記筐体が前記対象ポートの奥まで挿入されたときに第１状態になる検知部と、
前記検知部が前記第１状態の反転状態になったときに、前記対象ポートから引き抜かれたことを示す異常信号を出力する、又は、前記対象ポートに挿入されていることを示す正常信号の出力を停止する出力部と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、未使用状態のポートの異常を検出することが可能なポート検出器、ポート異常検出システム、ポート検出器の製造方法及びポート異常検出方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施の形態１に係るポート異常検出システムの構成を示す概略図である。
本発明の実施の形態１に係るポート検出器の回路図であり、（ａ）は、対象ポートへの挿入時の状態を示す図であり、（ｂ）は、対象ポートから引き抜かれたときの状態を示す図である。
本発明の実施の形態１に係る検出用端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態１に係る検出用端末の機能構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態１に係るポート異常判定処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態２に係るポート異常検出システムの構成を示す概略図である。
本発明の実施の形態２に係るポート検出器の回路図であり、（ａ）は、対象ポートへの挿入時の状態を示す図であり、（ｂ）は、対象ポートから引き抜かれたときの状態を示す図である。
本発明の実施の形態３に係るポート異常検出システムの構成を示す概略図である。
本発明の実施の形態３に係るポート検出器の回路図であり、（ａ）は、対象ポートへの挿入時の状態を示す図であり、（ｂ）は、対象ポートから引き抜かれたときの状態を示す図である。
本発明の実施の形態３に係るポート異常判定処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態に係るポート検出器、ポート異常検出システム、ポート検出器の製造方法及びポート異常検出方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面では、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
（【００１１】以降は省略されています）

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