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公開番号2025096986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213025
出願日2023-12-18
発明の名称電子部品、フィルタ、及びマルチプレクサ
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01L 23/02 20060101AFI20250623BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】封止部への亀裂の発生が抑制された電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品は、支持基板10と、支持基板10上に設けられた素子と、支持基板10とで素子が露出する空隙を挟んで支持基板10上に設けられたリッド30と、支持基板10とリッド30との間に位置し、支持基板10を素子側から見たとき素子の周囲に設けられた環状構造であり、支持基板10とリッド30の間隔Dの1/2以上の厚さを有する金属層42と、金属層42と支持基板10との間に位置し、導電率が金属層42より低く、金属層42より薄く、かつ金属層42よりヤング率が大きい金属層41とを備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とで前記素子が露出する空隙を挟んで前記基板上に設けられたリッドと、
前記基板と前記リッドとの間に位置し、前記基板を前記素子側から見たとき前記素子の周囲に設けられた環状構造であり、前記基板と前記リッドの間隔の1/2以上の厚さを有する第1金属層と、
前記第1金属層と前記基板との間に位置し、導電率が前記第1金属層より低く、前記第1金属層より薄く、かつ前記第1金属層よりヤング率が大きい第2金属層と、を備える電子部品。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記第2金属層の線膨張係数は、前記基板の線膨張係数より大きくかつ前記第1金属層の線膨張係数より小さい、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第2金属層の厚さは、前記第1金属層の厚さの1/200以上且つ1/10以下である、請求項2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記基板と前記第2金属層との間に位置し、前記第1金属層との間の線膨張係数の差が前記第1金属層と前記第2金属層の線膨張係数の差より大きい第3金属層をさらに備える、請求項1または2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記基板はシリコン又はサファイアであり、
前記第1金属層は銅であり、
前記第2金属層はニッケルであり、
前記第3金属層はチタンである、請求項4に記載の電子部品。
【請求項6】
前記第1金属層と前記リッドとの間に位置するはんだ層と、前記第1金属層と前記はんだ層との間に位置し、前記第1金属層と前記はんだ層との間の拡散を抑制するバリア層と、をさらに備える、請求項1または2に記載の電子部品。
【請求項7】
前記素子は弾性波素子である、請求項1または2に記載の電子部品。
【請求項8】
請求項7に記載の電子部品を含むフィルタ。
【請求項9】
請求項8に記載のフィルタを含むマルチプレクサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品、フィルタ、及びマルチプレクサに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
基板上に素子が設けられ、素子を囲むように枠体が設けられ、枠体上にリッドを設けることで、素子を空隙内に封止する電子部品が知られている(例えば特許文献1、2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-317568号公報
特開2006-185966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
素子を囲む枠体が複数の金属層により形成されることがある。この場合に、熱応力によって金属層間に亀裂が生じることがある。亀裂が生じると、封止性の劣化に繋がる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、亀裂の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基板と、前記基板上に設けられた素子と、前記基板とで前記素子が露出する空隙を挟んで前記基板上に設けられたリッドと、前記基板と前記リッドとの間に位置し、前記基板を前記素子側から見たとき前記素子の周囲に設けられた環状構造であり、前記基板と前記リッドの間隔の1/2以上の厚さを有する第1金属層と、前記第1金属層と前記基板との間に位置し、導電率が前記第1金属層より低く、前記第1金属層より薄く、かつ前記第1金属層よりヤング率が大きい第2金属層と、を備える電子部品である。
【0007】
上記構成において、前記第2金属層の線膨張係数は、前記基板の線膨張係数より大きくかつ前記第1金属層の線膨張係数より小さい構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記第2金属層の厚さは、前記第1金属層の厚さの1/200以上且つ1/10以下である構成とすることができる。
【0009】
上記構成において、前記基板と前記第2金属層との間に位置し、前記第1金属層との間の線膨張係数の差が前記第1金属層と前記第2金属層の線膨張係数の差より大きい第3金属層をさらに備える構成とすることができる。
【0010】
上記構成において、前記基板はシリコン又はサファイアであり、前記第1金属層は銅であり、前記第2金属層はニッケルであり、前記第3金属層はチタンである構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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