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公開番号
2025110767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004800
出願日
2024-01-16
発明の名称
積層セラミック電子部品及びその製造方法
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
個人
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 信頼性を向上することができる積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 積層セラミック電子部品は、複数の第1誘電体層と、複数の第2誘電体層と、複数の内部電極層とが積層された略直方体形状の積層体を有し、前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層は、互いに異なる平均厚みを有し、前記内部電極層を介して交互に積層されていることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の第1誘電体層と、複数の第2誘電体層と、複数の内部電極層とが積層された略直方体形状の積層体を有し、
前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層は、互いに異なる平均厚みを有し、前記内部電極層を介して交互に積層されていることを特徴とする積層セラミック電子部品。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1誘電体層の平均厚みは、前記第2誘電体層の平均厚みの1.05~2.0倍であることを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項3】
前記第1誘電体層の平均厚みは、0.4~0.8μmであり、
前記第2誘電体層の平均厚みは、0.3~0.7μmであることを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項4】
前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層のうち、平均厚みが大きい方の誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、平均厚みが小さい方の誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項5】
前記第1誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、前記第2誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径の1.15~2.0倍であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項6】
前記第1誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、80~350nmであり、
前記第2誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、70~300nmであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項7】
複数の前記内部電極層は、前記積層体の積層方向に対する略直交方向に向いた一対の端面に、前記積層方向において交互に引き出され、
前記積層体は、前記略直交方向において、前記一対の端面の一方に引き出された前記内部電極層と、前記一対の端面の他方側で隣接するエンドマージン部を有し、
前記エンドマージン部に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、75~330nmであることを特徴とする請求項6に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項8】
前記積層体には、さらに前記第1誘電体層の平均厚み、及び前記第2誘電体層の平均厚みとは異なる平均厚みを有する複数の第3誘電体層が積層され、
前記第3誘電体層は、前記内部電極層を介して前記第1誘電体及び前記第2誘電体層の間に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項9】
セラミックスラリーを基材上に塗布することにより第1グリーンシートを形成する工程と、
前記第1グリーンシート上に第1内部電極パターンを形成する工程と、
セラミックスラリーを、前記第1グリーンシートとは異なる平均厚みとなるように前記第1グリーンシート及び前記第1内部電極パターン上に塗布することにより第2グリーンシートを形成する工程と、
前記第2グリーンシート上に第2内部電極パターンを形成する工程と、
前記第1グリーンシート及び前記第2グリーンシートを前記基材から剥離する工程と、
複数組の前記第1グリーンシート及び前記第2グリーンシートを積層して圧着する工程と、
圧着された複数組の前記第1グリーンシート及び前記第2グリーンシートを積層方向に沿って複数個の積層体に分断する工程と、
前記積層体を焼成する工程とを含むことを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
【請求項10】
前記第1グリーンシート及び前記第2グリーンシートのうち、平均厚みが大きい方のグリーンシートの形成に用いられるセラミックスラリーに含有されるセラミック粉末の平均粒径は、平均厚みが小さい方のグリーンシートの形成に用いられるセラミックスラリーに含有されるセラミック粉末の平均粒径より大きいことを特徴とする請求項9に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミック電子部品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品に対する高容量化の要求に応じ、その積層数が増加するようにセラミック素体中の内部電極間の誘電体層の薄層化が進んでいる(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-9290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、誘電体層を薄く形成する場合、例えば基材のPET(Polyethylene Terephthalate)フィルムからグリーンシートを損傷せずに剥離することが難しいだけでなく、焼成時に複数の誘電体層が急激に収縮することにより、誘電体層及び内部電極の積層領域の周囲に隣接する誘電体のマージン領域との収縮量の差が増加してセラミック素体にクラックが生じやすい。このため、積層セラミックコンデンサの信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、信頼性を向上することができる積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の積層セラミック電子部品は、複数の第1誘電体層と、複数の第2誘電体層と、複数の内部電極層とが積層された略直方体形状の積層体を有し、前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層は、互いに異なる平均厚みを有し、前記内部電極層を介して交互に積層されていることを特徴とする。
【0007】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1誘電体層の平均厚みは、前記第2誘電体層の平均厚みの1.05~2.0倍であってもよい。
【0008】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1誘電体層の平均厚みは、0.4~0.8μmであり、前記第2誘電体層の平均厚みは、0.3~0.7μmであってもよい。
【0009】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層のうち、平均厚みが大きい方の誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、平均厚みが小さい方の誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径より大きくてもよい。
【0010】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径は、前記第2誘電体層に含まれるセラミック粒子の平均粒径の1.15~2.0倍であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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