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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025139064
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037795
出願日
2024-03-12
発明の名称
感応膜用組成物、感応膜、におい検出素子、および、においセンサー
出願人
住友ベークライト株式会社
,
太陽誘電株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
45/00 20060101AFI20250918BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】検出可能なにおい成分の種類が多い感応膜を得ることが可能な感応膜用組成物を提供する。
【解決手段】におい検出素子の感応膜に用いることが可能な感応膜用組成物であって、環状オレフィン系樹脂(A)を含み、環状オレフィン系樹脂(A)は、式(1)で示される構造単位と、式(2)で示される構造単位と、を含む、感応膜用組成物。
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(式中、R
11
はヒドロキシ基を含む基を示し、R
21
は炭素原子数1以上10以下のアルキル基、および炭素原子数1以上10以下のアルキル基の1以上の水素原子がフッ素原子に置換された基からなる群から選択されるいずれかを示す。)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
におい検出素子の感応膜に用いることが可能な感応膜用組成物であって、
環状オレフィン系樹脂(A)を含み、
前記環状オレフィン系樹脂(A)は、下記式(1)で示される構造単位と、下記式(2)で示される構造単位と、を含む、感応膜用組成物。
TIFF
2025139064000010.tif
28
153
(前記式(1)中、R
11
はヒドロキシ基を含む基を示す)
TIFF
2025139064000011.tif
28
153
(前記式(2)中、R
21
は炭素原子数1以上10以下のアルキル基、および、炭素原子数1以上10以下のアルキル基の1以上の水素原子がフッ素原子に置換された基からなる群から選択されるいずれかを示す)
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記環状オレフィン系樹脂(A)中の前記式(1)で示される構造単位の含有量は、前記環状オレフィン系樹脂(A)中の全ての構造単位の合計を100モル%としたとき、10モル%以上90モル%以下である、請求項1に記載の感応膜用組成物。
【請求項3】
前記環状オレフィン系樹脂(A)中の前記式(2)で示される構造単位の含有量は、前記環状オレフィン系樹脂(A)中の全ての構造単位の合計を100モル%としたとき、10モル%以上90モル%以下である、請求項1または2に記載の感応膜用組成物。
【請求項4】
前記式(1)で示される構造単位は下記式(1-a)で示される構造単位を含む、請求項1または2に記載の感応膜用組成物。
TIFF
2025139064000012.tif
38
153
【請求項5】
前記式(2)中、R
21
がブチル基およびブチル基の水素原子の全てがフッ素原子に置換された基からなる群から選択されるいずれかである、請求項1または2に記載の感応膜用組成物。
【請求項6】
前記感応膜用組成物中の前記環状オレフィン系樹脂(A)の含有量は、前記感応膜用組成物中の不揮発成分の合計を100質量%としたとき、50質量%以上である、請求項1または2に記載の感応膜用組成物。
【請求項7】
前記環状オレフィン系樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)が5,000以上1,000,000以下である、請求項1または2に記載の感応膜用組成物。
【請求項8】
前記感応膜用組成物の5%質量減少温度が280℃以上である、請求項1または2に記載の感応膜用組成物。
【請求項9】
におい検出素子の感応膜であって、請求項1または2に記載の感応膜用組成物を含む、感応膜。
【請求項10】
厚みが10nm以上1000nm以下である、請求項9に記載の感応膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感応膜用組成物、感応膜、におい検出素子、および、においセンサーに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
におい検出素子は、におい物質を吸着させるための感応膜を備える。
におい検出素子の感応膜に関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、感応膜とトランスデューサからなるガス検出装置において、感応膜として使用する有機高分子膜が2つ以上の異なる単量体からなる共重合体を主成分とすることを特徴とするガス検出装置が記載されている。
特許文献1には、感応膜へのガス分子の吸着現象を利用してガスの検出を行うガス検出装置の感応膜において、高感度で応答速度の速い感応膜を提供すると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-013055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、検出可能なにおい成分の種類が多い感応膜を得ることが可能な感応膜用組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示す感応膜用組成物、感応膜、におい検出素子、および、においセンサーが提供される。
【0007】
[1]
におい検出素子の感応膜に用いることが可能な感応膜用組成物であって、
環状オレフィン系樹脂(A)を含み、
前記環状オレフィン系樹脂(A)は、下記式(1)で示される構造単位と、下記式(2)で示される構造単位と、を含む、感応膜用組成物。
TIFF
2025139064000002.tif
28
153
(前記式(1)中、R
11
はヒドロキシ基を含む基を示す)
TIFF
2025139064000003.tif
28
153
(前記式(2)中、R
21
は炭素原子数1以上10以下のアルキル基、および、炭素原子数1以上10以下のアルキル基の1以上の水素原子がフッ素原子に置換された基からなる群から選択されるいずれかを示す)
[2]
前記環状オレフィン系樹脂(A)中の前記式(1)で示される構造単位の含有量は、前記環状オレフィン系樹脂(A)中の全ての構造単位の合計を100モル%としたとき、10モル%以上90モル%以下である、前記[1]に記載の感応膜用組成物。
[3]
前記環状オレフィン系樹脂(A)中の前記式(2)で示される構造単位の含有量は、前記環状オレフィン系樹脂(A)中の全ての構造単位の合計を100モル%としたとき、10モル%以上90モル%以下である、前記[1]または[2]に記載の感応膜用組成物。
[4]
前記式(1)で示される構造単位は下記式(1-a)で示される構造単位を含む、前記[1]~[3]のいずれかに記載の感応膜用組成物。
TIFF
2025139064000004.tif
38
153
[5]
前記式(2)中、R
21
がブチル基およびブチル基の水素原子の全てがフッ素原子に置換された基からなる群から選択されるいずれかである、前記[1]~[4]のいずれかに記載の感応膜用組成物。
[6]
前記感応膜用組成物中の前記環状オレフィン系樹脂(A)の含有量は、前記感応膜用組成物中の不揮発成分の合計を100質量%としたとき、50質量%以上である、前記[1]~[5]のいずれかに記載の感応膜用組成物。
[7]
前記環状オレフィン系樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)が5,000以上1,000,000以下である、前記[1]~[6]のいずれかに記載の感応膜用組成物。
[8]
前記感応膜用組成物の5%質量減少温度が280℃以上である、前記[1]~[7]のいずれかに記載の感応膜用組成物。
[9]
におい検出素子の感応膜であって、前記[1]~[8]のいずれかに記載の感応膜用組成物を含む、感応膜。
[10]
厚みが10nm以上1000nm以下である、前記[9]に記載の感応膜。
[11]
前記[9]または[10]に記載の感応膜を備える、におい検出素子。
[12]
におい検出素子を2つ以上備え、
前記におい検出素子は、第1のにおい検出素子と、第2のにおい検出素子と、を備え、
前記第2のにおい検出素子は、前記第1のにおい検出素子とは異なる種類のガスを検出することが可能であり、
前記第1のにおい検出素子および前記第2のにおい検出素子からなる群から選択される少なくとも1つが前記[11]に記載のにおい検出素子である、においセンサー。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、検出可能なにおい成分の種類が多い感応膜を得ることが可能な感応膜用組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のにおい検出素子の構造の一例を模式的に示した断面図である。
実施例におけるガス検出試験方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、図面は簡略図で、実際の寸法比率とは一致していない。数値範囲の「A~B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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