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公開番号2025130747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028003
出願日2024-02-28
発明の名称ビードフィラー用ゴム組成物
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類C08L 7/00 20060101AFI20250902BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】
自動車の高速操縦安定性と環境負荷低減を目的に低転がり抵抗性を示すような最適な硬さ、低発熱性を示す、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物を得ることである。
【解決手段】
天然ゴム、合成イソプレンゴム、スチレン-ブタジエンゴムから選ばれるジエン系ゴムを少なくとも一種類含み、
前記ジエン系ゴムの合計100質量部に対し、カーボンブラックを1~200質量部と、ドデカンジアミン由来の構造単位を少なくとも1個以上有するフェノール樹脂を0.5~50質量部含み、
前記フェノール樹脂に対してヘキサメチレンテトラミンを1~20質量%含む、ビードフィラー用ゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
天然ゴム、合成イソプレンゴム、スチレン-ブタジエンゴムから選ばれるジエン系ゴムを少なくとも一種類含み、
前記ジエン系ゴムの合計100質量部に対し、カーボンブラックを1~200質量部と、ドデカンジアミン由来の構造単位を少なくとも1個以上有するフェノール樹脂を0.5~50質量部含み、
前記フェノール樹脂に対してヘキサメチレンテトラミンを1~20質量%含む、ビードフィラー用ゴム組成物。
続きを表示(約 71 文字)【請求項2】
前記フェノール樹脂の軟化点が、70℃以上150℃以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の高速操縦安定性と環境負荷低減を目的に低転がり抵抗性を示すような最適な硬さ、低発熱性を示す、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤは大まかにトレッド部、ショルダー部、サイドウォール部、ビード部に分類することが出来る。トレッド部はタイヤが路面と接する部分、ショルダー部はタイヤの肩の部分、サイドウォール部はショルダー部とビード部の連結部分、ビード部はホイールと組み合わされる部分であり、ビードワイヤーによってタイヤとリム部が固定される。
それぞれの部位でさまざまな物性が求められるが、それを満たす為にタイヤはさまざまな材料が添加された組成物となっている。
特許文献1には、ゴムに配合したときの弾性率に優れたフェノール樹脂とあるが、あるゴム組成にて全てのタイヤ部位に適用できるかといえばそういう訳ではない。
【0003】
近年の空気入りタイヤは、更なる自動車の高速操縦安定性と環境負荷低減が求められている。その一環として、低転がり抵抗性を示すような高弾性率、低発熱性を示す、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物が求められるようになってきている。
【0004】
ビードフィラー用ゴムを高弾性率化する方法としては、特許文献2の様に、カシュー変性フェノール樹脂を添加する手法が一般的である。ところが、ゴムを高弾性率化すればするほど、ゴムのモジュラスが増大し、タイヤが高発熱性に成ってしまうことがしばしば起こっていた。
特許文献2には、硬度、発熱性、耐クラック成長性および混合加工性を高次にバランスし得るタイヤのビードフィラー用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤに関するとあるが、高弾性率化、低発熱性には改善の余地が有った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-004270
特開2016-155976
特表2008-050431
【0006】
特許文献3も、カシューオイル変性フェノール樹脂が使用してあり、こちらも高弾性率化、低発熱性には改善の余地が有った。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
自動車の高速操縦安定性と環境負荷低減を目的に低転がり抵抗性を示すような最適な硬さ、低発熱性を示す、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
天然ゴム、合成イソプレンゴム、スチレン-ブタジエンゴムから選ばれるジエン系ゴムを少なくとも一種類含み、
前記ジエン系ゴムの合計100質量部に対し、カーボンブラックを1~200質量部と、ドデカンジアミン由来の構造単位を少なくとも1個以上有するフェノール樹脂を0.5~50質量部含み、
前記フェノール樹脂に対してヘキサメチレンテトラミンを1~20質量%含む、ビードフィラー用ゴム組成物。
【発明の効果】
【0009】
高弾性率、低発熱性を示す、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物を得ることができるので、自動車の高速操縦安定性と環境負荷低減を達成できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願発明の自動車の高速操縦安定性と環境負荷低減を目的に低転がり抵抗性を示すような最適な硬さ、低発熱性を示す、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物の一例を示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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