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公開番号
2025137465
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025033997
出願日
2025-03-04
発明の名称
光硬化性組成物
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08F
290/06 20060101AFI20250911BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】成形体の機械的特性に優れる光硬化性組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の光硬化性組成物は、 ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、ビニルモノマーとして、ガラス転移温度(Tg1)が-100℃以上、10℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度(Tg2)が70℃以上、150℃以下の第2モノマーとを含有し、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計100質量部に対して、表面に有機基を有する無機粒子を15質量部以上、65質量部以下含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ビニルモノマーとして、
ガラス転移温度(Tg1)が-100℃以上、10℃以下の第1モノマーと、
ガラス転移温度(Tg2)が70℃以上、150℃以下の第2モノマーとを含有し、
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計100質量部に対して、表面に有機基を有する無機粒子を15質量部以上、65質量部以下含有することを特徴とする光硬化性組成物。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記表面に有機基を有する無機粒子として、メディアン径が、0.2μm~5.0μmである第1無機粒子を含有する請求項1に記載の光硬化性組成物。
【請求項3】
前記表面に有機基を有する無機粒子として、さらに、メディアン径が0.005μm~0.15μmである第2無機粒子を含有する請求項2に記載の光硬化性組成物。
【請求項4】
前記第1無機粒子のメディアン径(MD1)に対する第2無機粒子のメディアン径(MD2)の比(MD2/MD1)が、1/50以上、1/5以下である請求項3に記載の光硬化性組成物。
【請求項5】
前記第2無機粒子と第1無機粒子の質量比(第2無機粒子/第1無機粒子)が、1/200以上、1/8以下である請求項3に記載の光硬化性組成物。
【請求項6】
前記有機基が、重合性炭素-炭素二重結合を含む炭素数が2~18の有機基である請求項1または3に記載の光硬化性組成物。
【請求項7】
前記有機基が、ビニル基、イソプロペニル基、1-プロペニル基、2-プロペニル基、または、(メタ)アクリロイル基である請求項1または3に記載の光硬化性組成物。
【請求項8】
前記無機粒子がシリカである請求項1または3に記載の光硬化性組成物。
【請求項9】
前記第1無機粒子のBET比表面積が10m
2
/g以下である請求項1に記載の光硬化性組成物。
【請求項10】
前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、20質量%~80質量%の範囲であり、
前記第1モノマーの含有率が15質量%~75質量%の範囲であり、
前記第2モノマーの含有率が5質量%~65質量%の範囲であり、
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計含有率が100質量%である請求項1または3に記載の光硬化性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光硬化性組成物に関するものであり、より好適には、光造形に好適に使用することができる光硬化性組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、三次元構造物の設計データに基づいて、樹脂を積層及び硬化させて三次元構造物を製造する三次元積層造形装置(いわゆる、3Dプリンタ)が実用化されている。三次元積層造形装置によって製造される三次元構造物としては、樹脂製のものが一般に知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、液状ゴムを含む三次元積層造形用ゴム組成物が開示されており、当該ゴム組成物は、三次元積層造形装置に適用して弾性成形体を好適に製造することができる。
【0004】
特許文献2には、液状ポリマー及びモノマーを含む、光造形用ポリマー組成物であって、前記光造形用ポリマー組成物は、温度25℃、相対湿度50%の環境下、E型粘度計を用いて、コーンプレートφ25mm、せん断速度100秒
-1
の条件で測定される粘度が、3,000mPa・s以下である光造形用ポリマー組成物が開示されている。
【0005】
特許文献3には、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、ビニルモノマーとして、ガラス転移温度(Tg)が-100℃以上、20℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度(Tg)が20℃超、150℃以下の第2モノマーとを含有し、前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、20質量%~80質量%の範囲であり、前記第1モノマーの含有率が15質量%~75質量%の範囲であり、前記第2モノマーの含有率が5質量%~65質量%の範囲であり、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計含有率が100質量%であることを特徴とする光硬化性組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2017/154335号
特開2021-75044号公報
特開2023-46297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
光造形に使用される従来の光硬化性組成物の硬化物の機械的特性は、十分とは言えない。本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、成形体の機械的特性に優れる光硬化性組成物を提供することを課題とする。本発明は、光造形可能な粘度を維持しつつ、成形体の引き裂き強度に優れる光硬化性組成物を提供することをさらなる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ビニルモノマーとして、ガラス転移温度(Tg1)が-100℃以上、10℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度(Tg2)が70℃以上、150℃以下の第2モノマーとを含有し、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計100質量部に対して、表面に有機基を有する無機粒子を15質量部以上、65質量部以下含有することを特徴とする。
【0009】
本発明は、表面に有機基を有する無機粒子を使用することによって、光硬化性組成物の粘度の増加を抑制しつつ、無機粒子の配合量を増加させることができる。その結果、光造形可能な粘度を維持しつつ、成形体の引き裂き強度に優れる光硬化性組成物が得られる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の光硬化性組成物は、光造形用として好適に使用できる。本発明の光硬化性組成物は、造形可能な粘度を維持し、かつ、成形体の機械的特性に優れる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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