TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025160504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025133828,2022148320
出願日2025-08-08,2022-09-16
発明の名称光硬化性組成物およびこれからなる成形体
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C08F 290/06 20060101AFI20251015BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】成形体の機械的特性に優れる光硬化性組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明の光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、ビニルモノマーとして、ガラス転移温度が-100℃以上、20℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度が20℃超、150℃以下の第2モノマーとを含有し、前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、20質量%~80質量%であり、前記第1モノマーの含有率が15質量%~75質量%であり、前記第2モノマーの含有率が5質量%~65質量%であり、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計含有率が100質量%であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ビニルモノマーとして、ガラス転移温度(Tg)が-100℃以上、20℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度(Tg)が70℃以上、150℃以下の第2モノマーとを含有する光硬化性組成物であって、
前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、20質量%~60質量%の範囲であり、
前記第1モノマーの含有率が15質量%~75質量%の範囲であり、
前記第2モノマーの含有率が5質量%~65質量%の範囲であり、
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと第1モノマーと第2モノマーとの合計含有率が100質量%であり、
前記光硬化性組成物の硬化物の圧縮永久歪みが5%以下であることを特徴とする光造形用光硬化性組成物。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、分子内に2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するものである請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項3】
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーのガラス転移温度(Tg)は、-100℃~50℃である請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項4】
ビニルモノマーは、一官能ビニルモノマー、二官能ビニルモノマー、三官能ビニルモノマー、および、四官能ビニルモノマーよりなる群から選択される少なくとも一種である請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項5】
前記ビニルモノマーは、(メタ)アクリレートを含む請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項6】
前記第1モノマーとして、2-エチルヘキシルアクリレートおよび/または(2-メチル-2-エチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチルアクリレートを含有する請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項7】
前記第2モノマーとして、イソボルニルアクリレートを含有する請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項8】
粘度(温度25℃、せん断速度100秒
-1
)が6,000mPa・s以下である請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項9】
粘度(温度25℃、せん断速度100秒
-1
)が500mPa・s以上である請求項8に記載の光造形用光硬化性組成物。
【請求項10】
前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、35質量%~60質量%の範囲である請求項1に記載の光造形用光硬化性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光硬化性組成物に関するものであり、より好適には、光造形に好適に使用することができる光硬化性組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、三次元構造物の設計データに基づいて、樹脂を積層及び硬化させて三次元構造物を製造する三次元積層造形装置(いわゆる、3Dプリンタ)が実用化されている。三次元積層造形装置によって製造される三次元構造物としては、樹脂製のものが一般に知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、液状ゴムを含む三次元積層造形用ゴム組成物が開示されており、当該ゴム組成物は、三次元積層造形装置に適用して弾性成形体を好適に製造することができる。
【0004】
特許文献2には、液状ポリマー及びモノマーを含む、光造形用ポリマー組成物であって、前記光造形用ポリマー組成物は、温度25℃、相対湿度50%の環境下、E型粘度計を用いて、コーンプレートφ25mm、せん断速度100秒
-1
の条件で測定される粘度が、3,000mPa・s以下である光造形用ポリマー組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/154335号
特開2021-75044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光造形に使用される従来の光硬化性組成物の硬化物の機械的特性は、十分とは言えない。本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、成形体の機械的特性に優れる光硬化性組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ビニルモノマーとして、ガラス転移温度(Tg)が-100℃以上、20℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度(Tg)が20℃超、150℃以下の第2モノマーとを含有し、
前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、20質量%~80質量%の範囲であり、
前記第1モノマーの含有率が15質量%~75質量%の範囲であり、
前記第2モノマーの含有率が5質量%~65質量%の範囲であり、
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計含有率が100質量%であることを特徴とする。
【0008】
本発明の光硬化性組成物を硬化させてなる硬化物(成形体)は、ガラス転移温度(Tg)を、低くすることができ、機械的特性に優れる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の光硬化性組成物は、光造形用として好適に使用できる。
本発明の光硬化性組成物から成形した成形体は、機械的強度に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の光硬化性組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ビニルモノマーとして、ガラス転移温度(Tg)が-100℃以上、20℃以下の第1モノマーと、ガラス転移温度(Tg)が20℃超、150℃以下の第2モノマーとを含有し、
前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーの含有率は、20質量%~80質量%の範囲であり、
前記第1モノマーの含有率が15質量%~75質量%の範囲であり、
前記第2モノマーの含有率が5質量%~65質量%の範囲であり、
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとビニルモノマーとの合計含有率が100質量%であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
14日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
21日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
15日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
9日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフボール
10日前
住友ゴム工業株式会社
バイアスタイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
光硬化性組成物
1か月前
住友ゴム工業株式会社
モデリング方法
15日前
住友ゴム工業株式会社
モデリング方法
15日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
今日
住友ゴム工業株式会社
自動二輪車用タイヤ
22日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブヘッド
28日前
住友ゴム工業株式会社
高分子複合体の解析方法
7日前
住友ゴム工業株式会社
加硫ゴムの物性値の予測方法
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの性能評価方法及び性能評価装置
25日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ性能評価方法及びタイヤ性能評価装置
10日前
住友ゴム工業株式会社
天然ゴムラテックス用凝固剤及び天然ゴムの製造方法
28日前
住友ゴム工業株式会社
光硬化性組成物およびこれからなる成形体
10日前
住友ゴム工業株式会社
光硬化性組成物およびこれからなる成形体
2日前
東ソー株式会社
ペレット
9日前
ユニチカ株式会社
透明シート
25日前
ユニチカ株式会社
透明シート
2か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
3か月前
続きを見る