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公開番号
2025160979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024063765
出願日
2024-04-11
発明の名称
重荷重用タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B60C
11/12 20060101AFI20251017BHJP(車両一般)
要約
【課題】転がり抵抗の低減を図りながらも、摩耗によるウェット性能の低下を抑制できる、重荷重用タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2はトレッド4を備える。トレッド4はクラウン陸部20を備える。クラウン陸部20はクラウン細溝32を備える。クラウン細溝32は、複数の内側細溝34及び外側細溝36と、複数の連結細溝38とを備える。クラウン細溝32は胴部40と拡幅部42とを備える。拡幅部42は胴部40の溝幅よりも広い溝幅を有する。トレッド4が路面と接触して変形することで、クラウン細溝32の一対の壁面32W同士は胴部40において互いに接触する。クラウン細溝32は、2本のクラウン細陸部44をクラウン陸部20に構成する。2本のクラウン細陸部44はそれぞれ、複数のクラウンサイプ50を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッドを備え、前記トレッドが路面と接触するトレッド面を有する、重荷重用タイヤであって、
前記トレッドが、周方向に連続してのびる複数の周方向主溝を備え、
複数の前記周方向主溝が、前記タイヤの赤道面上に位置するクラウン周方向主溝と、軸方向最外側に位置する一対のショルダー周方向主溝とを含み、
複数の前記周方向主溝が、前記トレッドに複数の陸部を構成し、
複数の前記陸部が、前記赤道面に最も近い一対のクラウン陸部と、各前記ショルダー周方向主溝の軸方向外側に位置し、前記トレッド面の端を含む一対のショルダー陸部とを含み、
一対の前記クラウン陸部がそれぞれ、周方向に連続してのびるクラウン細溝を備え、
前記クラウン細溝が、周方向に交互に配置される複数の内側細溝及び外側細溝と、前記内側細溝と前記外側細溝との間を繋ぐ複数の連結細溝とを備え、前記外側細溝が前記内側細溝の軸方向外側に位置し、
前記クラウン細溝が、前記クラウン細溝の溝口を含む胴部と、前記胴部の径方向内側に位置し、前記クラウン細溝の溝底を含む拡幅部とを備え、前記拡幅部が前記胴部の溝幅よりも広い溝幅を有し、
前記トレッドが路面と接触して変形することで、前記クラウン細溝の一対の壁面同士が前記胴部において互いに接触し、
前記クラウン細溝が、2本のクラウン細陸部を前記クラウン陸部に構成し、
2本の前記クラウン細陸部がそれぞれ、前記クラウン細陸部を横断する、複数のクラウンサイプを備え、
2本の前記クラウン細陸部のうち、軸方向内側に位置する前記クラウン細陸部が内側クラウン細陸部であり、軸方向外側に位置する前記クラウン細陸部が外側クラウン細陸部であり、
前記内側クラウン細陸部の前記クラウンサイプが内側クラウンサイプであり、前記内側クラウン細陸部において、複数の前記内側クラウンサイプが周方向に並び、
前記外側クラウン細陸部の前記クラウンサイプが外側クラウンサイプであり、前記外側クラウン細陸部において、複数の前記外側クラウンサイプが周方向に並び、
前記クラウン陸部において、複数の前記内側クラウンサイプと複数の前記外側クラウンサイプとが周方向に交互に配置され、
複数の前記内側細溝のそれぞれに、1本の前記内側クラウンサイプと、1本の前記外側クラウンサイプとが連結し、
複数の前記外側細溝のそれぞれに、1本の前記内側クラウンサイプと、1本の前記外側クラウンサイプとが連結する、
重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記クラウン周方向主溝が、前記トレッド面の第一端に近い第一頂点と、前記トレッド面の第二端に近い第二頂点とを含み、前記第一頂点と前記第二頂点とを周方向に交互に経由しながら、ジグザグにのびる、
請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記クラウン細溝が、前記クラウン周方向主溝の溝深さDGcと同じ溝深さdfを有する、又は、前記クラウン周方向主溝よりも浅い、
請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記胴部が、前記クラウン細溝の前記溝口と前記拡幅部との間に、嵌合部を備え、
前記嵌合部が波形の形状を有する、
請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記クラウンサイプが、その長さ方向中央に、起伏部を備え、
前記起伏部において、前記クラウンサイプが、その長さ方向及び深さ方向にジグザグにのびる、
請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
前記クラウンサイプの長さ方向両端における前記クラウンサイプの溝深さが、前記クラウンサイプの長さ方向中央における前記クラウンサイプの溝深さよりも浅い、
請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤはトレッドにおいて路面と接地する。トレッドに溝を刻むことで構成されるトレッドパターンは、タイヤの性能に影響する。
タイヤのトレッドには軸方向に並ぶ複数の周方向主溝が刻まれる。複数の周方向主溝はトレッドに複数の陸部を構成する。陸部を横断する横溝を陸部に刻むことで、陸部の剛性がコントロールされる。ミドル陸部に刻まれるミドル横溝の形状を調整することで、濡れた路面での走行性能(以下、ウェット性能)が向上するように設計された、重荷重用タイヤが知られている(例えば、下記の特許文献1)。
環境への影響が考慮され、タイヤの転がり抵抗を低減することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-210226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、転がり抵抗の低減を図りながらも、摩耗によるウェット性能の低下を抑制できる、重荷重用タイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る重荷重用タイヤは、トレッドを備え、前記トレッドが路面と接触するトレッド面を有する。前記トレッドは、周方向に連続してのびる複数の周方向主溝を備える。複数の前記周方向主溝は、前記タイヤの赤道面上に位置するクラウン周方向主溝と、軸方向最外側に位置する一対のショルダー周方向主溝とを含む。複数の前記周方向主溝は、前記トレッドに複数の陸部を構成する。複数の前記陸部は、前記赤道面に最も近い一対のクラウン陸部と、各前記ショルダー周方向主溝の軸方向外側に位置し、前記トレッド面の端を含む一対のショルダー陸部とを含む。一対の前記クラウン陸部はそれぞれ、周方向に連続してのびるクラウン細溝を備える。前記クラウン細溝は、周方向に交互に配置される複数の内側細溝及び外側細溝と、前記内側細溝と前記外側細溝との間を繋ぐ複数の連結細溝とを備える。前記外側細溝は前記内側細溝の軸方向外側に位置する。前記クラウン細溝が、前記クラウン細溝の溝口を含む胴部と、前記胴部の径方向内側に位置し、前記クラウン細溝の溝底を含む拡幅部とを備える。前記拡幅部は前記胴部の溝幅よりも広い溝幅を有する。前記トレッドが路面と接触して変形することで、前記クラウン細溝の一対の壁面同士は前記胴部において互いに接触する。前記クラウン細溝は、2本のクラウン細陸部を前記クラウン陸部に構成する。2本の前記クラウン細陸部はそれぞれ、前記クラウン細陸部を横断する、複数のクラウンサイプを備える。2本の前記クラウン細陸部のうち、軸方向内側に位置する前記クラウン細陸部が内側クラウン細陸部であり、軸方向外側に位置する前記クラウン細陸部が外側クラウン細陸部である。前記内側クラウン細陸部の前記クラウンサイプが内側クラウンサイプであり、前記内側クラウン細陸部において、複数の前記内側クラウンサイプが周方向に並ぶ。前記外側クラウン細陸部の前記クラウンサイプが外側クラウンサイプであり、前記外側クラウン細陸部において、複数の前記外側クラウンサイプが周方向に並ぶ。前記クラウン陸部において、複数の前記内側クラウンサイプと複数の前記外側クラウンサイプとが周方向に交互に配置される。複数の前記内側細溝のそれぞれに、1本の前記内側クラウンサイプと、1本の前記外側クラウンサイプとが連結し、複数の前記外側細溝のそれぞれに、1本の前記内側クラウンサイプと、1本の前記外側クラウンサイプとが連結する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、転がり抵抗の低減を図りながらも、摩耗によるウェット性能の低下を抑制できる、重荷重用タイヤを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤのトレッドの一部を示す展開図である。
図1のII-II線に沿った断面図である。
図1の一部を示す拡大展開図である。
図3のIV-IV線に沿った断面図である。
図3のV-V線に沿った断面図である。
図3のVI-VI線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
【0009】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内部には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
【0010】
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と称される。
(【0011】以降は省略されています)
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