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公開番号2025158615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061330
出願日2024-04-05
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 17/22 20060101AFI20251009BHJP(車両一般)
要約【課題】エンジンの後部に連結されてエンジンからの動力が入力されるミッションケース、ミッションケースから前向きに突出されて前走行装置に向けて出力する前出力軸、前出力軸に連結具を介して連結され前出力軸の動力を前走行装置に向けて伝達する前伝動軸が備えられた作業車において、前出力軸と前伝動軸の軸芯ずれを抑制あるいは防止することを可能にする。
【解決手段】保持部材10aに保持されて前伝動軸15を支持する伝動軸支持部材20が備えられている。保持部材10aと伝動軸支持部材20とにわたり、保持部材10aに対する伝動軸支持部材20の連結姿勢を設定連結姿勢に姿勢決めする姿勢決め機構25が備えられている。設定連結姿勢は、伝動軸支持部材20が有する前伝動軸支持部20bのミッションケースに対する姿勢を設定姿勢に姿勢決めするように設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンの後部に連結され、前記エンジンからの動力が入力されるミッションケースと、
前記ミッションケースから前向きに突出され、前走行装置に向けて出力する前出力軸と、
前記前出力軸に連結具を介して連結され、かつ、前記前出力軸から前向きに延ばされ、前記前出力軸の動力を前記前走行装置に向けて伝達する前伝動軸と、
保持部材に保持されて前記前伝動軸を支持する伝動軸支持部材と、が備えられ、
前記保持部材と前記伝動軸支持部材とにわたり、前記保持部材に対する前記伝動軸支持部材の連結姿勢を設定連結姿勢に姿勢決めする姿勢決め機構が備えられ、
前記設定連結姿勢は、前記伝動軸支持部材が有する前伝動軸支持部の前記ミッションケースに対する姿勢を設定姿勢に姿勢決めするように設定されている作業車。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記保持部材は、前記エンジンである請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記エンジンと前記ミッションケースとを連結する連結機構に、前記エンジンに形成されたエンジン側連結部と、前記ミッションケースに形成されたケース側連結部と、前記エンジン側連結部と前記ケース側連結部とにわたる連結部材と、前記連結部材に備えられた第1ボルト穴と前記エンジン側連結部に備えられたエンジン側ボルト穴とに通されて前記連結部材を前記エンジン側連結部に締め付け連結するエンジン側連結ボルトと、前記連結部材に備えられた第2ボルト穴と前記ケース側連結部に備えられたケース側ボルト穴とに通されて前記連結部材を前記ケース側連結部に締め付け連結するケース側連結ボルトと、が備えられ、
前記第1ボルト穴と前記エンジン側ボルト穴とに亘って内嵌された状態で前記エンジン側連結ボルトに外嵌された第1隙間埋め筒部材が備えられ、
前記第2ボルト穴と前記ケース側ボルト穴とに亘って内嵌された状態で前記ケース側連結ボルトに外嵌された第2隙間埋め筒部材が備えられている請求項1に記載の作業車。
【請求項4】
前記連結具は、前記前出力軸に形成された伝動スプライン軸部と前記前伝動軸に形成された受動スプライン軸部とにわたって外嵌する連結筒部と、前記連結筒部の内周部に形成され、前記伝動スプライン軸部及び前記受動スプライン軸部に係合するスプライン穴と、を備えている請求項1に記載の作業車。
【請求項5】
前記連結筒部のうち、前記スプライン穴に対して前記前伝動軸が位置する側とは反対側に位置する部位に、前記前出力軸に形成された出力はめあい軸部に外嵌する第1はめあい穴部が形成され、前記連結筒部のうち、前記スプライン穴に対して前記前出力軸が位置する側とは反対側に位置する部位に、前記前伝動軸に形成された受動はめあい軸部に外嵌する第2はめあい穴部が形成されている請求項4に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、エンジンと、エンジンの後部に連結され、エンジンからの動力が入力されるミッションケースと、ミッションケースから前向きに突出され、前走行装置(前車輪)に向けて出力する前出力軸と、前出力軸に連結具を介して連結され、かつ、前出力軸から前向きに延ばされ、前出力軸の動力を前走行装置に向けて伝達する前伝動軸(動力取出軸)と、が備えられた作業車(多目的車両)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-105329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ミッションケースをエンジンに連結する連結機構が連結ボルトを備えるものである場合、ボルト穴の穴径が連結ボルトの外径よりも大きいことに起因し、ミッションケースをエンジンに連結する際のミッションケースのエンジンに対する位置合わせによっては、エンジンに連結されたミッションケースのエンジンに対する連結姿勢が異なる。ミッションケースのエンジンに対する連結姿勢が異なると、ミッションケースから前向きに突出する前出力軸が上向きあるいは下向きになるなど、前出力軸の向きが変化する。前出力軸の向きが変化すると、前出力軸と前伝動軸との間に軸芯の位置ずれが発生してしまう。前出力軸と前伝動軸の軸芯ずれが発生してしまうと、連結具において前出力軸や前伝動軸それぞれと連結具の間にこじれが発生して前出力軸、連結具、前伝動軸に摩耗が発生する。
【0005】
本発明は、前出力軸と前伝動軸の軸芯ずれを抑制あるいは防止できる作業車を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による作業車は、
エンジンと、前記エンジンの後部に連結され、前記エンジンからの動力が入力されるミッションケースと、前記ミッションケースから前向きに突出され、前走行装置に向けて出力する前出力軸と、前記前出力軸に連結具を介して連結され、かつ、前記前出力軸から前向きに延ばされ、前記前出力軸の動力を前記前走行装置に向けて伝達する前伝動軸と、保持部材に保持されて前記前伝動軸を支持する伝動軸支持部材と、が備えられ、前記保持部材と前記伝動軸支持部材とにわたり、前記保持部材に対する前記伝動軸支持部材の連結姿勢を設定連結姿勢に姿勢決めする姿勢決め機構が備えられ、前記設定連結姿勢は、前記伝動軸支持部材が有する前伝動軸支持部の前記ミッションケースに対する位置を設定位置に位置決めするように設定されている。
【0007】
本構成によると、設定連結姿勢を適切に設定することにより、保持部材に対する伝動軸支持部材の連結姿勢が姿勢決め機構によって姿勢決めされた状態で伝動軸支持部材を保持部材に連結して保持させると、保持部材に対する伝動軸支持部材の連結姿勢が姿勢決め機構によって設定連結姿勢に姿勢決めされ、伝動軸支持部材の伝動軸支持部のミッションケースに対する姿勢が設定姿勢に姿勢決めされて前出力軸と前伝動軸の軸芯ずれが抑制あるいは防止される状態で前伝動軸が伝動軸支持部材によって支持される。すなわち、保持部材に対する伝動軸支持部材の連結姿勢が設定連結姿勢に姿勢決めされて伝動軸支持部のミッションケースに対する姿勢が設定姿勢に姿勢決めされた状態で前出力軸が伝動軸支持部材によって支持されるので、前出力軸と前伝動軸の軸芯ずれを抑制あるいは防止できる。
【0008】
本発明においては、
前記保持部材は、前記エンジンであると好適である。
【0009】
本構成によると、ミッションケースのエンジンに対する連結姿勢が変化して前出力軸の向きが変化しても、エンジンに対する伝動軸支持部材の連結姿勢が姿勢決め機構によって設定連結姿勢に姿勢決めされて伝動軸支持部材の伝動軸支持部のミッションケースに対する姿勢が設定姿勢に姿勢決めされた状態で前出力軸が伝動軸支持部材によって支持されるので、ミッションケースのエンジンに対する連結姿勢の変化によって前出力軸の向きが変化しても、連結具における前出力軸や前伝動軸との間のこじれを抑制あるいは防止できる。
【0010】
本発明においては、
前記エンジンと前記ミッションケースとを連結する連結機構に、前記エンジンに形成されたエンジン側連結部と、前記ミッションケースに形成されたケース側連結部と、前記エンジン側連結部と前記ケース側連結部とにわたる連結部材と、前記連結部材に備えられた第1ボルト穴と前記エンジン側連結部に備えられたエンジン側ボルト穴とに通されて前記連結部材を前記エンジン側連結部に締め付け連結するエンジン側連結ボルトと、前記連結部材に備えられた第2ボルト穴と前記ケース側連結部に備えられたケース側ボルト穴とに通されて前記連結部材を前記ケース側連結部に締め付け連結するケース側連結ボルトと、が備えられ、前記第1ボルト穴と前記エンジン側ボルト穴とに亘って内嵌された状態で前記エンジン側連結ボルトに外嵌された第1隙間埋め筒部材が備えられ、前記第2ボルト穴と前記ケース側ボルト穴とに亘って内嵌された状態で前記ケース側連結ボルトに外嵌された第2隙間埋め筒部材が備えられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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