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公開番号2025157881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060204
出願日2024-04-03
発明の名称移植機
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類A01C 11/02 20060101AFI20251008BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】予備苗台装置(66)の前後方向(K1)の位置に関するユーザーの要望に応えることのできる移植機(1)を提供する。
【解決手段】移植機(1)は、苗(35)が収容された苗トレイ(36)から苗(35)を取り出して植え付ける移植装置(3)と、移植装置(3)が搭載された走行体(2)と、走行体(2)の後方に設けられた操縦ハンドル(4)と、予備の苗トレイ(36)を載置するための少なくとも1つの予備苗台装置(66)と、予備苗台装置(66)を前後方向(K1)の複数の位置に位置変更する位置変更装置(80)と、を備えている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項１】
苗が収容された苗トレイから前記苗を取り出して植え付ける移植装置と、
前記移植装置が搭載された走行体と、
前記走行体の後方に設けられた操縦ハンドルと、
予備の前記苗トレイを載置するための少なくとも１つの予備苗台装置と、
前記予備苗台装置を前後方向の複数の位置に位置変更する位置変更装置と、
を備えている移植機。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記予備苗台装置は、複数設けられ、
前記複数の前記予備苗台装置は、
前記走行体の機体幅方向の一方に配置され且つ前記位置変更装置によって前記位置変更が行われる第１の予備苗台装置と、
前記走行体の機体幅方向の他方に配置され且つ前記第１の予備苗台装置に連結されていて前記第１の予備苗台装置の前記位置変更に連動して前記位置変更が行われる第２の予備苗台装置と、
を含む請求項１に記載の移植機。
【請求項３】
前記第１の予備苗台装置及び前記第２の予備苗台装置は、予備の前記苗トレイが載置される予備トレイ載置台と、前記予備トレイ載置台が取り付けられ且つ前記走行体に前後方向に揺動自在に支持された揺動体とを有し、
前記位置変更装置は、前記第１の予備苗台装置の前記揺動体を揺動させて、前記第１の予備苗台装置及び前記第２の予備苗台装置の予備トレイ載置台を、第１位置と、前記第１位置から後方に所定距離移動した位置である第２位置と、前記第１位置から前方に所定距離移動した位置である第３位置とに位置変更する請求項２に記載の移植機。
【請求項４】
前記揺動体は、下部が前記走行体に機体幅方向に延伸する軸心回りに回動自在に支持されて前後に揺動自在とされた揺動杆と、前記予備トレイ載置台が取り付けられる取付部材であって前記揺動杆に支軸を介して機体幅方向に延伸する軸心回りに回動自在に取り付けられた取付部材とを有し、
前記位置変更装置は、前記第１の予備苗台装置の前記揺動杆の揺動に追従して揺動し前記予備トレイ載置台が上方側を向くように前記取付部材を前記支軸回りに回動させるリンク部材を有している請求項３に記載の移植機。
【請求項５】
前記位置変更装置は、前記第１の予備苗台装置の前記取付部材に固定された支持ブラケットと、前記支持ブラケットに回動操作自在に支持された操作ハンドルと、前記操作ハンドルに固定された係合ピンと、前記係合ピンが係合するガイドプレートであって前記第１の予備苗台装置の前記揺動杆に固定されたガイドプレートとを有し、
前記ガイドプレートは、前記係合ピンが嵌まることで前記揺動杆の揺動を規制する第１係止溝、第２係止溝及び第３係止溝と、前記第１係止溝、前記第２係止溝及び前記第３係止溝に連通し且つ前記係合ピンが移動自在なガイド溝とを有し、
前記係合ピンは、前記予備トレイ載置台が前記第１位置に在るときに前記第１係止溝に嵌まり、前記予備トレイ載置台が前記第２位置に在るときに前記第２係止溝に嵌まり、前記予備トレイ載置台が前記第３位置に在るときに前記第３係止溝に嵌まり、前記操作ハンドルを回動操作することで前記第１係止溝、前記第２係止溝、前記第３係止溝から外れて前記ガイド溝へ移動し且つ前記ガイド溝内を移動することで前記操作ハンドルが前記支持ブラケット及び前記取付部材と一体的に移動するのを許容する請求項４に記載の移植機。
【請求項６】
前記第２の予備苗台装置を前記第１の予備苗台装置に連結する連結体を備え、
前記連結体は、前記第１の予備苗台装置の前記取付部材に固定された第１部材と、前記
第２の予備苗台装置の前記取付部材に固定された第２部材と、前記第１部材と前記第２部材とを接続する第３部材とを有している請求項４または５に記載の移植機。
【請求項７】
前記予備トレイ載置台は、前記第１位置においては前後方向に延伸した姿勢とされ、前記第２位置及び前記第３位置においては後下がりに若干傾斜した姿勢とされる請求項３または４に記載の移植機。
【請求項８】
前記移植装置は、前記苗トレイを載置する苗載せ台と、前記苗載せ台に載置された苗トレイから苗を取り出す苗取出装置とを有し、
前記苗載せ台及び前記苗取出装置は、前記走行体における前記操縦ハンドルと前記第１の予備苗台装置及び前記第２の予備苗台装置との間に搭載されている請求項２～５のいずれか１項に記載の移植機。
【請求項９】
前記苗が取り出された後の苗トレイを置くための空トレイ載置装置を備え、
前記空トレイ載置装置は、前記連結体に取り付けられている請求項６に記載の移植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば、圃場に苗を植え付ける歩行型の移植機に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、歩行型の移植機として特許文献１に開示された移植機が知られている。
【０００３】
特許文献１に開示された移植機は、苗が収容された苗トレイから苗を取り出して植え付ける移植装置と、移植装置が搭載された走行体と、走行体の後方に設けられた操縦ハンドルと、予備の苗トレイを載置するための予備苗台装置とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００２－１７１２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来の移植機にあっては、予備苗台装置は走行体に固定状に取り付けられている。ところが、移植機を使用するユーザーによって予備苗台装置を使用したい位置が前後方向に関して異なる場合がある。
【０００６】
本発明は、前記問題点に鑑み、予備苗台装置の前後方向の位置に関するユーザーの要望に応えることのできる移植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一態様に係る移植機は、苗が収容された苗トレイから前記苗を取り出して植え付ける移植装置と、前記移植装置が搭載された走行体と、前記走行体の後方に設けられた操縦ハンドルと、予備の前記苗トレイを載置するための少なくとも１つの予備苗台装置と、前記予備苗台装置を前後方向の複数の位置に位置変更する位置変更装置と、を備えている。
【発明の効果】
【０００８】
上記の移植機によれば、予備苗台装置の前後方向の位置に関するユーザーの要望に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
移植機の概略側面図である。
移植機の概略平面図である。
走行体の概略側面図である。
走行体の前部及び引上げ機構を示す側面図である。
走行体の前部及び引上げ機構を示す斜視図である。
走行体の前部及び引上げ機構の分解斜視図である。
走行体の前部及び引上げ機構を示す背面図である。
引上げ機構の側面拡大図である。
引上げ機構の動作途中の側面図である。
スタンド部材をスタンド位置にした状態の引上げ機構の側面図である。
操作装置の概略側面図である。
操作部の平面図である。
第１の予備苗台装置、第２の予備苗台装置等の正面図である。
第１の予備苗台装置、第２の予備苗台装置等の斜視図である。
第１の予備苗台装置、第２の予備苗台装置等の斜視図である。
第１の予備苗台装置、第２の予備苗台装置等の斜視図である。
ガイドプレート等の右側面図である。
位置変更装置の一部の分解斜視図である。
位置変更装置の一部の右側面図である。
支持ブラケット内部の正面断面図である。
苗トレイ及びトレイ載置装置等の斜視図である。
予備トレイ載置台が第１位置であるときの第１の予備苗台装置等の左側面図である。
予備トレイ載置台が第２位置であるときの第１の予備苗台装置等の左側面図である。
予備トレイ載置台が第１位置から第３位置に姿勢変更する際のガイドプレート等を示す左側面図である。
予備トレイ載置台が第３位置であるときの第１の予備苗台装置等の左側面図である。
予備トレイ載置台が第１位置から第３位置に姿勢変更する際のガイドプレート等を示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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