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公開番号
2025173536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024079086
出願日
2024-05-15
発明の名称
有機性廃棄物の処理方法
出願人
株式会社クボタ
,
株式会社ムスカ
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
11/02 20060101AFI20251120BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】有機性廃棄物を双翅目の昆虫に摂食させることで効率的に飼肥料化できる有機性廃棄物の処理方法および摂食促進剤を提供する。
【解決手段】生物処理で生じた有機性汚泥または食品加工処理で生じた有機性残渣を含む処理対象物を、双翅目の昆虫に摂食させることにより飼肥料化する有機性廃棄物の処理方法であって、前記処理対象物に嫌気性消化処理で生じた消化液を摂食促進剤として添加する消化液添加工程と、前記消化液が添加された前記処理対象物に前記昆虫の卵または若齢幼虫を散布し、孵化した幼虫または前記若齢幼虫により前記処理対象物を摂食させる摂食工程と、を含む有機性廃棄物の処理方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
生物処理で生じた有機性汚泥または食品加工処理で生じた有機性残渣を含む処理対象物を、双翅目の昆虫に摂食させることにより飼肥料化する有機性廃棄物の処理方法であって、
前記処理対象物に嫌気性消化処理で生じた消化液を添加する消化液添加工程と、
前記消化液が添加された前記処理対象物に前記昆虫の卵または若齢幼虫を散布し、前記卵から孵化した幼虫または前記若齢幼虫により前記処理対象物を摂食させる摂食工程と、
を含む有機性廃棄物の処理方法。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記有機性汚泥として下水汚泥が採用され、前記双翅目の昆虫としてイエバエを含む短角亜目が採用される請求項1記載の有機性廃棄物の処理方法。
【請求項3】
前記消化液添加工程は、前記処理対象物の固形分100重量部に対する前記消化液の添加量が50重量部以上となるように、前記消化液の添加量を調整する工程である請求項1または2記載の有機性廃棄物の処理方法。
【請求項4】
前記摂食工程で散布される前記卵または若齢幼虫の散布量は、前記下水汚泥に対する重量比で0.02~0.05%である請求項2記載の有機性廃棄物の処理方法。
【請求項5】
前記摂食工程で散布される前記卵の散布量は、前記下水汚泥に対する重量比で0.02~0.05%である請求項3記載の有機性廃棄物の処理方法。
【請求項6】
由来の等しい処理対象物に対して前記消化液添加工程と、前記摂食工程と、を実行することにより飼肥料原料を得る飼肥料化処理を繰返し、過去に実行した前記飼肥料化処理で得られた前記飼肥料原料の収量に基づいて、その後に実行される前記飼肥料化処理における前記消化液添加工程での前記消化液の添加量および/または前記摂食工程での卵または若齢幼虫の散布量を調整する調整工程をさらに含む請求項1記載の有機性廃棄物の処理方法。
【請求項7】
嫌気性消化処理で生じる消化液を含む双翅目昆虫の幼虫の摂食促進剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、活性汚泥処理を含む各種の生物処理で生じた有機性汚泥または食品加工処理で生じた有機性残渣を含む処理対象物を、双翅目の昆虫に摂食させることにより飼肥料化する有機性廃棄物の処理方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、糞尿、焼酎やビールの粕、豆腐殻、生塵などの有機性廃棄物を、卵から孵化したイエバエ(Musca domestica)の幼虫に摂食させて有機肥料に変える有機性廃棄物の処理方法が開示されている。有機性廃棄物として、イエバエ幼虫が食べることのできる生分解可能な全ての有機廃棄物が対象となり、糞には、鶏糞や馬糞、豚糞等の畜糞のみならず、人糞も含まれる、と記載されている。
【0003】
特許文献2には、下水処理設備で生じた下水汚泥をチョウバエの幼虫に摂食させて下水汚泥の減容化を図るとともに、チョウバエをたんぱく源として回収する有機性廃棄物の処理方法が開示されている。例えば、ユスリカ等の汚泥を食べて成長する昆虫であれば、他の昆虫を用いてもよい、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-132683号公報
特開2021-151647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によれば、家畜の糞尿などのバイオマス廃棄物、例えば豚糞にイエバエの卵を散布して、孵化した幼虫にバイオマス廃棄物を摂食させることで幼虫を成長させ、その摂食活動や活動熱でバイオマス廃棄物を減容化し有機肥料として利用することができ、成長した幼虫を飼料として利用することができる。
【0006】
しかし、生物処理で生じた有機性汚泥である下水汚泥にイエバエの卵を散布しても、孵化した幼虫は十分に生育することが無く、下水汚泥の減容化や幼虫の飼料化を効率的に進めることが困難であるという現象が発生した。
【0007】
この現象の原因は明確になっていないが、豚糞と異なり下水汚泥にはイエバエの活動を阻害する何らかの物質が存在するのか、イエバエの活動を活性化させる共生菌が十分に存在していないためかとも推測される。
【0008】
また、食品加工処理で生じた有機性残渣である米ぬかでも同様の現象が発生するのが確認された。
【0009】
つまり、生物処理で生じた有機性汚泥または食品加工処理で生じた有機性残渣を含む処理対象物を、双翅目の昆虫に摂食させる場合であっても、常に効率よく飼肥料化できるとは限らないという課題があった。
【0010】
本発明の目的は、有機性廃棄物を双翅目の昆虫に摂食させることで効率的に飼肥料化できる有機性廃棄物の処理方法および摂食促進剤を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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