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公開番号
2025169732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074761
出願日
2024-05-02
発明の名称
作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16H
57/023 20120101AFI20251107BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】最高走行速度が規定されても、車輪に替えてクローラ走行装置を取付けても、車輪の場合と同じ最高走行速度で走行できる作業車を得る。
【解決手段】原動機12の動力を変速して車軸2aに伝達する変速装置16に、第1変速部40と第2変速部50が備えられている。第1変速部40は、第1伝動軸42に第1伝動輪体44を、第2伝動軸43に第2伝動輪体45を取付けると、第1伝動軸42から第2伝動軸43に減速伝動される減速伝動状態になり、第1伝動軸42に第2伝動輪体45を、第2伝動軸43に第1伝動輪体44を取付けると、第1伝動軸42から第2伝動軸43に増速伝動される増速伝動状態になる。第1変速部40が増速伝動状態にされ、第2変速部50が最高速の変速状態にされた場合の車軸2aの駆動速度が、第1変速部40が減速伝動状態にされ、第2変速部50が最高速の変速状態にされた場合の車軸2aの駆動速度よりも高速である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
原動機と、
前記原動機からの動力が入力され、入力された動力を変速して出力する変速装置と、
前記変速装置からの動力によって駆動される車軸と、が備えられ、
前記変速装置に、前記原動機からの動力を前記車軸に伝達する動力伝達系において直列に繋がる第1変速部と第2変速部と、が備えられ、
前記第1変速部は、動力伝達方向上手側に位置する第1伝動軸と動力伝達方向下手側に位置する第2伝動軸とに付け替え可能な第1伝動輪体及び第2伝動輪体を有し、前記第1伝動輪体が前記第1伝動軸に取り付けられ、前記第2伝動輪体が前記第2伝動軸に取り付けられることにより、前記第1伝動軸の動力が前記第1伝動輪体と前記第2伝動輪体とによって減速されて前記第2伝動軸に伝達されるように減速伝動状態に切り換えられ、前記第1伝動輪体が前記第2伝動軸に取り付けられ、前記第2伝動輪体が前記第1伝動軸に取り付けられることにより、前記第1伝動軸の動力が前記第1伝動輪体と前記第2伝動輪体とによって増速されて前記第2伝動軸に伝達されるように増速伝動状態に切換えられるように構成され、
前記変速装置は、前記第1変速部が前記増速伝動状態に切り換えられ、かつ、前記第2変速部が最高速の変速状態に変速された第1最高速伝動状態における前記車軸の駆動速度が、前記第1変速部が前記減速伝動状態に切り換えられ、かつ、前記第2変速部が最高速の変速状態に変速された第2最高速伝動状態における前記車軸の駆動速度よりも高速であるように構成されている作業車。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記第1変速部は、前記第1伝動輪体及び前記第2伝動輪体を収容する第1ミッションケースを備え、
前記第1ミッションケースと、前記第2変速部が備える第2ミッションケースとは、個別に形成されている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記第1伝動輪体は、第1歯車であり、
前記第2伝動輪体は、前記第1歯車と係合する第2歯車であり、
前記第2歯車の外径が前記第1歯車の外径よりの大きい請求項1または2に記載の作業車。
【請求項4】
前記第1伝動輪体は、第1ベルトプーリであり、
前記第2伝動輪体は、前記第1ベルトプーリと無端ベルトによって連結される第2ベルトプーリであり、
前記第2ベルトプーリの外径が前記第1ベルトプーリの外径よりも大きい請求項1または2に記載の作業車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、車軸(後車軸)に取り付けられる駆動輪(スプロケット)、前ガイド輪(前部テンション輪)、後ガイド輪(後部転輪)、接地転輪、及び、クローラベルトが備えられたTracks(クローラ走行装置)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-81144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車輪によって走行する他に、Tracks(クローラ走行装置)によって走行することも可能な作業車が要望されている。
駆動輪を車軸に取り付けるように構成されたTracksでは、駆動輪の外径が車輪の外径よりも小さいのが一般的であるので、Tracksを取り付けて走行する場合、車輪を取り付けた場合と同じ駆動速度で車軸が駆動されても、車体の走行速度は、車輪を取り付けた場合の走行速度よりも遅くなる。すると、走行可能な最高速度が規定されている作業車にあっては、車輪を取り付けた場合、規定された最高速度で走行できても、Tracksを取り付けた場合、規定された最高速度よりも低速でしか走行できない。
【0005】
本発明は、最高走行速度が規定されても、車輪に替えてTracksを取り付けても、車輪を取り付けた場合と同じ最高走行速度あるいはあまり違わない最高走行速度で走行することができる作業車を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による作業車は、
原動機と、前記原動機からの動力が入力され、入力された動力を変速して出力する変速装置と、前記変速装置からの動力によって駆動される車軸と、が備えられ、前記変速装置に、前記原動機からの動力を前記車軸に伝達する動力伝達系において直列に繋がる第1変速部と第2変速部と、が備えられ、前記第1変速部は、動力伝達方向上手側に位置する第1伝動軸と動力伝達方向下手側に位置する第2伝動軸とに付け替え可能な第1伝動輪体及び第2伝動輪体を有し、前記第1伝動輪体が前記第1伝動軸に取り付けられ、前記第2伝動輪体が前記第2伝動軸に取り付けられることにより、前記第1伝動軸の動力が前記第1伝動輪体と前記第2伝動輪体とによって減速されて前記第2伝動軸に伝達されるように減速伝動状態に切り換えられ、前記第1伝動輪体が前記第2伝動軸に取り付けられ、前記第2伝動輪体が前記第1伝動軸に取り付けられることにより、前記第1伝動軸の動力が前記第1伝動輪体と前記第2伝動輪体とによって増速されて前記第2伝動軸に伝達されるように増速伝動状態に切換えられるように構成され、前記変速装置は、前記第1変速部が前記増速伝動状態に切り換えられ、かつ、前記第2変速部が最高速の変速状態に変速された第1最高速伝動状態における前記車軸の駆動速度が、前記第1変速部が前記減速伝動状態に切り換えられ、かつ、前記第2変速部が最高速の変速状態に変速された第2最高速伝動状態における前記車軸の駆動速度よりも高速であるように構成されている。
【0007】
本構成によると、車輪の外径とTracks(クローラ走行装置)の駆動輪の外径との径差を鑑みて第1最高速伝動状態における車軸の駆動速度と、第2最高速伝動状態における車軸の駆動速度との速度差を適切に設定し、車輪を取り付けた場合には、変速装置を第1高速伝動状態に切り換え、Tracksを取り付けた場合には、変速装置を第2高速伝動状態に切り換えることにより、車輪を取り付けて車軸を最高速で駆動した場合の車輪の周速度と、Tracksを取り付けて車軸を最高速度で駆動した場合の駆動輪の周速度と、が同じあるいはほぼ同じ周速度になる。すなわち、車輪を最高速度で駆動した場合の車体の走行速度と、Tracksを最高速度で駆動した場合の車体の走行速度と、を同じあるいはほぼ同じ走行速度にできるので、最高走行速度が規定されても、車輪に替えてTracksを取り付けても、車輪を取り付けた場合と同じ最高走行速度あるいはあまり違わない最高走行速度で走行することができる。
【0008】
本発明においては、
前記第1変速部は、前記第1伝動輪体及び前記第2伝動輪体を収容する第1ミッションケースを備え、前記第1ミッションケースと、前記第2変速部が備える第2ミッションケースとは、個別に形成されていると好適である。
【0009】
本構成によると、第1ミッションケースと第2ミッションンケースのうちの第1ミッションケースだけを開けることにより、第1伝動輪体及び第2伝動輪体を第1伝動軸、第2伝動軸に付け替えることができるので、第1変速部を減速伝動状態と増速伝動状態とに切り換え易い。
【0010】
本発明においては、
前記第1伝動輪体は、第1歯車であり、前記第2伝動輪体は、前記第1歯車と係合する第2歯車であり、前記第2歯車の外径が前記第1歯車の外径よりの大きいと好適である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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