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公開番号2025137107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036115
出願日2024-03-08
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 13/00 20060101AFI20250911BHJP(車両一般)
要約【課題】 高速走行時の耐久性能を向上し得るタイヤを提供する。
【解決手段】 車両への装着の向きが指定されたタイヤ1である。接地面2sを有するトレッド部2と、車両装着時にトレッド部2の車両内側からタイヤ半径方向の内側に延びる内側サイド部3iと、車両装着時にトレッド部2の車両外側からタイヤ半径方向の内側に延びる外側サイド部3oとを含んでいる。内側サイド部3iの少なくとも一部は、複数のリッジ5が並列されたセレーション領域6を有している。複数のリッジ5のそれぞれは、タイヤ周方向に対して45~90°の角度で延びている。外側サイド部3oは、セレーション領域6を有さない。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両への装着の向きが指定されたタイヤであって、
接地面を有するトレッド部と、
車両装着時に前記トレッド部の車両内側からタイヤ半径方向の内側に延びる内側サイド部と、
車両装着時に前記トレッド部の車両外側からタイヤ半径方向の内側に延びる外側サイド部とを含み、
前記内側サイド部の少なくとも一部は、複数のリッジが並列されたセレーション領域を有し、
前記複数のリッジのそれぞれは、タイヤ周方向に対して45~90°の角度で延びており、
前記外側サイド部は、前記セレーション領域を有さない、
タイヤ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記接地面は、車両装着時の最も車両内側を規定する内側接地端を有し、
前記セレーション領域は、前記内側接地端からタイヤ半径方向の内側に延びる本体部分と、前記内側接地端から前記接地面上をタイヤ軸方向の内側に延びる延長部分とを含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記内側サイド部は、タイヤを加硫成形するためのモールドによって形成されたタイヤ周方向に延びるパーティングラインを有し、
前記本体部分は、前記パーティングラインを含む位置に設けられる、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記延長部分のタイヤ軸方向の内端は、内側接地端Tiからトレッド接地幅TWの5%以内の範囲に位置する、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記セレーション領域のタイヤ半径方向の高さは、タイヤの断面高さの50%以上である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記複数のリッジのそれぞれは、直線状に延びる、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記複数のリッジのそれぞれは、曲線部を含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記複数のリッジのそれぞれに沿った長さは、前記複数のリッジのそれぞれの始点と終点とを結ぶ直線距離の200%以下である、請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記複数のリッジは、前記内側サイド部のプロファイルを規定するサイド基準面からタイヤ軸方向の外側に突出しており、
前記複数のリッジの表面積の総計は、前記サイド基準面の前記セレーション領域の基準面積の130%以上である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記複数のリッジのそれぞれは、前記サイド基準面に沿って延びる頂面を有し、
前記複数のリッジの前記頂面の面積の総計は、前記基準面積の50%以下である、請求項9に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両への装着の向きが指定されたタイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両への装着の向きが指定された高速走行に適したタイヤが種々提案されている。例えば、下記特許文献1は、トレッドゴムを構成するゴムストリップの傾斜の向きを特定することで、耐久性を向上させた空気入りタイヤを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-093877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両装着時に車両内側に位置する内側サイド部は、高速走行時に高温となる傾向があり、特許文献1の空気入りタイヤにおいても、更なる改善が要望されていた。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、高速走行時の耐久性能を向上し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両への装着の向きが指定されたタイヤであって、接地面を有するトレッド部と、車両装着時に前記トレッド部の車両内側からタイヤ半径方向の内側に延びる内側サイド部と、車両装着時に前記トレッド部の車両外側からタイヤ半径方向の内側に延びる外側サイド部とを含み、前記内側サイド部の少なくとも一部は、複数のリッジが並列されたセレーション領域を有し、前記複数のリッジのそれぞれは、タイヤ周方向に対して45~90°の角度で延びており、前記外側サイド部は、前記セレーション領域を有さない、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上述の構成を備えることにより、高速走行時の耐久性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。
内側サイド部の側面図である。
他の実施形態のリッジの拡大斜視図である。
図1のA部拡大図である。
図2のB-B線の断面図である。
タイヤを加硫成形するためのモールドの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の正規状態のタイヤ1を示すタイヤ子午線断面図である。ここで、「正規状態」とは、タイヤ1が空気入りタイヤの場合、タイヤ1が正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、タイヤ1の各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
【0010】
「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が有る場合、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が無い場合、リム組み可能であって、エア漏れを生じさせないリムのうち、最もリム径が小さく、その中で最もリム幅が小さいリムである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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