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公開番号2025164715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2025061338
出願日2025-04-02
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20251023BHJP(車両一般)
要約【課題】耐摩耗性能、スノーグリップ性能、およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、ゴム成分、シリカ、樹脂成分、および植物油を含むゴム組成物により構成され、前記ゴム成分は、スチレンブタジエンゴムを20質量%以上90質量%以下含み、前記ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対し、シリカを50質量部超150質量部以下含有し、前記樹脂成分は、テルペン系樹脂、C5C9系樹脂、およびジシクロペンタジエン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、前記ゴム組成物のガラス転移温度が-30℃以下であり、前記トレッド部の最厚部の厚みをt(mm)、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量をS(質量%)とする場合、t×Sが300未満であるタイヤ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、ゴム成分、シリカ、樹脂成分、および植物油を含むゴム組成物により構成され、
前記ゴム成分は、スチレンブタジエンゴムを20質量%以上90質量%以下含み、
前記ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対し、シリカを50質量部超150質量部以下含有し、
前記樹脂成分は、テルペン系樹脂、C5C9系樹脂、およびジシクロペンタジエン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、
前記ゴム組成物のガラス転移温度が-30℃以下であり、
前記トレッド部の最厚部の厚みをt(mm)、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量をS(質量%)とする場合、t×Sが300未満であるタイヤ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記スチレンブタジエンゴムが樹脂成分で伸展されてなる、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ゴム成分100質量部に対する可塑剤の総含有量が20質量部以上である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ゴム成分中の総スチレン量が20質量%以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ゴム成分がブタジエンゴムを10質量%以上含む、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム成分がイソプレン系ゴムを10質量%以上含む、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム成分がスチレンブタジエンゴムを50質量%以上90質量%以下含む、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ゴム組成物が、ゴム成分100質量部に対し、シリカを80質量部以上150質量部以上含有する、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項9】
前記ゴム成分100質量部に対するカーボンブラックの含有量が20質量部未満である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項10】
前記樹脂成分が液状樹脂を含有する、請求項1または2記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
冬用タイヤの耐摩耗性能およびスノー性能を両立させる手段として、ガラス転移温度の低いゴム成分をトレッドゴムに配合する手法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-2868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガラス転移温度の低いゴム成分をトレッドゴムに配合すると、ウェットグリップ性能が低下する傾向があり、耐摩耗性能、スノーグリップ性能、およびウェットグリップ性能の間で性能バランスの改善余地がある。
【0005】
本発明は、耐摩耗性能、スノーグリップ性能、およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、ゴム成分、シリカ、樹脂成分、および植物油を含むゴム組成物により構成され、前記ゴム成分は、スチレンブタジエンゴムを20質量%以上90質量%以下含み、前記ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対し、シリカを50質量部超150質量部以下含有し、前記樹脂成分は、テルペン系樹脂、C5C9系樹脂、およびジシクロペンタジエン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、前記ゴム組成物のガラス転移温度が-30℃以下であり、前記トレッド部の最厚部の厚みをt(mm)、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量をS(質量%)とする場合、t×Sが300未満であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐摩耗性能、スノーグリップ性能、およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るタイヤの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、ゴム成分、シリカ、樹脂成分、および植物油を含むゴム組成物により構成され、前記ゴム成分は、スチレンブタジエンゴムを20質量%以上90質量%以下含み、前記ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対し、シリカを50質量部超150質量部以下含有し、前記樹脂成分は、テルペン系樹脂、C5C9系樹脂、およびジシクロペンタジエン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、前記ゴム組成物のガラス転移温度が-30℃以下であり、前記トレッド部の最厚部の厚みをt(mm)、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量をS(質量%)とする場合、t×Sが300未満であるタイヤである。
【0010】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明のタイヤにおいて、耐摩耗性能、スノーグリップ性能、およびウェットグリップ性能の総合性能が向上するメカニズムとしては、例えば以下のように考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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