TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025094799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210558
出願日
2023-12-13
発明の名称
弾性波デバイスおよびその製造方法、フィルタ並びにマルチプレクサ
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
個人
主分類
H03H
9/17 20060101AFI20250618BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】特性を向上させることが可能な弾性波デバイスを提供する。
【解決手段】弾性波デバイスは、基板と、基板上に空隙30を挟み設けられた下部電極12と、下部電極12上に設けられた圧電膜14と、圧電膜14上に設けられた上部電極16と、空隙30と下部電極12との間に設けられ、第18族元素の濃度が1×10
19
原子/cm
3
以上の絶縁膜20とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板上に空隙を挟み設けられた下部電極と、
前記下部電極上に設けられた圧電膜と、
前記圧電膜上に設けられた上部電極と、
前記空隙と前記下部電極との間に設けられ、第18族元素の濃度が1×10
19
原子/cm
3
以上の絶縁膜と、
を備える弾性波デバイス。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記絶縁膜における前記第18族元素の濃度は、前記圧電膜における前記第18族元素の濃度より高い請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項3】
前記第18族元素は、アルゴンである請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項4】
前記絶縁膜は、酸化シリコン膜またはアルゴン以外の不純物を含む酸化シリコン膜である請求項3に記載の弾性波デバイス。
【請求項5】
前記圧電膜は、窒化アルミニウム膜または不純物を含む窒化アルミニウム膜である請求項4に記載の弾性波デバイス。
【請求項6】
前記空隙は、前記圧電膜の厚さ方向の断面視においてアーチ状である請求項1から5のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
【請求項7】
前記基板と前記絶縁膜とは接する請求項1から5のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
【請求項8】
基板と、
前記基板上に空隙を挟み設けられた下部電極と、
前記下部電極上に設けられた圧電膜と、
前記圧電膜上に設けられた上部電極と、
前記空隙と前記下部電極との間に設けられ、内部応力が圧縮応力である絶縁膜と、
を備える弾性波デバイス。
【請求項9】
請求項1から5および8のいずれか一項に記載の弾性波デバイスを備えるフィルタ。
【請求項10】
請求項9に記載のフィルタを備えるマルチプレクサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波デバイスおよびその製造方法、フィルタ並びにマルチプレクサに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
圧電薄膜共振器等の弾性波デバイスでは、圧電膜と圧電膜を挟む下部電極および上部電極とを有する積層膜が設けられている。基板と積層膜との間に空隙が設けられている。空隙と下部電極との間に絶縁膜を設けることが知られている(例えば特許文献1、2)。基板と下部電極との間の空隙をドーム状とすることが知られている(例えば特許文献3)。酸化シリコン等の絶縁膜にアルゴンを添加することで絶縁膜が圧縮応力となることが知られている(例えば特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2006/134744号
特開2021-141580号公報
特開2007-124166号公報
特開平7-172867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1および2のような、断面形状が略台形の空隙を有する弾性波デバイスでは、圧電膜が撓むまたは振動したときに、積層膜が基板に接触しないように空隙を厚くする。このため、空隙を形成するための犠牲層を厚くすることになる。犠牲層が厚くなると、犠牲層と圧電膜との結晶性の違いから圧電膜の結晶性が低下してしまう。そこで、特許文献3のように、積層膜を圧縮応力とすることで、犠牲層が薄くとも犠牲層を除去したときに積層膜がドーム状に膨らむ。これにより、空隙を厚くすることができる。よって、犠牲層が薄くてもよいため圧電膜の結晶性を向上できる。しかしながら、積層膜を圧縮応力とするためには、積層膜内に第18族元素(希ガス元素)を添加する。これにより、圧電膜の圧電性が低下し、弾性波デバイスの特性が劣化してしまう。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基板と、前記基板上に空隙を挟み設けられた下部電極と、前記下部電極上に設けられた圧電膜と、前記圧電膜上に設けられた上部電極と、前記空隙と前記下部電極との間に設けられ、第18族元素の濃度が1×10
19
原子/cm
3
以上の絶縁膜と、を備える弾性波デバイスである。
【0007】
上記構成において、前記絶縁膜における前記第18族元素の濃度は、前記圧電膜における前記第18族元素の濃度より高い構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記第18族元素は、アルゴンである構成とすることができる。
【0009】
上記構成において、前記絶縁膜は、酸化シリコン膜またはアルゴン以外の不純物を含む酸化シリコン膜である構成とすることができる。
【0010】
上記構成において、前記圧電膜は、窒化アルミニウム膜または不純物を含む窒化アルミニウム膜である構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
太陽誘電株式会社
コイル部品
17日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品
17日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品
17日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品
17日前
太陽誘電株式会社
積層セラミック電子部品および誘電体磁器組成物
17日前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサ、及びウエハ
17日前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイスおよびその製造方法、フィルタ並びにマルチプレクサ
3日前
個人
電子式音響装置
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
25日前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
23日前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
18日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
1か月前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
2か月前
株式会社コルグ
電源装置
1か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
2日前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
1か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
1か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
2日前
住友理工株式会社
接触検知装置
2か月前
台灣晶技股ふん有限公司
パッケージ構造
10日前
株式会社ダイフク
搬送設備
25日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
22日前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
2か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
2か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
2か月前
オムロン株式会社
ソリッドステートリレー
22日前
セイコーエプソン株式会社
回路装置
17日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
19日前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
25日前
続きを見る
他の特許を見る