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公開番号
2025093042
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208520
出願日
2023-12-11
発明の名称
半導体装置
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20250616BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本開示は、半導体モジュールの位置決めと、半導体モジュールの誤搭載の防止とを両立した半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示による半導体装置は、半導体モジュール2と、半導体モジュール2を搭載するベース板4とを備え、半導体モジュール2は、少なくとも1辺において、半導体モジュール2の中心に対して点対称とならないように設けられた直線状の凸部8を有し、ベース板4は、凸部8に対応するように設けられた凹部9を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを搭載するベース板と、
を備え、
前記半導体モジュールは、少なくとも1辺において、前記半導体モジュールの中心に対して点対称とならないように設けられた直線状の凸部を有し、
前記ベース板は、前記凸部に対応するように設けられた凹部を有する、半導体装置。
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【請求項2】
半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを搭載するベース板と、
を備え、
前記半導体モジュールは、少なくとも1辺の両端において、前記半導体モジュールの中心に対して点対称とならないように設けられた凸部を有し、
前記ベース板は、前記両端のうち一端の前記凸部に対応するように設けられた円形状の凹部と、前記両端のうち他端の前記凸部に対応するように設けられた楕円形状の凹部とを有する、半導体装置。
【請求項3】
半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを搭載するベース板と、
を備え、
前記半導体モジュールは、少なくとも1つのコーナーにおいて、前記半導体モジュールの中心に対して点対称とならないように設けられたL字型の凸部を有し、
前記ベース板は、前記凸部に対応するように設けられたL字型の凹部を有する、半導体装置。
【請求項4】
半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを搭載するベース板と、
を備え、
前記半導体モジュールは、少なくとも1辺であって、かつ当該半導体モジュールから外方に突出した端子と、前記半導体モジュールと前記ベース板とを接続する接続部との間において、前記半導体モジュールの中心に対して点対称とならないように設けられた直線状の凸部を有し、
前記ベース板は、前記凸部に対応するように設けられた凹部を有する、半導体装置。
【請求項5】
半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを搭載するベース板と、
を備え、
前記半導体モジュールは、少なくとも1辺において、前記半導体モジュールの中心に対して点対称とならないように設けられた3つ以上の円形状の凸部を有し、
前記ベース板は、前記凸部に対応するように設けられた3つ以上の凹部を有する、半導体装置。
【請求項6】
前記凹部のうち、1つの前記凹部のみが円形状であり、他の前記凹部は楕円形状である、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記半導体モジュールは、前記少なくとも1辺において、2つ以上の円形状の凹部をさらに有し、
前記ベース板は、前記凹部に対応するように設けられた2つ以上の円形状の凸部をさらに有する、請求項5または6に記載の半導体装置。
【請求項8】
半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを搭載するベース板と、
を備え、
前記半導体モジュールは、対向する2辺のそれぞれにおいて、互いに対向しないように設けられた2つ以上の円形状の凸部を有し、
前記ベース板は、前記凸部に対応するように設けられた2つ以上の凹部を有する、半導体装置。
【請求項9】
前記半導体モジュールは、前記対向する2辺のうち少なくとも1辺において、2つ以上の円形状の凹部をさらに有し、
前記ベース板は、前記凹部に対応するように設けられた2つ以上の円形状の凸部をさらに有する、請求項8に記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関し、特に電力用半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)モジュール、IPM(Intelligent Power Module)、およびT-PM(Transfer molded Power Module)などに代表されるパワー半導体モジュールは、電力損失による発熱を放熱するために、ベース板を介して冷却器に接続されている。パワー半導体モジュールと冷却器との接続は、パワー半導体モジュールに設けられた凸部(突起)が、冷却器に設けられた凹部(半導体モジュールの凸部に対応する凹部)に篏合されることによって実現される。このような構成とすることによって、半導体モジュールが冷却器に対して位置決めされるため、半導体モジュールの組付け時、または、はんだリフロー時などにおける半導体モジュールの水平方向の位置ずれを防ぐことができる。
【0003】
一方、外形は同一であるが種類(機能)が異なる半導体モジュールについて、それぞれの半導体モジュールに設けられた凸部が同じ位置に設けられていると、当該凸部を冷却器に設けられた凹部(半導体モジュールの凸部に対応する凹部)に篏合させることが可能であるため、半導体モジュールの誤搭載を防ぐことが困難であった。ここで、外形は同一であるが種類(機能)が異なる半導体モジュールとは、例えば、定格電流、定格電圧、または回路構成が異なる半導体モジュールのことをいう。
【0004】
従来、半導体モジュールに設けられた一対の凸部間の距離を半導体モジュールの大きさに応じて異ならせることによって、半導体モジュールを搭載すべき領域以外の領域に誤搭載することを防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/131310号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、半導体モジュールの大きさに応じて凸部間の距離を異ならせているが、同一外形かつ種類が異なる半導体モジュールについては種類を識別することができないため、本来とは異なる種類の半導体モジュールを誤搭載し得るという問題がある。また、特許文献1では、半導体モジュールに一対の凸部を設けているため、半導体モジュールを反対向き(本来の向きとは180度異なる向き)に誤搭載し得るという問題がある。
【0007】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、半導体モジュールの位置決めと、半導体モジュールの誤搭載の防止とを両立した半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示による半導体装置は、半導体モジュールと、半導体モジュールを搭載するベース板とを備え、半導体モジュールは、少なくとも1辺において、半導体モジュールの中心に対して点対称とならないように設けられた直線状の凸部を有し、ベース板は、凸部に対応するように設けられた凹部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、半導体モジュールの位置決めと、半導体モジュールの誤搭載の防止とを両立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1~8に係る半導体装置の全体構成の一例を示す図である。
半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
水冷ジャケットの構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体モジュールをベース板に搭載した状態を示す図である。
実施の形態2に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態2に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態3に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態3に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体モジュールに設けた凸部の一部が欠損した状態を示す図である。
実施の形態4に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態4に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態5に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態5に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態6に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態6に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態7に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態7に係るベース板の構成の一例を示す図である。
実施の形態8に係る半導体モジュールの構成の一例を示す図である。
実施の形態8に係るベース板の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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