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公開番号2025073829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184936
出願日2023-10-27
発明の名称集合導線
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】屈曲による破断の発生を抑制するとともに、導線の占積率を向上させた集合導線を提供する。
【解決手段】複数の導線から構成される断面が方形の集合導線であって、集合導線を形成している皮膜11の断面における第1の辺11aに接して配されている複数の第1の導線21と、皮膜11の断面における第1の辺11aに対向する第2の辺11bに接して配されている複数の第2の導線23と、複数の第1の導線21と、複数の第2の導線23と、の間に配された複数の中間の導線22と、を備え、複数の第2の導線23は、複数の第1の導線21より大径で形成されており、前記複数の導線21,22,23は、第1の辺11aに接する第1の導線21によって構成されている層から、第2の辺11bに接する第2の導線23によって構成されている層まで、それぞれの層を構成している導線の径が徐々に大径となるように配されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の導線から構成される断面が方形の集合導線であって、
前記集合導線を形成している皮膜の断面における第1の辺に接して配されている複数の第1の導線と、
前記皮膜の断面における前記第1の辺に対向する第2の辺に接して配されている複数の第2の導線と、
前記複数の第1の導線と、前記複数の第2の導線と、の間に配された複数の中間の導線と、を備え、
前記複数の第2の導線は、前記複数の第1の導線より大径で形成されており、
前記第1の導線、前記第2の導線および前記中間の導線は、
前記第1の辺に接する前記第1の導線によって構成されている層から、前記第2の辺に接する前記第2の導線によって構成されている層まで、それぞれの層を構成している導線の径が徐々に大径となるように配されている、
集合導線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、集合導線に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、モータに利用されるステータを形成するために、ステータコアにコイルを配している。このようなステータでは、電費向上のために、コイルを電磁鋼板に密着させるように小さなRで屈曲させることが求められている。
【0003】
しかし、コイルを小Rで屈曲させることは困難であり、無理に小Rで屈曲させようとすると破断してしまう恐れがある。一方で、複数の導線を纏めて集合体を形成することで、コイルの渦損を低減し電費向上をはかる集合導線が検討されている。特開2014-032751号公報(特許文献1)には、1本の銅アルミニウム複合線を中心とし、その外周に最密充填となるように同心円状に銅アルミニウム複合線を配して結束することで、集合導線を形成することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-032751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたような集合導線では、各銅アルミニウム複合線が同一直系である細線を束ねていることから、曲げの内側は小Rに屈曲させやすい反面、曲げ外は小径のために破断しまうおそれがある。また同一径の集合導線では、破断しないように屈曲させた場合に、占積率を上げることができないという課題があった。
【0006】
本開示は、屈曲による破断の発生を抑制するとともに、導線の占積率を向上させた集合導線を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる集合導線は、複数の導線から構成される断面が方形の集合導線であって、前記集合導線を形成している皮膜の断面における第1の辺に接して配されている複数の第1の導線と、前記皮膜の断面における前記第1の辺に対向する第2の辺に接して配されている複数の第2の導線と、前記複数の第1の導線と、前記複数の第2の導線と、の間に配された複数の中間の導線と、を備え、前記複数の第2の導線は、前記複数の第1の導線より大径で形成されており、前記第1の導線、前記第2の導線および前記中間の導線は、前記第1の辺に接する第1の導線によって構成されている層から、前記第2の辺に接する第2の導線によって構成されている層まで、それぞれの層を構成している導線の径が徐々に大径となるように配されている。
これにより、所定の方向への屈曲強さを付与することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示よれば、屈曲による破断の発生を抑制するとともに、導線の占積率を向上させた集合導線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかるステータの斜視図である。
実施の形態1にかかる集合導線を構成する細線を示した図である。
夫々の細線の断面が角断面である集合導線の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1
以下、図面を参照して本実施の形態に係る集合導線2について説明する。図1に示すように、集合導線2は、モータに利用されるステータ1のステータコアに対してコイルとして利用される導線である。
(【0011】以降は省略されています)

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