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公開番号
2025123072
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018930
出願日
2024-02-09
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250815BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】荷重による複数の電池セルの周縁部の劣化を抑制しつつ、熱による複数の電池セルの劣化を抑制することが可能な蓄電装置を提供すること。
【解決手段】本開示にかかる蓄電装置は、積層された複数の電池セルと、複数の電池セルの間に設けられた複数の断熱板と、複数の電池セル及び複数の断熱板を有するセルスタックを収容するケースと、を備えた蓄電装置であって、各断熱板は、断熱板に隣接する電池セルの積層面の全面を覆うように形成され、且つ、断熱板に隣接する電池セルの縁に接触しないようにテーパー状の縁部を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
積層された複数の電池セルと、
前記複数の電池セルの間に設けられた複数の断熱板と、
前記複数の電池セル及び前記複数の断熱板を有するセルスタックを収容するケースと、
を備えた蓄電装置であって、
各前記断熱板は、当該断熱板に隣接する電池セルの積層面の全面を覆うように形成され、且つ、当該断熱板に隣接する電池セルの縁に接触しないようにテーパー状の縁部を有する、
蓄電装置。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
各前記断熱板は、
断熱粉が固形化された断熱材と、
断熱材を包むフィルムと、を有する、
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記断熱板は、シリカを含む。
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記複数の電池セルは、矩形状の積層面を有し、
前記複数の断熱板は、矩形状の積層面を有する、
請求項1に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、積層配置された複数の電池セルと、複数の電池セルと交互に配置された複数の緩衝シートと、を備えた電池モジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-46073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された電池モジュールでは、複数の電池セルの互いの熱を伝えにくくするために、各緩衝シートを当該緩衝シートに隣接する電池セルの積層面の全面を覆うように配置した場合、当該緩衝シートからそれに隣接する電池セルの周縁部に対して負荷が加わって、その結果、当該電池セルの周縁部が劣化してしまう可能性がある。一方で、複数の電池セルの周縁部の劣化を抑制するために、各緩衝シートを当該緩衝シートに隣接する電池セルの積層面のうち周縁部以外を覆うように配置した場合、複数の電池セルの互いの熱が周縁部を介して伝わりやすくなり、その結果、各電池セルが熱により劣化してしまう可能性がある。つまり、特許文献1に開示された電池モジュールは、荷重による複数の電池セルの周縁部の劣化を抑制しつつ、熱による複数の電池セルの劣化を抑制することができない、という課題があった。
【0005】
本開示は、以上の背景に鑑みなされたものであり、荷重による複数の電池セルの周縁部の劣化を抑制しつつ、熱による複数の電池セルの劣化を抑制することが可能な蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる蓄電装置は、積層された複数の電池セルと、前記複数の電池セルの間に設けられた複数の断熱板と、前記複数の電池セル及び前記複数の断熱板を有するセルスタックを収容するケースと、を備えた蓄電装置であって、各前記断熱板は、当該断熱板に隣接する電池セルの積層面の全面を覆うように形成され、且つ、当該断熱板に隣接する電池セルの縁に接触しないようにテーパー状の縁部を有する。この蓄電装置では、各断熱板が、当該断熱板に隣接する電池セルの積層面の全面を覆うように形成されている。それにより、複数の電池セルの互いの熱が伝わりにくくなるため、熱による各電池セルの劣化が抑制される。また、この蓄電装置では、各断熱板が、当該断熱板に隣接する電池セルの周縁部に接触しないようにテーパー状の縁部を有する。それにより、各断熱板からそれに隣接する電池セルの周縁部に加わる負荷が低減されるため、荷重による各電池セルの周縁部の劣化が抑制される。つまり、この蓄電装置は、荷重による複数の電池セルの周縁部の劣化を抑制しつつ、熱による複数の電池セルの劣化を抑制することができる。
【発明の効果】
【0007】
本開示により、荷重による複数の電池セルの周縁部の劣化を抑制しつつ、熱による複数の電池セルの劣化を抑制することが可能な蓄電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる交換式バッテリの外観を示す概略斜視図である。
実施の形態1にかかる交換式バッテリの前端に設けられたフロントケースの周辺を拡大した概略斜視図である。
実施の形態1にかかる交換式バッテリの後端に設けられたリアケースの周辺を拡大した概略斜視図である。
実施の形態1にかかる交換式バッテリの組み立ての流れを示すフローチャートである。
実施の形態1にかかる交換式バッテリの組み立ての流れを説明するための概略斜視図である。
実施の形態1にかかる交換式バッテリの組み立ての流れを説明するための概略斜視図である。
実施の形態1にかかる交換式バッテリのZX面の概略断面図である。
実施の形態1にかかる交換式バッテリに設けられたセルスタックの概略分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0010】
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかる交換式バッテリ1の外観を示す概略斜視図である。交換式バッテリ1は、バッテリパック、バッテリモジュールなどとも呼ばれ、例えば、電気を動力源としてモータ走行する電気自動車等の車両に着脱可能に装着される。交換式バッテリ1は、例えば、作業者が電気自動車に対して挿抜しやすいように小型化及び軽量化されている。なお、作業者は、作業ロボットなども含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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