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公開番号
2025127046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023528
出願日
2024-02-20
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
23/50 20060101AFI20250825BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電気的特性を改善するのに適した半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1導電部材1A、半導体素子3および封止樹脂4を備える。第1導電部材1Aは、厚さ方向zのz1側を向く第1主面11aを有する第1配線部11と、第1配線部11に対して厚さ方向zのz2側につながる第1端子部21と、を含む。半導体素子3は、厚さ方向zにおいて第1主面11aに対向する側に位置し、且つ第1主面11aに電気的に接続された第1電極31を有する。第1配線部11は、厚さ方向zに見て第1端子部21に重なる第1部111と、厚さ方向zに見て第1端子部21に重ならない第2部112と、を含む。厚さ方向zに見て、第1配線部11の第1面積に対して、第1部111の面積と、第2部112のうち第1電極31と重なる部位から第1部111につながる第1領域112Aの面積と、の和である第2面積の割合は、60%以下である。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
厚さ方向の一方側を向く第1主面を有する第1配線部と、前記第1配線部に対して前記厚さ方向の他方側につながり、且つ前記厚さ方向の他方側を向く第1裏面を有する第1端子部と、を含む第1導電部材と、
前記厚さ方向において前記第1主面に対向する側に位置し、且つ前記第1主面に電気的に接続された少なくとも1つの第1電極、を有する半導体素子と、
前記第1配線部の少なくとも一部、前記第1端子部の一部、および前記半導体素子を覆い、且つ前記厚さ方向の他方側を向く樹脂裏面を有する封止樹脂と、を備え、
前記第1裏面は、前記樹脂裏面から露出しており、
前記第1配線部は、前記厚さ方向に見て前記第1端子部に重なる第1部と、前記厚さ方向に見て前記第1端子部に重ならない第2部と、を含み、
前記第2部は、前記厚さ方向において前記第1主面および前記第1裏面の間に位置し、且つ前記厚さ方向の他方側を向く第1中間面を有し、
前記第1中間面は、前記封止樹脂に覆われており、
前記厚さ方向に見て、前記第1配線部の面積である第1面積に対して、前記第1部の面積と、前記第2部のうち前記第1電極と重なる部位から前記第1部につながる第1領域の面積と、の和である第2面積の割合は、60%以下である、半導体装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記第1面積に対する前記第2面積の割合は、20%以上50%以下である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1部および前記第1端子部は、前記厚さ方向に直交する第1方向に延びる、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記半導体素子は、前記第1方向に沿って配列された複数の前記第1電極を有する、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記厚さ方向に見て、複数の前記第1電極の各々の少なくとも一部は、前記第1部と重なる、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2部は、前記第1部から前記厚さ方向および前記第1方向に直交する第2方向の一方側に延びる第1延出部を有する、請求項4または5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記厚さ方向に見て、複数の前記第1電極の少なくもいずれかは、前記第1部および前記第1延出部の双方に重なる、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1延出部は、前記第1部につながり、且つ前記第1領域の少なくとも一部を構成する第1内側部と、前記第1内側部につながり、且つ前記第1内側部よりも前記第2方向の一方側に位置する第1外側部と、を有し、
前記第1外側部の前記第2方向の長さである第1寸法は、前記第1端子部の前記第2方向の長さである第2寸法よりも大きい、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1寸法は、前記第2寸法の1.5倍以上2.5倍以下である、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2部は、前記第1部から前記第2方向の他方側に延びる第2延出部を有する、請求項6に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体素子を備えた半導体装置は、様々な構成が提案されている。特許文献1には、従来の半導体装置の一例が開示されている。同文献に開示された半導体装置は、リードおよび半導体素子を備えている。特許文献1に記載の半導体装置において、半導体素子は、リード上にフリップチップ実装により搭載されている。リードは、厚さ方向の一方側を向く主面を有する。半導体素子は、当該主面に対向する側に設けられた複数の電極を有し、複数の電極が、たとえばはんだなどからなる接合層を介してリードの主面に接合されている。リードは、複数の電極の少なくともいずれかを介して半導体素子の内部回路に導通している。特許文献1に記載の半導体装置においては、電極を介して半導体素子およびリードの間で電流が流れ得る。リードは、たとえば、半導体素子と、半導体装置が実装される配線基板との導電経路を構成している。このような構成の半導体装置において、電気的特性について改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-77694号公報
【0004】
[概要]
本開示は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、電気的特性を改善するのに適した半導体装置を提供することを主たる課題とする。
【0005】
本開示によって提供される半導体装置は、厚さ方向の一方側を向く第1主面を有する第1配線部と、前記第1配線部に対して前記厚さ方向の他方側につながり、且つ前記厚さ方向の他方側を向く第1裏面を有する第1端子部と、を含む第1導電部材と、前記厚さ方向において前記第1主面に対向する側に位置し、且つ前記第1主面に電気的に接続された少なくとも1つの第1電極、を有する半導体素子と、前記第1配線部の少なくとも一部、前記第1端子部の一部、および前記半導体素子を覆い、且つ前記厚さ方向の他方側を向く樹脂裏面を有する封止樹脂と、を備え、前記第1裏面は、前記樹脂裏面から露出しており、前記第1配線部は、前記厚さ方向に見て前記第1端子部に重なる第1部と、前記厚さ方向に見て前記第1端子部に重ならない第2部と、を含み、前記第2部は、前記厚さ方向において前記第1主面および前記第1裏面の間に位置し、且つ前記厚さ方向の他方側を向く第1中間面を有し、前記第1中間面は、前記封止樹脂に覆われており、前記厚さ方向に見て、前記第1配線部の面積である第1面積に対して、前記第1部の面積と、前記第2部のうち前記第1電極と重なる部位から前記第1部につながる第1領域の面積と、の和である第2面積の割合は、60%以下である。
【0006】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す斜視図である。
図2は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す平面図(封止樹脂を透過)である。
図3は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す平面図(半導体素子および封止樹脂を透過)である。
図4は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す底面図である。
図5は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す正面図である。
図6は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す背面図である。
図7は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す右側面図である。
図8は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す左側面図である。
図9は、図3のIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図3のX-X線に沿う断面図である。
図11は、図3のXI-XI線に沿う断面図である。
図12は、図3のXII-XII線に沿う断面図である。
図13は、図3のXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、図3の部分拡大図である。
図15は、図9の部分拡大図である。
図16は、第1実施形態の第1変形例に係る半導体装置を示す、図3と同様の平面図である。
図17は、図16のXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図16のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、図16の部分拡大図である。
図20は、図17の部分拡大図である。
図21は、第1実施形態の第2変形例に係る半導体装置を示す、図3と同様の平面図である。
図22は、図21のXXII-XXII線に沿う断面図である。
図23は、図21のXXIII-XXIII線に沿う断面図である。
図24は、図21の部分拡大図である。
図25は、図22の部分拡大図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、本開示の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0009】
以下では、同一あるいは類似の構成要素に、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単にラベルとして用いたものであり、必ずしもそれらの対象物に順列を付することを意図していない。
【0010】
本開示において、「ある物Aがある物Bに形成されている」および「ある物Aがある物B(の)上に形成されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接形成されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに形成されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに配置されている」および「ある物Aがある物B(の)上に配置されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接配置されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに配置されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物B(の)上に位置している」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに接して、ある物Aがある物B(の)上に位置していること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物が介在しつつ、ある物Aがある物B(の)上に位置していること」を含む。また、「ある方向に見てある物Aがある物Bに重なる」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bのすべてに重なること」、および、「ある物Aがある物Bの一部に重なること」を含む。また、「ある物A(の材料)がある材料Cを含む」とは、「ある物A(の材料)がある材料Cからなる場合」、および、「ある物A(の材料)の主成分がある材料Cである場合」を含む。また、本開示において「ある面Aが方向B(の一方側または他方側)を向く」とは、面Aの方向Bに対する角度が90°である場合に限定されず、面Aが方向Bに対して傾いている場合を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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