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公開番号
2025124475
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020559
出願日
2024-02-14
発明の名称
回路装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01H
9/54 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】マイクロコントローラの汎用入出力ポートの占有数を限定しつつ、機械式スイッチがどの回路を選択しているかの判別を正確かつ容易に行い、機械式スイッチを他の目的のためにも使用することが可能な回路装置を提供すること。
【解決手段】回路装置100は、定電圧源105に接続され、複数の経路125に分岐し、当該複数の経路125のうちの1つを利用者が選択的に閉路状態とする機械式スイッチ130と、当該複数の経路125のそれぞれにおいて機械式スイッチ130と直列に接続された互いに異なる抵抗値の抵抗素子135とを含む分岐回路110と、分岐回路110とグランドとの間に直列に接続された共通抵抗素子115及びマイクロコントローラ145によって開閉制御されるアナログスイッチ120と、を備え、分岐回路110とアナログスイッチ120との間のノードの電圧値をマイクロコントローラ145の汎用入出力ポート150に入力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
定電圧源に接続され、複数の経路に分岐し、当該複数の経路のうちの1つを利用者が選択的に閉路状態とする機械式スイッチと、当該複数の経路のそれぞれにおいて前記機械式スイッチと直列に接続された互いに異なる抵抗値の抵抗素子とを含む分岐回路と、
前記分岐回路とグランドとの間に直列に接続された共通抵抗素子及びマイクロコントローラによって開閉制御されるアナログスイッチと、を備え、
前記分岐回路と前記共通抵抗素子との間のノード、又は前記分岐回路と前記アナログスイッチとの間のノードの電圧値、又は前記分岐回路を流れる電流値を前記マイクロコントローラの汎用入出力ポートに入力する回路装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記複数の経路のそれぞれにおいて前記機械式スイッチと直列に接続された前記抵抗素子は分圧抵抗素子であって、当該分圧抵抗素子と前記機械式スイッチとの間のノードを外部回路の入力ノードとする、請求項1記載の回路装置。
【請求項3】
前記機械式スイッチは、前記分岐回路と前記共通抵抗素子との間のノードを単極とし前記抵抗素子側を複数回路とする、単極複数投式の機械式スイッチである、請求項2記載の回路装置。
【請求項4】
前記複数の経路のそれぞれに単極単投式の機械式スイッチが設けられる、請求項2記載の回路装置。
【請求項5】
前記分岐回路は、前記マイクロコントローラの汎用入出力ポートに対して前記分岐回路を流れる電流の大きさを入力値とする電流測定回路の一部であり、
前記分岐回路は、前記機械式スイッチと直列に接続された互いに異なる抵抗値のシャント抵抗素子と、前記分岐回路と並列に接続された電流センサと、を含み、
前記分岐回路と、前記共通抵抗素子及び前記アナログスイッチとの間に、前記マイクロコントローラによって開閉制御される出力用アナログスイッチを介して外部回路への出力ノードが設けられる、請求項1記載の回路装置。
【請求項6】
前記機械式スイッチは、前記定電圧源側を単極とし前記抵抗素子側を複数回路とするか、又は前記分岐回路と前記共通抵抗素子との間のノードを単極とし、前記抵抗素子側を複数回路とする、単極複数投式の機械式スイッチである、請求項5記載の回路装置。
【請求項7】
前記複数の経路のそれぞれに単極単投式の機械式スイッチが設けられる、請求項5記載の回路装置。
【請求項8】
定電圧源に接続され、複数の経路に分岐し、当該複数の経路のうちの少なくとも1つを利用者が選択的に閉路状態とする機械式スイッチと、当該複数の経路のそれぞれにおいて前記機械式スイッチと直列に接続された互いに異なる抵抗値の抵抗素子とを含む分岐回路と、
前記分岐回路とグランドとの間に直列に接続された共通抵抗素子と、を備え、
前記分岐回路と前記共通抵抗素子との間のノードの電位をマイクロコントローラの汎用入出力ポートに入力するキーボード用の回路装置。
【請求項9】
前記複数の経路のそれぞれの抵抗素子の抵抗値が、任意に選択した複数個の抵抗素子の抵抗値を合計しても同一値とならない値となるように選択されている、請求項8記載の回路装置。
【請求項10】
請求項8又は請求項9記載の回路装置が複数並列に接続され、各回路装置の前記分岐回路と前記共通抵抗素子との間のノードの電圧値がマイクロコントローラの汎用入出力ポートにそれぞれ入力されるキーボード用の回路装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置、特に、機械式スイッチの「オン」/「オフ」選択又は回路の選択状態の判別を正確かつ容易に行うことのできる回路装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に複数の回路又は投を選択的に接続するための機械式スイッチは、アナログスイッチのような制御を行うための信号線を有しておらず、機械式スイッチがどの回路又は投を選択しているかを判別することは困難であった。
【0003】
機械式スイッチの回路又は投が、それぞれ異なる動作を行う回路に接続されており、それぞれの動作をディスプレイに表示する必要がある場合、表示データを出力するマイクロコントローラに対してどの回路又は投が選択されているかを通知する必要がある。そのため、従来は、機械式スイッチが選択した回路に対応するように、どの回路が選択されているかをユーザが手動で入力装置を操作することにより、マイクロコントローラの汎用入出力ポートにその情報を入力していた。その場合、操作ミスが起きる可能性があり、また、マイクロコントローラの汎用入出力ポートを多く占有してしまうという課題があった。
【0004】
そこで、抵抗素子と機械式スイッチを組み合わせた分圧回路の出力をADコンバータに入力し、どの回路が選択されているか、又はどのスイッチが「オン」になっているかを認識することができるように構成された回路が知られている。
【0005】
例えば、下記特許文献1は、電源電圧を分圧し分圧電圧をマイクロコントローラのA/Dポートに印加する抵抗分圧回路と、抵抗分圧回路による分圧比を変更するためのキースイッチと、を備え、どのキースイッチが選択されたかを識別する回路を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-155752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1記載の発明では、キースイッチが設けられた分岐回路は、キースイッチの「オン」/「オフ」状態を判別する目的だけのためのものであり、他の目的のために使用するものではない。
【0008】
本発明は、上記の事情を踏まえ、マイクロコントローラの汎用入出力ポートの占有数を限定しつつ、機械式スイッチの「オン」/「オフ」状態、若しくは当該スイッチがどの回路を選択しているかの判別を正確かつ容易に行うとともに、機械式スイッチを他の目的のためにも使用することが可能な回路装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明に係る回路装置は、定電圧源に接続され、複数の経路に分岐し、当該複数の経路のうちの1つを利用者が選択的に閉路状態とする機械式スイッチと、当該複数の経路のそれぞれにおいて前記機械式スイッチと直列に接続された互いに異なる抵抗値の抵抗素子とを含む分岐回路と、前記分岐回路とグランドとの間に直列に接続された共通抵抗素子及びマイクロコントローラによって開閉制御されるアナログスイッチと、を備え、前記分岐回路と前記共通抵抗素子との間のノード、又は前記分岐回路と前記アナログスイッチとの間のノードの電圧値、又は前記分岐回路を流れる電流値を前記マイクロコントローラの汎用入出力ポートに入力する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の回路装置の構成を示す概略図である。
実施形態2の回路装置の構成を示す概略図である。
実施形態3に関連する比較例の回路装置の構成を示す概略図である。
実施形態3の回路装置の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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