TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025116721
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011318
出願日
2024-01-29
発明の名称
オペアンプ回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03F
1/30 20060101AFI20250801BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】出力段のアイドル電流の電源電圧依存性を抑制する。
【解決手段】ソース接地型のAB級出力段130は、P型出力トランジスタMP1およびN型出力トランジスタMN1を含む。アイドル電流制御回路140Aは、AB級出力段130Aのアイドル電流Iidle_P,Iidle_Nを制御する。P型バイアストランジスタMP3およびN型バイアストランジスタMN3は、P型出力トランジスタMP1のゲートとN型出力トランジスタMN1のゲートの間に並列に接続される。第1基準電流源142および第2基準電流源144はそれぞれ、電源電圧V
DD
と負の相関を有する第1基準電流Iref_P,第2基準電流Iref_Nを生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
P型出力トランジスタおよびN型出力トランジスタを含むソース接地型のAB級出力段と、
前記AB級出力段のアイドル電流を制御するアイドル電流制御回路と、
を備え、
前記アイドル電流制御回路は、
前記P型出力トランジスタのゲートと前記N型出力トランジスタのゲートの間に並列に接続されたP型バイアストランジスタおよびN型バイアストランジスタと、
電源電圧と負の相関を有する第1基準電流を生成する第1基準電流源と、
前記電源電圧と負の相関を有する第2基準電流を生成する第2基準電流源と、
前記P型出力トランジスタに対応し、ソースが電源ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線され、前記第1基準電流の経路上に設けられたP型レプリカトランジスタと、
前記N型出力トランジスタに対応し、ソースが接地ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線され、前記第2基準電流の経路上に設けられたN型レプリカトランジスタと、
を含み、前記P型レプリカトランジスタと前記P型出力トランジスタがフローティングカレントミラー回路を形成し、前記N型レプリカトランジスタと前記N型出力トランジスタがフローティングカレントミラー回路を形成している、オペアンプ回路。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記第1基準電流源は、
第1定電流をシンクする第1定電流源と、
前記電源電圧と正の相関を有する第1可変電流をソースする第1可変電流源と、
を含み、
前記第2基準電流源は、
第2定電流をソースする第2定電流源と、
前記電源電圧と正の相関を有する2可変電流をシンクする第2可変電流源と、
を含む、請求項1に記載のオペアンプ回路。
【請求項3】
前記第1可変電流源は、
ソースが前記電源ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線された第1P型トランジスタと、
前記第1P型トランジスタのドレインと前記接地ラインの間に接続された第1抵抗と、
ソースが前記電源ラインと接続され、ゲートが前記第1P型トランジスタのゲートと接続された第2P型トランジスタと、
を含む、請求項2に記載のオペアンプ回路。
【請求項4】
前記第2可変電流源は、
ソースが前記接地ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線された第1N型トランジスタと、
前記第1N型トランジスタのドレインと前記電源ラインの間に接続された第2抵抗と、
ソースが前記接地ラインと接続され、ゲートが前記第1N型トランジスタのゲートと接続された第2N型トランジスタと、
を含む、請求項2または3に記載のオペアンプ回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オペアンプ回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
オペアンプは、電子回路のなかで特に重要な要素回路である。オペアンプの回路形式は、出力段の構成に応じて、A級、AB級、B級などに分類される。
【0003】
レイルトゥレイル動作が求められるオペアンプでは、ソース接地型のAB級出力段が採用される。クロスカップル型フィードフォワードAB級出力段は、ソース接地型の出力段を有し、そのアイドル電流は、フローティングカレントミラー回路と呼ばれる回路形式によって制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-132357号公報
【0005】
[概要]
本開示はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、出力段のアイドル電流の電源電圧依存性を抑制したオペアンプ回路の提供にある。
【0006】
本開示のある態様に係るオペアンプ回路は、P型出力トランジスタおよびN型出力トランジスタを含むソース接地型のAB級出力段と、AB級出力段のアイドル電流を制御するアイドル電流制御回路と、を備える。アイドル電流制御回路は、P型出力トランジスタのゲートとN型出力トランジスタのゲートの間に並列に接続されたP型バイアストランジスタおよびN型バイアストランジスタと、電源電圧と負の相関を有する第1基準電流を生成する第1基準電流源と、電源電圧と負の相関を有する第2基準電流を生成する第2基準電流源と、P型出力トランジスタに対応し、ソースが電源ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線され、第1基準電流の経路上に設けられたP型レプリカトランジスタと、N型出力トランジスタに対応し、ソースが接地ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線され、第2基準電流の経路上に設けられたN型レプリカトランジスタと、を含み、P型レプリカトランジスタとP型出力トランジスタがフローティングカレントミラー回路を形成し、N型レプリカトランジスタとN型出力トランジスタがフローティングカレントミラー回路を形成している。
【0007】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るオペアンプ回路の回路図である。
図2は、比較技術におけるフローティングカレントミラー回路の動作を説明する図である。
図3は、比較技術に係るオペアンプ回路のアイドル電流の電源電圧依存性を説明する図である。
図4は、実施形態に係るオペアンプ回路のアイドル電流の電源電圧依存性を説明する図である。
図5は、実施例1に係るオペアンプ回路の回路図である。
図6は、第1基準電流源および第2基準電流源の具体的な構成例を示す回路図である。
図7は、実施例2に係るオペアンプ回路の回路図である。
図8は、実施例3に係るオペアンプ回路の回路図である。
【0009】
[詳細な説明]
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
【0010】
一実施形態に係るオペアンプ回路は、P型出力トランジスタおよびN型出力トランジスタを含むソース接地型のAB級出力段と、AB級出力段のアイドル電流を制御するアイドル電流制御回路と、を備える。アイドル電流制御回路は、P型出力トランジスタのゲートとN型出力トランジスタのゲートの間に並列に接続されたP型バイアストランジスタおよびN型バイアストランジスタと、電源電圧と負の相関を有する第1基準電流を生成する第1基準電流源と、電源電圧と負の相関を有する第2基準電流を生成する第2基準電流源と、P型出力トランジスタに対応し、ソースが電源ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線され、第1基準電流の経路上に設けられたP型レプリカトランジスタと、N型出力トランジスタに対応し、ソースが接地ラインと接続され、ゲートドレイン間が結線され、第2基準電流の経路上に設けられたN型レプリカトランジスタと、を含み、P型レプリカトランジスタとP型出力トランジスタがフローティングカレントミラー回路を形成し、N型レプリカトランジスタとN型出力トランジスタがフローティングカレントミラー回路を形成している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電子式音響装置
2か月前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
11日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
2か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
2か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
2か月前
日本電波工業株式会社
圧電デバイス
3日前
日本電波工業株式会社
ウェハ
2か月前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
2か月前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
2か月前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
2か月前
ローム株式会社
オペアンプ
3日前
ローム株式会社
オペアンプ
3日前
ローム株式会社
オペアンプ
1日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体スイッチ
1か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
2か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
5日前
ローム株式会社
オペアンプ回路
1日前
株式会社コルグ
電源装置
2か月前
ローム株式会社
オシレータ回路
1か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
1か月前
ローム株式会社
オペアンプ回路
1日前
ローム株式会社
半導体集積回路
12日前
ローム株式会社
オペアンプ回路
1日前
台灣晶技股ふん有限公司
パッケージ構造
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
2か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
2か月前
京セラ株式会社
弾性波装置、分波器及び通信装置
9日前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
1か月前
ローム株式会社
A/Dコンバータ回路
8日前
キヤノン株式会社
ADコンバータの補正手段
1か月前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
1か月前
株式会社フジクラ
増幅回路
1か月前
続きを見る
他の特許を見る