TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025159731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2022117163
出願日2022-07-22
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20251015BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 装置の寄生インダクタンスを低減しつつ、当該装置の放熱性の向上を図ることが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置A10は、第1絶縁層11と、第1絶縁層11に接合された第1導電層12、第2導電層13および第1放熱層16と、第1半導体素子21および第2半導体素子22と、導通部材17と、封止樹脂60とを備える。第1放熱層16は、第1絶縁層11を基準として第1導電層12および第2導電層13とは反対側に位置する。第1半導体素子21は、第1導電層12に導電接合された第1電極と、導通部材17が導電接合される第2電極とを有する。第2半導体素子22は、導通部材17が導電接合される第3電極と、第2導電層13に導電接合される第4電極とを有する。前記第2電極の極性と、前記第3電極の極性とは、互いに異なっている。第1放熱層16および導通部材17は、封止樹脂60から露出している。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の第1方向の一方側に接合された第1導電層と、
前記第1方向において前記第1導電層と同じ側に位置し、かつ前記第1絶縁層に接合された第2導電層と、
前記第1絶縁層を基準として前記第1導電層および前記第2導電層とは反対側に位置し、かつ前記第1絶縁層に接合された第1放熱層と、
前記第1方向において互いに反対側に位置する第1電極および第2電極を有するとともに、前記第1電極が前記第1導電層に導電接合された第1半導体素子と、
前記第1方向において互いに反対側に位置する第3電極および第4電極を有するとともに、前記第4電極が前記第2導電層に導電接合された第2半導体素子と、
前記第2電極および前記第3電極に導電接合された導通部材と、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子を覆う封止樹脂と、を備え、
前記第2電極の極性と、前記第3電極の極性とは、互いに異なっており、
前記第1放熱層および前記導通部材が、前記封止樹脂から露出している、半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記導通部材は、前記第2電極および前記第3電極に導電接合された接合面と、前記第1方向において前記接合面とは反対側を向き、かつ前記封止樹脂から露出する放熱面と、を有し、
前記放熱面の面積は、前記接合面の面積よりも大きい、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1方向に視て、前記接合面は、前記放熱面の周縁に囲まれている、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記導通部材は、第2絶縁層と、前記接合面を含み、かつ前記第2絶縁層に接合された第3導電層と、前記放熱面を含み、かつ前記第2絶縁層に接合された第2放熱層と、を有し、
前記第1方向に視て、前記第2放熱層は、前記第2絶縁層の周縁に囲まれている、請求項2または3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第3導電層および前記第2放熱層の各々の厚さは、前記第2絶縁層の厚さよりも大きい、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
絶縁体である被覆層をさらに備え、
前記被覆層は、前記放熱面を覆い、かつ外部に露出しており、
前記封止樹脂は、前記被覆層に接している、請求項2または3に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1半導体素子は、第1ゲート電極を有し、
前記第1ゲート電極に導電接合された第1ゲート配線をさらに備え、
前記第1方向に視て、前記第1ゲート配線は、前記第2絶縁層に重なっている、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1方向に視て、前記第1ゲート配線は、前記第2放熱層に重なっている、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1ゲート電極は、前記第1方向において前記第1電極と同じ側に位置しており、
前記第1導電層と前記第1電極とを導電接合する第1スペーサをさらに備え、
前記第1スペーサは、前記第1電極に対向する第1面を有し、
前記第1方向に視て、前記第1面は、前記第1ゲート電極から離れている、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1スペーサは、前記第1導電層に対向する第2面を有し、
前記第2面の面積は、前記第1面の面積よりも大きく、
前記第1方向に視て、前記第1面は、前記第2面の周縁に囲まれている、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スイッチング機能を有する半導体素子が搭載された半導体装置が広く知られている。当該半導体装置は、主に電力変換用に利用されている。特許文献1には、このような半導体装置の一例が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された半導体装置に搭載された半導体素子は、ソース電極とドレイン電極が互いに反対側に位置する。ソース電極には、上面板電極が導電接合されている。ドレイン電極には、ドレイン電極パターンが導電接合されている。半導体素子は、上面板電極とドレイン電極パターンとに挟まれている。本構成をとることにより、半導体装置の小型化を図りつつ、当該半導体装置における寄生インダクタンスを低減することが可能である。しかし、一般的に、ソース電極の面積は、ドレイン電極の面積よりも小さい。このため、当該半導体装置においては、ドレイン電極からドレイン電極パターンへの放熱量に対してソース電極から上面板電極への放熱量が少なくなり、半導体素子の放熱が十分に発揮されていないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-258387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は先述の事情に鑑み、装置の寄生インダクタンスを低減しつつ、当該装置の放熱性の向上を図ることが可能な半導体装置を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によって提供される半導体装置は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の第1方向の一方側に接合された第1導電層と、前記第1方向において前記第1導電層と同じ側に位置し、かつ前記第1絶縁層に接合された第2導電層と、前記第1絶縁層を基準として前記第1導電層および前記第2導電層とは反対側に位置し、かつ前記第1絶縁層に接合された第1放熱層と、前記第1方向において互いに反対側に位置する第1電極および第2電極を有するとともに、前記第1電極が前記第1導電層に導電接合された第1半導体素子と、前記第1方向において互いに反対側に位置する第3電極および第4電極を有するとともに、前記第4電極が前記第2導電層に導電接合された第2半導体素子と、前記第2電極および前記第3電極に導電接合された導通部材と、前記第1半導体素子および前記第2半導体素子を覆う封止樹脂と、を備え、前記第2電極の極性と、前記第3電極の極性とは、互いに異なっており、前記第1放熱層および前記導通部材が、前記封止樹脂から露出している。
【発明の効果】
【0007】
本開示にかかる半導体装置が具備する構成によれば、当該装置の寄生インダクタンスを低減しつつ、当該装置の放熱性の向上を図ることが可能となる。
【0008】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1実施形態にかかる半導体装置の平面図である。
図2は、図1に対応する平面図であり、封止樹脂と、導通部材の第2絶縁層および第2放熱層とを透過して示している。
図3は、図2に対応する平面図であり、導通部材の第3導電層をさらに透過して示している。
図4は、図1に示す半導体装置の底面図である。
図5は、図2のV-V線に沿う断面図である。
図6は、図2のVI-VI線に沿う断面図である。
図7は、図2のVII-VII線に沿う断面図である。
図8は、図2のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図9は、図3の部分拡大図であり、第1半導体素子およびその近傍を示すとともに、当該第1半導体素子を透過して示している。
図10は、図9のX-X線に沿う断面図である。
図11は、図9のXI-XI線に沿う断面図である。
図12は、図3の部分拡大図であり、第2半導体素子およびその近傍を示している。
図13は、図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、本開示の第2実施形態にかかる半導体装置の平面図であり、封止樹脂と、導通部材の第2絶縁層および第2放熱層とを透過して示している。
図15は、図14に対応する平面図であり、導通部材の第3導電層をさらに透過して示している。
図16は、図14のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図14のXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図14のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、図14のXIX-XIX線に沿う断面図である。
図20は、図14に示す半導体装置が具備する第1半導体素子の平面図である。
図21は、図20に示す第1半導体素子の底面図である。
図22は、図20のXXII-XXII線に沿う断面図である。
図23は、図20のXXIII-XXIII線に沿う断面図である。
図24は、図20のXXIV-XXIV線に沿う断面図である。
図25は、図20のXXV-XXV線に沿う断面図である。
図26は、図15の部分拡大図であり、第1半導体素子およびその近傍を示している。
図27は、図26のXXVII-XXVII線に沿う断面図である。
図28は、図14に示す半導体装置が具備する第2半導体素子の平面図である。
図29は、図28に示す第2半導体素子の底面図である。
図30は、図28のXXX-XXX線に沿う断面図である。
図31は、図28のXXXI-XXXI線に沿う断面図である。
図32は、図28のXXXII-XXXII線に沿う断面図である。
図33は、図15の部分拡大図であり、第2半導体素子およびその近傍を示している。
図34は、図33のXXXIV-XXXIV線に沿う断面図である。
図35は、本開示の第3実施形態にかかる半導体装置の平面図であり、封止樹脂および被覆層を透過して示している。
図36は、図35のXXXVI-XXXVI線に沿う断面図である。
図37は、図35のXXXVII-XXXVII線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示を実施するための形態について、添付図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ローム株式会社
半導体装置
25日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
電源制御装置
6日前
ローム株式会社
信号伝達装置
6日前
ローム株式会社
半導体集積回路
20日前
ローム株式会社
半導体メモリ装置
13日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
6日前
ローム株式会社
半導体装置、電子機器、車両
20日前
ローム株式会社
半導体装置、電子機器、車両
20日前
ローム株式会社
信号受信装置、IC及び電気機器
4日前
ローム株式会社
電圧電流変換回路および半導体集積回路
20日前
ローム株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
11日前
ローム株式会社
パルス幅変調回路およびモータ駆動装置
20日前
ローム株式会社
半導体装置、および半導体装置の製造方法
4日前
ローム株式会社
半導体装置、および半導体装置の製造方法
11日前
ローム株式会社
力率改善回路、制御装置、および電子機器
11日前
ローム株式会社
電源制御装置、DC/DCコンバータ、および車両
21日前
ローム株式会社
三相ブラシレスモータのドライバ回路および駆動方法
13日前
ローム株式会社
半導体装置
19日前
ローム株式会社
半導体装置
21日前
ローム株式会社
半導体装置、マルチフェーズDC/DCコンバータ及び電源装置
4日前
ローム株式会社
テラヘルツ装置
25日前
ローム株式会社
SiC半導体装置
13日前
ローム株式会社
半導体モジュール
6日前
ローム株式会社
半導体装置、および半導体装置の製造方法
21日前
ローム株式会社
半導体装置、および半導体装置の製造方法
13日前
APB株式会社
蓄電セル
25日前
東ソー株式会社
絶縁電線
27日前
ローム株式会社
半導体装置
26日前
株式会社東芝
端子台
19日前
マクセル株式会社
電源装置
19日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
1か月前
続きを見る