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公開番号2025161067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063959
出願日2024-04-11
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H10D 30/65 20250101AFI20251017BHJP()
要約【課題】半導体装置は、リーク電流の抑制に関して、さらなる検討の余地があった。
【解決手段】半導体装置10は、ドレイン領域13と、ボディ領域15と、N+型ソース領域16と、N+型ドレインコンタクト領域18と、P+型領域19と、ドレイン電極22と、ソース電極23と、ゲート電極21と、帯電膜f1と、抵抗層14、Rnwと、を備える。抵抗層14、Rnwは、ドレイン領域13内の、少なくとも各P+型領域19とボディ領域15との間に形成され、N+型ドレインコンタクト領域18よりも不純物濃度が低い。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板上に形成されたN型半導体層のドレイン領域と、
前記ドレイン領域内に形成されたP型半導体領域のボディ領域と、
前記ボディ領域内に形成されたN+型ソース領域と、
前記ドレイン領域表面に形成されたN+型ドレインコンタクト領域と、
前記ドレイン領域内に、前記N+型ソース領域に沿って前記N+型ドレインコンタクト領域と交互に並ぶように複数形成され、前記N+型ドレインコンタクト領域と同電位になるように電気的に接続されたP+型領域と、
前記N+型ドレインコンタクト領域にコンタクトするように構成されたドレイン電極と、
前記N+型ソース領域にコンタクトするように構成されたソース電極と、
前記ボディ領域表面にゲート絶縁膜を介してコンタクトするように構成されたゲート電極と、
前記ドレイン電極、前記ソース電極、および前記ゲート電極以外の領域のうち、少なくとも各前記P+型領域から前記ボディ領域までの間の領域の表面を覆う帯電膜と、
前記ドレイン領域内の、少なくとも各前記P+型領域と前記ボディ領域との間に形成され、前記N+型ドレインコンタクト領域よりも不純物濃度が低い抵抗層と、
を備える半導体装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記ドレイン領域の表面に形成されたN-ウェルを備え、
前記N+型ドレインコンタクト領域およびP+型領域は、前記N-ウェル内に形成されている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記抵抗層は、前記N-ウェルと一体に形成されている請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記抵抗層は、前記N-ウェルと別体である請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記抵抗層は、前記ドレイン領域内の、各前記P+型領域の前記ボディ領域と反対側の位置にさらに形成されている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記帯電膜は、窒化膜である請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記半導体基板を備える請求項1から6のいずれかに記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、サイリスタ動作するように構成されたLDMOSFET(半導体装置)がある。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-10127号公報
【0005】
[概要]
特許文献1で開示されている半導体装置は、リーク電流の抑制に関して、さらなる検討の余地があった。
【0006】
本明細書中に開示されている半導体装置は、ドレイン領域と、ボディ領域と、N+型ソース領域と、N+型ドレインコンタクト領域と、P+型領域と、ドレイン電極と、ソース電極と、ゲート電極と、帯電膜と、抵抗層と、を備える。ドレイン領域は、半導体基板上に形成されたN型半導体層である。ボディ領域は、ドレイン領域内に形成されたP型半導体領域である。N+型ソース領域は、ボディ領域内に形成されている。N+型ドレインコンタクト領域は、ドレイン領域表面に形成されている。P+型領域は、ドレイン領域内に、N+型ソース領域に沿ってN+型ドレインコンタクト領域と交互に並ぶように複数形成され、N+型ドレインコンタクト領域と同電位になるように電気的に接続されている。ドレイン電極は、N+型ドレインコンタクト領域にコンタクトするように構成されている。ソース電極は、N+型ソース領域にコンタクトするように構成されている。ゲート電極は、ボディ領域表面にゲート絶縁膜を介してコンタクトするように構成されている。帯電膜は、ドレイン電極、ソース電極、およびゲート電極以外の領域のうち、少なくとも各P+型領域からボディ領域までの間の領域の表面を覆っている。抵抗層は、ドレイン領域内の、少なくとも各P+型領域とボディ領域との間に形成され、N+型ドレインコンタクト領域よりも不純物濃度が低い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、比較例の半導体装置10の構造を示す平面図である。
図2は、図1で示したA-A断面線に沿って半導体装置10を切断した半導体装置10の切断面を示す断面図である。
図3は、比較例の半導体装置10の変形例を示す断面図である。
図4は、本開示の実施形態に係る半導体装置1の構成を示す図である。
図5は、図4で示したB-B断面線に沿って半導体装置1を切断した半導体装置1の切断面を示す断面図である。
図6は、本開示の実施形態に係る半導体装置1の変形例を示す断面図である。
【0008】
[詳細な説明]
<比較例の半導体装置10について>
先ず、半導体装置10について、本開示の半導体装置1の比較例として説明する。次いで、比較例の問題点を説明し、その後に本開示の半導体装置10について説明する。なお、比較例の半導体装置10と本開示の半導体装置1とは、互いに共通する構成を備えている。このため、後の本開示の半導体装置1についての説明では、比較例の半導体装置10と共通する部分について半導体装置10と同一の符号を付して説明を省略し、半導体装置10と異なる部分についてのみ説明する。
【0009】
図1は、比較例の半導体装置10の構造を示す平面図である。図2は、図1で示したA-A断面線に沿って半導体装置10を切断した半導体装置10の切断面を示す断面図である。
【0010】
半導体装置10は、Nチャネル型のLDMOSFET[Laterally Double-diffused Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor]である。図1、図2に示すように半導体装置10は、半導体基板11と、ドレイン領域13と、N-ウェル14と、ボディ領域15と、N+型ソース領域16と、P+型領域17と、N+型ドレインコンタクト領域18と、P+型領域19と、チャネル領域20と、を備えている。また半導体装置10は、ドレイン電極22と、ソース電極23と、ゲート電極21と、帯電膜f1と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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