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公開番号
2025152794
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054873
出願日
2024-03-28
発明の名称
発振回路
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H03B
5/04 20060101AFI20251002BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】本開示は、温度変化に対して発振周波数を安定させるにあたり、温度特性が真逆な2種類の抵抗を使用する場合と比較して、マスク枚数や面積の増大を抑制することができる発振回路を提供することを目的とする。
【解決手段】発振回路は、正帰還経路に設けられた容量と、負帰還経路に設けられた抵抗と、入力が前記容量の一端及び前記抵抗の一端に接続された入力インバータと、出力が前記容量の他端に接続された容量用インバータと、出力が前記抵抗の他端に接続された抵抗用インバータと、を備え、前記容量用インバータ及び前記抵抗用インバータには、電圧温度特性が互いに異なる電源がそれぞれ供給される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
正帰還経路に設けられた容量と、
負帰還経路に設けられた抵抗と、
入力が前記容量の一端及び前記抵抗の一端に接続された入力インバータと、
出力が前記容量の他端に接続された容量用インバータと、
出力が前記抵抗の他端に接続された抵抗用インバータと、を備え、
前記容量用インバータ及び前記抵抗用インバータには、電圧温度特性が互いに異なる電源がそれぞれ供給される、
発振回路。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記容量用インバータ及び前記抵抗用インバータの一方には、電圧温度特性が調整された調整電源が供給され、
前記容量用インバータ及び前記抵抗用インバータの他方には、電圧温度特性が調整されていない通常電源が供給される、
請求項1に記載の発振回路。
【請求項3】
前記容量用インバータには、電圧が温度に対して正の傾きを有する第1の調整電源が供給される、
請求項2に記載の発振回路。
【請求項4】
前記正の傾きは、0mV/65℃より大きく30mV/65℃より小さい、
請求項3に記載の発振回路。
【請求項5】
前記正の傾きは、15mV/65℃である、
請求項4に記載の発振回路。
【請求項6】
前記抵抗用インバータには、電圧が温度に対して負の傾きを有する第2の調整電源が供給される、
請求項2に記載の発振回路。
【請求項7】
前記負の傾きは、-30mV/65℃より大きく0mV/65℃より小さい、
請求項6に記載の発振回路。
【請求項8】
前記負の傾きは、-15mV/65℃である、
請求項7に記載の発振回路。
【請求項9】
入力が前記入力インバータの出力に接続され、出力が前記抵抗用インバータの入力に接続された負帰還インバータを更に備える、
請求項1から8のいずれか一項に記載の発振回路。
【請求項10】
入力が前記入力インバータの出力に接続され、出力が出力端子に接続された出力インバータを更に備える、
請求項1から8のいずれか一項に記載の発振回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、発振回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には「直列に接続された第1~第4のインバータ1~4と、第1のインバータ1の入力端子と第2のインバータ2の出力端子との間に接続されたコンデンサ5と、第1のインバータ1の入力端子と第3のインバータ3の出力端子との間に接続された抵抗回路6とを備え、抵抗回路6を負の抵抗温度係数をもつ第1の抵抗7と正の抵抗温度係数をもつ第2の抵抗8とを組み合わせた回路で構成することにより、温度変化に対し、時定数が安定となり、発振周波数の安定度が向上する。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-333298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、RC発振回路において、温度特性が真逆な2種類の抵抗を使用して温度特性をキャンセルすることで、温度変化に対して発振周波数を安定させる技術が知られている。しかしながら、従来の技術では、使用する抵抗が2種類になるため、マスク枚数が増える懸念があるうえ、半導体抵抗と抵抗値が小さいメタル抵抗とを使用するため、面積が大きくなるという問題があった。
【0005】
そこで、本開示は、温度変化に対して発振周波数を安定させるにあたり、温度特性が真逆な2種類の抵抗を使用する場合と比較して、マスク枚数や面積の増大を抑制することができる発振回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る発振回路は、正帰還経路に設けられた容量と、負帰還経路に設けられた抵抗と、入力が前記容量の一端及び前記抵抗の一端に接続された入力インバータと、出力が前記容量の他端に接続された容量用インバータと、出力が前記抵抗の他端に接続された抵抗用インバータと、を備え、前記容量用インバータ及び前記抵抗用インバータには、電圧温度特性が互いに異なる電源がそれぞれ供給される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
比較例に係る発振回路100´における回路構成の一例を示す図である。
比較例に係る発振回路100´における動作波形の一例を示す図である。
比較例に係る発振回路100´における発振周波数誤差の一例を示す図である。
通常電源VDDLの電圧温度特性を変化させた場合における発振周波数誤差の一例を示す図である。
通常電源VDDLの傾きに対する発振周波数誤差の変化を示す図である。
第1の実施形態に係る発振回路100における回路構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る電源系統の回路構成の一例を示す図である。
バンドギャップ部の回路構成の一例を示す図である。
レギュレータ部の回路構成の一例を示す図である。
容量用インバータ120の電源電圧を低くした場合における動作波形の一例を示す図である。
容量用インバータ120の電源電圧を高くした場合における動作波形の一例を示す図である。
第1の調整電源VDDCの温度特性を変化させた場合における発振周波数誤差の一例を示す図である。
第1の調整電源VDDCの傾きに対する発振周波数誤差の変化を示す図である。
バンドギャップのバラつきと発振周波数誤差との関係を示す図である。
第2の実施形態に係る発振回路100における回路構成の一例を示す図である。
抵抗用インバータ140の電源電圧を低くした場合における動作波形の一例を示す図である。
抵抗用インバータ140の電源電圧を高くした場合における動作波形の一例を示す図である。
第2の調整電源VDDRの温度特性を変化させた場合における発振周波数誤差の一例を示す図である。
第2の調整電源VDDRの傾きに対する発振周波数誤差の変化を示す図である。
バンドギャップのバラつきと発振周波数誤差との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されている場合があり、実際の比率とは異なる場合がある。
【0009】
なお、これより先「接続」という用語が用いられる場合、当該用語は、電気的な接続を意味するものであって、直接的な接続のみならず、間接的な接続(例えば、受動部品を介した接続)をも含むものと広義に解釈されてよい。
【0010】
また、これより先「~の間に」という用語が用いられる場合、当該用語は、電気的な接続の位置関係を意味するものであって、物理的な配置の位置関係を意味するものではないものと解釈されてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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