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公開番号2025149607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050357
出願日2024-03-26
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 23/50 20060101AFI20251001BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】絶縁破壊の発生を低減することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置A1は、第1半導体素子11と、第2半導体素子12と、第1リード31と、第2リード32と、第1ワイヤ41と、バンプ積層体2と、を備える。第1リード31は、第1半導体素子11と電気的に接続されている。第2リード32は、第2半導体素子12と電気的に接続され且つ第1リード31から離隔している。第1ワイヤ41は、第1半導体素子11と第2半導体素子12とを電気的に接続する。バンプ積層体2は、複数のバンプ21が第1半導体素子11の厚さ方向において積み重なって構成されている。第1ワイヤ41は、前記厚さ方向に見て、第1半導体素子11と重なる第1端部411と、第2半導体素子12と重なる第2端部412と、を有する。バンプ積層体2は、第1半導体素子11と第1端部411の間、または、第2半導体素子12と第2端部412の間に位置している。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1半導体素子と、
第2半導体素子と、
前記第1半導体素子と電気的に接続された第1リードと、
前記第2半導体素子と電気的に接続され且つ前記第1リードから離隔した第2リードと、
前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とを電気的に接続する第1ワイヤと、
複数のバンプが前記第1半導体素子の厚さ方向において積み重なって構成された少なくとも1つのバンプ積層体と、を備え、
前記第1ワイヤは、前記厚さ方向に見て、前記第1半導体素子と重なる第1端部と、前記第2半導体素子と重なる第2端部と、を有し、
前記少なくとも1つのバンプ積層体は、前記第1半導体素子と前記第1端部の間、または、前記第2半導体素子と前記第2端部の間に位置している、半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのバンプ積層体は、前記第2半導体素子および前記第2端部に接合されており、
前記第2端部は、前記厚さ方向において、前記第1端部と異なる位置にある、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2半導体素子は、パッドを有し、
前記少なくとも1つのバンプ積層体は、第1バンプ、第2バンプ、および第3バンプを含み、
前記第1バンプは、前記パッドに接し、
前記第2バンプは、前記第1バンプに接し、
前記第3バンプは、前記第2バンプおよび前記第2端部に接し、
前記厚さ方向に見て、前記第1バンプは前記第2バンプを包囲し、前記第2バンプは前記第3バンプを包囲している、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのバンプ積層体は、前記第1半導体素子および前記第1端部に接合されており、
前記第1端部は、前記厚さ方向において、前記第2端部と異なる位置にある、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのバンプ積層体は、第1バンプ積層体および第2バンプ積層体を含み、
前記第1バンプ積層体は、前記第1半導体素子および前記第1端部に接合されており、
前記第2バンプ積層体は、前記第2半導体素子および前記第2端部に接合されており、
前記第1バンプ積層体の前記複数のバンプの積層数は、前記第1バンプ積層体の前記複数のバンプの積層数より多く、前記第1端部は、前記厚さ方向において、前記第2端部と異なる位置にある、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1半導体素子に接続された第2ワイヤをさらに備え、
前記第2ワイヤは、前記第1半導体素子に接合された第3端部と、前記第3端部とは反対側の第4端部とを有し、
前記第2端部の水平面とのなす内角は、前記第4端部の水平面とのなす内角より大きい、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1リードは、前記第1半導体素子が搭載された第1アイランド部を含み、
前記第2リードは、前記第2半導体素子が搭載された第2アイランド部を含み、
前記第1アイランド部は、前記厚さ方向に直交する第1方向に見て、前記第2アイランド部と重なる、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1リードおよび前記第2リードを覆う封止樹脂をさらに備え、
前記第1リードは、前記封止樹脂に覆われた被覆部および前記封止樹脂から露出し且つ前記被覆部に繋がる露出部を含み、
前記被覆部は、前記第1アイランド部および前記第1アイランド部に繋がる1つ以上の第1端子部を含み、
前記1つ以上の第1端子部は、前記露出部に繋がる、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記1つ以上の第1端子部の数は2つであり、
前記第1アイランド部は、前記第1方向に離隔した2つの端縁を含み、
前記2つの端縁の各々には、前記2つの第1端子部のうちの一方が接続されている、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1半導体素子に電気的に接続された第3半導体素子と、
前記第2半導体素子に電気的に接続された第4半導体素子と、をさらに備え、
前記第3半導体素子は、前記第1リードに支持されており、
前記第4半導体素子は、前記第2リードに支持されており、
前記第2ワイヤの前記第4端部は前記第3半導体素子に接合されている、請求項6に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車または家電機器には、インバータ装置が用いられている。インバータ装置は、たとえば半導体装置と、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)またはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのスイッチング素子とを備える。当該半導体装置は、制御素子および駆動素子を含む。前記インバータ装置においては、ECU(Engine Control Unit)から出力された制御信号が、前記半導体素子の制御素子に入力されると、制御素子によってPWM(Pulse Width Modulation)制御信号に変換される。変換された制御信号は、前記半導体素子の駆動素子に伝送される。駆動素子は、PWM制御信号に基づき、複数のスイッチング素子の駆動を制御する。複数のスイッチング素子が例えば6つのスイッチング素子である場合、直流電力からモータ駆動用の三相交流電力が生成される。このように、電気自動車または家電機器は、インバータ装置を介して制御される。
【0003】
前記半導体装置において、上記した制御素子に供給される電源電圧は低電圧(例えば、5V)であるのに対して、上記した駆動素子に供給される電源電圧は高電圧(例えば、600V以上)である場合がある。従来、電源電圧が異なる複数の素子間では、信号を伝達する手段として、絶縁素子が用いられている。たとえば、特許文献1には、絶縁素子を備える半導体装置の一例として、インテリジェントパワーモジュールが開示されている。当該モジュールは、制御回路と、絶縁トランスと、アーム回路(上アームまたは下アーム)と、を備える。絶縁トランスは、制御回路およびアーム回路の間の信号を伝送する。制御回路は、CPU、あるいはCPUが搭載されたシステムLSIを含む。アーム回路は、ゲートドライバICを含む。制御回路のCPUは、ゲートドライブ用PWM信号を生成する。ゲートドライブ用PWM信号は、スイッチング素子の導通または非導通を制御する。ゲートドライブ用PWM信号は、絶縁トランスを介して、絶縁環境においてアーム回路に伝送される。アーム回路のゲートドライバICは、ゲートドライブ用PWM信号に基づいてゲート信号を生成する。ゲート信号は、スイッチング素子の制御端子に伝送され、スイッチング素子にスイッチング動作を行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-49035号公報
【0005】
[概要]
電源電圧が異なる複数の素子を一つのパッケージ内に搭載する半導体装置は、絶縁破壊が生じるおそれがある。このような半導体デバイスは、1つのパッケージ内に混在する高電圧部と低電圧部の電位差が大きい場合に絶縁破壊が発生しやすい傾向がある。絶縁破壊は半導体装置を故障させる原因であり、半導体装置の信頼性を低下させる。
【0006】
本開示は、従来より改良が施された半導体装置を提供することを一の課題とする。特に本開示は、上記した事情に鑑み、絶縁破壊の発生を低減することが可能な半導体装置を提供することを一の課題とする。
【0007】
本開示の第1の側面によって提供される半導体装置は、第1半導体素子と、第2半導体素子と、第1リードと、第2リードと、第1ワイヤと、バンプ積層体と、を備える。前記第1リードは、前記第1半導体素子と電気的に接続されている。前記第2リードは、前記第2半導体素子と電気的に接続され且つ前記第1リードから離隔している。前記第1ワイヤは、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とを電気的に接続する。前記バンプ積層体は、複数のバンプが前記第1半導体素子の厚さ方向において積み重なって構成されている。前記第1ワイヤは、前記厚さ方向に見て、前記第1半導体素子と重なる第1端部と、前記第2半導体素子と重なる第2端部と、を有する。前記バンプ積層体は、前記第1半導体素子と前記第1端部の間、または、前記第2半導体素子と前記第2端部の間に位置している。
【0008】
上記構成によれば、絶縁破壊の発生を低減することが可能な半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す平面図である。
図2は、図1の平面図において、封止樹脂を想像線で示した図である。
図3は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す正面図である。
図4は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す右側面図である。
図5は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置を示す左側面図である。
図6は、図2のVI-VI線に沿った断面の断面図である。
図7は、図2のVII-VII線に沿った断面の断面図である。
図8は、図7の一部を拡大した断面図である。
図9は、本開示の第1実施形態に係る半導体素子を示す断面図である。
図10は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図11は、図10に示す製造方法の一工程を示す平面図である。
図12は、図10に示す製造方法の一工程を示す平面図である。
図13は、図10に示す製造方法の一工程を示す平面図である。
図14は、図10に示す製造方法の一工程を示す平面図である。
図15は、図10に示す製造方法の一工程を示す平面図である。
図16は、図10に示す製造方法の一工程を示す断面図である。
図17は、図10に示す製造方法の一工程を示す平面図である。
図18は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
図19は、本開示の第1実施形態の第1変形例に係る半導体装置の一部を示す断面図である。
図20は、本開示の第1実施形態の第2変形例を示す平面図であって、封止樹脂を想像線で示す。
図21は、本開示の第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図22は、本開示の第2実施形態に係る半導体装置の一部を示す断面図である。
図23は、本開示の第2実施形態の第1変形例に係る半導体装置を示す断面図である。
図24は、本開示の第2実施形態の第1変形例に係る半導体装置の一部を示す断面図である。
図25は、本開示の第3実施形態に係る半導体装置を示す平面図であって、封止樹脂を想像線で示す。
図26は、図25のXXVI-XXVI線に沿った断面の一部を示す断面図である。
図27は、本開示の第4実施形態に係る半導体装置を示す平面図であって、封止樹脂を想像線で示す。
図28は、図27のXXVIII-XXVIII線に沿った断面の一部を示す断面図である。
図29は、本開示の半導体装置を備えた車両の概要図である。
【0010】
[詳細な説明]
本開示の半導体装置、半導体装置の設計方法および半導体装置の製造方法の好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。以下では、同一あるいは類似の構成要素には、同じ符号を付して重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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