TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025148676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024048926
出願日2024-03-26
発明の名称時間測定回路
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G04F 10/00 20060101AFI20251001BHJP(時計)
要約【課題】時間を高精度に測定する時間測定回路を提供する。
【解決手段】時間測定回路は、第0クロック信号と、前記第0クロック信号に対して前記第0クロック信号のk/(N+1)周期分遅延させた第kクロック信号とを生成するように構成された信号生成部(GNR1)と、複数の直列接続されたバッファ回路(B001~B009、B101~B109、B201~B209、B301~B309、B401~B409)を備え、前記第mクロック信号を受け取るように構成された第m直列回路(SER0~SER4)と、前記第m直列回路の入力及び各前記バッファ回路の各出力に基づく各タイミングで入力信号をラッチするように構成された複数のデータラッチ回路(F001~F009、F101~F109、F201~F209、F301~F309、F401~F409)と、を備える。Nは1より大きい整数である。kは1~Nの整数である。mは0~Nの整数である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第0クロック信号と、前記第0クロック信号に対して前記第0クロック信号のk/(N+1)周期分遅延させた第kクロック信号とを生成するように構成された信号生成部と、
複数の直列接続されたバッファ回路を備え、前記第mクロック信号を受け取るように構成された第m直列回路と、
前記第m直列回路の入力及び各前記バッファ回路の各出力に基づく各タイミングで入力信号をラッチするように構成された複数のデータラッチ回路と、
を備え、
Nは1より大きい整数であり、
kは1~Nの整数であり、mは0~Nの整数である、時間測定回路。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記第m直列回路それぞれにおける直列の先頭に供給される信号に対する直列の最後尾から出力される信号の遅延は、前記第0クロック信号の1/(N+1)周期より長い、請求項1に記載の時間測定回路。
【請求項3】
第1出力と第2出力との排他論理和又は第3出力と第4出力との排他論理和を出力するように構成された複数の排他論理和ゲートを備え、
前記第1出力は、前記第m直列回路に含まれる第a直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の出力であり、
前記第2出力は、前記第m直列回路に含まれる第(a+1)直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の出力であり、
前記第3出力は、前記第m直列回路に含まれる第N直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の出力であり、
前記第4出力は、前記第m直列回路に含まれる第0直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の出力であり、
aは0~(N-1)の整数であり、bは1~cの整数であり、
cは、前記第m直列回路それぞれにおける前記バッファ回路の個数である、請求項1に記載の時間測定回路。
【請求項4】
前記入力信号を前記第kクロック信号に含まれる第(d+2)クロック信号の立上りエッジタイミングでハイレベルからローレベルに切り替わる信号とした状態で、
第d直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力と、第(d+1)直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力との排他論理和を確認し、
前記入力信号を前記第0クロック信号の立上りエッジタイミングで前記入力信号がハイレベルからローレベルに切り替わる信号とした状態で、
第(N-1)直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力と、第N直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力との排他論理和を確認し、
前記入力信号を前記第kクロック信号に含まれる第1クロック信号の立上りエッジタイミングで前記入力信号がハイレベルからローレベルに切り替わる信号とした状態で、
第N直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力と、第0直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力との排他論理和を確認するように構成された第1確認回路を備え、
dは0~N-2の整数であり、Nは3以上である、請求項3に記載の時間測定回路。
【請求項5】
前記第1確認回路は、
前記入力信号を前記第kクロック信号に含まれる第(d+2)クロック信号の立上りエッジタイミングで前記入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わる信号とした状態で、
第d直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力と、第(d+1)直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力との排他論理和も確認し、
前記入力信号を前記第0クロック信号の立上りエッジタイミングでローレベルからハイレベルに切り替わる信号とした状態で、
第(N-1)直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力と、第N直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力との排他論理和も確認し、
前記入力信号を前記第kクロック信号に含まれる第1クロック信号の立上りエッジタイミングでローレベルからハイレベルに切り替わる信号とした状態で、
第N直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力と、第0直列回路における直列の先頭から1番目の前記バッファ回路の入力又はb番目の前記バッファ回路の出力に基づくタイミングで前記入力信号をラッチするように構成された前記データラッチ回路の各出力との排他論理和も確認するように構成されている、請求項4に記載の時間測定回路。
【請求項6】
前記入力信号を受け取るように構成されたノードを備え、
前記ノードにローレベルに固定された電圧が印加されたときに、前記複数のデータラッチ回路の全出力がローレベルであるかを確認するように構成された第2確認回路を備える、請求項1に記載の時間測定回路。
【請求項7】
前記入力信号を受け取るように構成されたノードを備え、
前記ノードにハイレベルに固定された電圧が印加されたときに、前記複数のデータラッチ回路の全出力がハイレベルであるかを確認するように構成された第3確認回路を備える、請求項1に記載の時間測定回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、時間測定回路に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、クロック信号を利用して時間を測定するタイマー回路が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-078666号公報(段落0067)
【0004】
[概要]
上記タイマー回路において時間測定の精度を高めるためには、クロック信号の周波数を高くする必要がある。
【0005】
しかしながら、クロック信号の高周波数化には限界がある。また、クロック信号の周波数を高くすればするほど、クロック信号の周波数の絶対精度が低下するという問題もある。
【0006】
本開示に係る時間測定回路は、第0クロック信号と、前記第0クロック信号に対して前記第0クロック信号のk/(N+1)周期分遅延させた第kクロック信号とを生成するように構成された信号生成部と、複数の直列接続されたバッファ回路を備え、前記第mクロック信号を受け取るように構成された第m直列回路と、前記第m直列回路の各前記バッファ回路の入力及び各出力に基づく各タイミングで入力信号をラッチするように構成された複数のデータラッチ回路と、を備える。Nは1より大きい整数である。kは1~Nの整数である。mは0~Nの整数である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の実施形態に係る時間測定回路に含まれる信号生成部、第0~4直列回路、及びデータラッチ回路の構成を示す図である。
図2は、入力信号、第0~第4クロック信号、及び複数のバッファ回路の各出力の一例を示すタイミングチャートである。
図3は、図2に示す入力信号SINの立下りエッジタイミングにおいて各データラッチ回路が保持しているデータの状態を示す図である。
図4は、本開示の実施形態に係る時間測定回路に含まれるセレクタ及び排他論理和ゲートを示す図である。
図5は、本開示の実施形態に係る時間測定回路の概略構成を示す図である。
図6は、第1テストモードでの或る状態を概略的に示す図である。
【0008】
[詳細な説明]
図1は、本開示の実施形態に係る時間測定回路に含まれる信号生成部GNR1、第0~第4直列回路SER0~SER4、並びにデータラッチ回路F001~F010、F101~F110、F201~F210、F301~F310、及びF401~F410の構成を示す図である。
【0009】
信号生成部GNR1は、第0クロック信号CLK0を生成して出力するクロック回路(不図示)と、遅延回路D1~D4と、を含む。
【0010】
遅延回路D1は、第0クロック信号CLK0を入力し、第0クロック信号CLK0を第0クロック信号の1/5周期分遅延させて第1クロック信号CLK1を生成して出力する。第1クロック信号CLK1は、第0クロック信号CLK0に対して第0クロック信号CLK0の1/5周期分遅延させた信号となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ローム株式会社
駆動回路
2日前
ローム株式会社
発振回路
11日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
メモリ装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
テスト回路
1日前
ローム株式会社
暗号化装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
無線通信回路
2日前
ローム株式会社
時間測定回路
2日前
ローム株式会社
信号出力回路
7日前
ローム株式会社
無線通信装置
1日前
ローム株式会社
フォトダイオード
2日前
ローム株式会社
TVSダイオード
9日前
ローム株式会社
TVSダイオード
9日前
ローム株式会社
不揮発性メモリ装置
7日前
ローム株式会社
不揮発性メモリ装置
7日前
ローム株式会社
不揮発性メモリ装置
7日前
ローム株式会社
判定回路、半導体装置
7日前
ローム株式会社
不揮発性半導体記憶装置
7日前
ローム株式会社
アンテナ付高周波モジュール
2日前
ローム株式会社
クロックデータリカバリ回路
7日前
続きを見る