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公開番号
2025154437
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057440
出願日
2024-03-29
発明の名称
腕時計
出願人
シチズン時計株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
G04G
19/00 20060101AFI20251002BHJP(時計)
要約
【課題】ソーラーパネルの一部が遮光されるときの発電量の低下を抑制すること、および境界線の総延長を抑制することの両立を図る腕時計を提供する。
【解決手段】腕時計1のソーラーパネル4は、直列に接続される複数のソーラーセルを含み、複数のソーラーセルは、等しい受光面積を有し、各ソーラーセルは、十二時と六時とを結ぶ仮想線ILに対して九時の側に配置された第一領域と、三時の側に配置された第二領域と、を有し、一つのソーラーセルにおいて、第一領域の受光面積と第二領域の受光面積とが等しく、隣り合う二つのソーラーセルの間の境界線Bjは、仮想線に対して九時の側に位置する第一端部B11,B21,B31,B41,B51と、三時の側に位置する第二端部B12,B22,B32,B42,B52と、を有し、第一端部および第二端部は、仮想線を間に置いて向かい合う位置に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
文字板と、
前記文字板に対して背面側に配置されたソーラーパネルと、
を備え、
前記ソーラーパネルは、直列に接続される複数のソーラーセルを含み、
複数の前記ソーラーセルは、等しい受光面積を有し、
前記ソーラーセルのそれぞれは、十二時と六時とを結ぶ仮想線に対して九時の側に配置された第一領域と、前記仮想線に対して三時の側に配置された第二領域と、を有し、
一つの前記ソーラーセルにおいて、前記第一領域の受光面積と前記第二領域の受光面積とが等しく、
隣り合う二つの前記ソーラーセルの間の境界線は、前記仮想線に対して九時の側に位置する第一端部と、前記仮想線に対して三時の側に位置する第二端部と、を有し、
一つの前記境界線において、前記第一端部および前記第二端部は、前記仮想線を間に置いて向かい合う位置に配置される
ことを特徴とする腕時計。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
一つの前記境界線において、前記第一端部および前記第二端部が前記仮想線に対して線対称の位置に配置される
請求項1に記載の腕時計。
【請求項3】
前記第一端部は、前記文字板における前記仮想線よりも九時の側の外周を等分割するように配置され、
前記第二端部は、前記文字板における前記仮想線よりも三時の側の外周を等分割するように配置される
請求項1に記載の腕時計。
【請求項4】
指針と、
前記文字板に配置された時字と、
を備え、
少なくとも一つの前記境界線は、前記指針の回転軸を中心とする半径方向に延在しながら前記時字と重なる前記第一端部、または前記半径方向に延在しながら前記時字と重なる前記第二端部を有する
請求項1に記載の腕時計。
【請求項5】
指針を備え、
前記境界線は、前記境界線を挟んで隣り合う二つの前記ソーラーセルのうち一方のソーラーセルが他方のソーラーセルに向けて突出した突出部を有するように湾曲した湾曲部を有し、
前記突出部が前記仮想線に対して九時の側に位置する場合、前記湾曲部は、前記湾曲部につながる前記第一端部と前記指針の回転軸とを結ぶ直線と交差し、
前記突出部が前記仮想線に対して三時の側に位置する場合、前記湾曲部は、前記湾曲部につながる前記第二端部と前記指針の回転軸とを結ぶ直線と交差する
請求項1に記載の腕時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、腕時計に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ソーラーセルを有する時計がある。特許文献1には、太陽電池と、太陽電池の表面側に設置された透光性の文字板とを備える太陽電池付電子時計が開示されている。この太陽電池は、文字板の中心点を通る分割線で扇状に3分割された第1ソーラーセル、第2ソーラーセル、第3ソーラーセルを備え、第1ソーラーセルおよび第2ソーラーセルは、文字板の12時と6時を示す目盛を結ぶ線分で区画された左右2つの領域に跨って配置され、第3ソーラーセルは、左右2つの領域の一方の領域のみに配置される。
【0003】
特許文献2には、ほぼ円形状に配列された複数のソーラーセルを有するソーラーパネルが開示されている。特許文献2において、複数のソーラーセルは、その上方を運針する指針が、複数のソーラーセルのうち少なくとも2つ以上に、常に重なるほぼ渦巻き形状に分割されて形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-108908号公報
特開2014-169916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
腕時計において、ユーザーの袖などによってソーラーパネルの一部が遮光されるときの発電量の低下を抑制できることが望ましい。例えば、特許文献1の太陽電池付電子時計では、左右2つの領域のうち、第3ソーラーセルが位置する領域が遮光された場合、太陽電池が発電を行なうことができなくなる。ソーラーパネルにおける2つの領域の一方が遮光されたとしても他方の領域で発電できることが好ましい。
【0006】
また、複数のソーラーセルを有するソーラーパネルにおいて、隣り合うソーラーセルの境界線の総延長が長くなると、受光面積の低下を招いてしまう。
【0007】
本発明の目的は、ソーラーパネルの一部が遮光されるときの発電量の低下を抑制すること、および境界線の総延長を抑制することの両立を図ることができる腕時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の腕時計は、文字板と、前記文字板に対して背面側に配置されたソーラーパネルと、を備え、前記ソーラーパネルは、直列に接続される複数のソーラーセルを含み、複数の前記ソーラーセルは、等しい受光面積を有し、前記ソーラーセルのそれぞれは、十二時と六時とを結ぶ仮想線に対して九時の側に配置された第一領域と、前記仮想線に対して三時の側に配置された第二領域と、を有し、一つの前記ソーラーセルにおいて、前記第一領域の受光面積と前記第二領域の受光面積とが等しく、隣り合う二つの前記ソーラーセルの間の境界線は、前記仮想線に対して九時の側に位置する第一端部と、前記仮想線に対して三時の側に位置する第二端部と、を有し、一つの前記境界線において、前記第一端部および前記第二端部は、前記仮想線を間に置いて向かい合う位置に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る腕時計において、隣り合う二つのソーラーセルの間の境界線は、仮想線に対して九時の側に位置する第一端部と、仮想線に対して三時の側に位置する第二端部と、を有し、一つの境界線において、第一端部および第二端部は、仮想線を間に置いて向かい合う位置に配置される。本発明に係る腕時計によれば、ソーラーパネルの一部が遮光されるときの発電量の低下を抑制すること、および境界線の総延長を抑制することの両立を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る腕時計の正面図である。
図2は、実施形態に係るソーラーパネルの平面図である。
図3は、実施形態に係るソーラーパネルと時字との位置関係を示す平面図である。
図4は、実施形態に係るソーラーパネルと切分との位置関係を示す平面図である。
図5は、実施形態に係る第一セルの突出部を示す平面図である。
図6は、ソーラーパネルと指針との重なりを示す平面図である。
図7は、ソーラーパネルと指針との重なりを示す平面図である。
図8は、実施形態に係る第二セルの突出部を示す平面図である。
図9は、ソーラーパネルと指針との重なりを示す平面図である。
図10は、実施形態に係る第三セルの突出部を示す平面図である。
図11は、ソーラーパネルと指針との重なりを示す平面図である。
図12は、実施形態に係る第五セルの突出部を示す平面図である。
図13は、ソーラーパネルと指針との重なりを示す平面図である。
図14は、実施形態に係る第六セルの突出部を示す平面図である。
図15は、ソーラーパネルと指針との重なりを示す平面図である。
図16は、実施形態に係る他のソーラーパネルの平面図である。
図17は、実施形態に係る他のソーラーパネルの平面図である。
図18は、実施形態に係る他のソーラーパネルの平面図である。
図19は、実施形態に係る他のソーラーパネルの平面図である。
図20は、実施形態に係る他のソーラーパネルの平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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