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公開番号2025126675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024023030
出願日2024-02-19
発明の名称機械式時計
出願人シチズン時計株式会社
代理人弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類G04C 3/06 20060101AFI20250822BHJP(時計)
要約【課題】歩度精度を向上する機械式時計を提供する。
【解決手段】機械式時計1は、テン輪31と、テン輪31の正逆回転運動に伴って正逆回転運動する永久磁石41と、永久磁石41の正逆回転運動に応じて逆起電圧が生じるコイル43と、逆起電圧に基づいて検出信号を検出する検出回路45と、基準信号を出力する基準信号源と、検出信号の検出タイミングが基準信号の出力タイミングに基づく基準タイミングよりも早ければ、歩度を遅らせる歩度調整を行い、検出タイミングが基準タイミングよりも遅ければ、歩度を進ませる歩度調整を行う歩度調整手段40と、を有し、歩度調整手段40は、逆起電圧に基づいてテン輪31の回転範囲が所定の範囲よりも狭いか否かを判定し、テン輪31の現在の単位周期における回転範囲が所定の範囲よりも狭いと判定した場合、テン輪31の次の単位周期における歩度を遅らせる歩度調整を行わない。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
正逆回転運動するテン輪と、
前記テン輪の正逆回転運動に伴って正逆回転運動する永久磁石と、
前記永久磁石の正逆回転運動に応じて逆起電圧が生じるコイルと、
前記逆起電圧に基づいて検出信号を検出する検出回路と、
基準信号を出力する基準信号源と、
前記検出信号の検出タイミングが前記基準信号の出力タイミングに基づく基準タイミングよりも早ければ、歩度を遅らせる歩度調整を行い、前記検出タイミングが前記基準タイミングよりも遅ければ、歩度を進ませる歩度調整を行う歩度調整手段と、
を有し、
前記歩度調整手段は、前記逆起電圧に基づいて前記テン輪の回転範囲が所定の範囲よりも狭いか否かを判定し、前記テン輪の現在の単位周期における回転範囲が所定の範囲よりも狭いと判定した場合、前記テン輪の次の単位周期における歩度を遅らせる歩度調整を行わない、
機械式時計。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期における回転範囲が所定の範囲よりも狭いと判定した場合、前記検出タイミングに関わらず、前記テン輪の次の単位周期における歩度を進ませる歩度調整を行う、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項3】
前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期における前記逆起電圧が正と負との間で切り替わる回数が所定回数未満の場合、前記テン輪の回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定する、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項4】
前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期の間隔が所定の間隔よりも長い場合、前記テン輪の回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定する、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項5】
前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期における前記逆起電圧が正と負との間で切り替わる間隔に基づいて、前記テン輪の回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いか否かを判定する、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項6】
前記歩度調整手段は、前記永久磁石に対する制動力の大きさで歩度調整を行う制動回路を有し、
前記制動回路は、
前記基準タイミングに対して前記検出タイミングが進んでいる場合、前記制動力を上げ、前記基準タイミングに対して前記検出タイミングが遅れている場合、前記制動力を下げ、
前記現在の単位周期における回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定された場合、前記次の単位周期における前記制動力を上げない、
請求項1~5のいずれか1項に記載の機械式時計。
【請求項7】
前記制動回路は、前記現在の単位周期における回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定された場合、前記基準タイミングに対して前記検出タイミングが遅れている場合において前記制動力を下げる際の下げ量よりも、前記次の単位周期における前記制動力を大きく下げる、
請求項6に記載の機械式時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式時計に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、テン輪と一体的に回転する永久磁石を設けることで、発電を行うと共に、永久磁石の回転に応じて生じる逆起電圧に基づいて歩度調整を行う機械式時計が開示されている。特許文献1の機械式時計においては、歩度が進んでいる場合、回転を遅らせる制御を行い、歩度が遅れている場合、回転を進ませる制御を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/176378号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の機械式時計において、外乱などの影響により、テン輪の回転範囲が狭くなっている際に歩度が進んでいると判断されると、歩度を遅らせるために大きな制動力がかかるが、これによりテン輪の回転範囲がさらに狭くなり、正常な歩度制御ができなくなる。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてされたものであって、その目的は、歩度精度を向上する機械式時計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)正逆回転運動するテン輪と、前記テン輪の正逆回転運動に伴って正逆回転運動する永久磁石と、前記永久磁石の正逆回転運動に応じて逆起電圧が生じるコイルと、前記逆起電圧に基づいて検出信号を検出する検出回路と、基準信号を出力する基準信号源と、前記検出信号の検出タイミングが前記基準信号の出力タイミングに基づく基準タイミングよりも早ければ、歩度を遅らせる歩度調整を行い、前記検出タイミングが前記基準タイミングよりも遅ければ、歩度を進ませる歩度調整を行う歩度調整手段と、を有し、前記歩度調整手段は、前記逆起電圧に基づいて前記テン輪の回転範囲が所定の範囲よりも狭いか否かを判定し、前記テン輪の現在の単位周期における回転範囲が所定の範囲よりも狭いと判定した場合、前記テン輪の次の単位周期における歩度を遅らせる歩度調整を行わない、機械式時計。
(2)(1)において、前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期における回転範囲が所定の範囲よりも狭いと判定した場合、前記検出タイミングに関わらず、前記テン輪の次の単位周期における歩度を進ませる歩度調整を行う、機械式時計。
(3)(1)又は(2)において、前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期における前記逆起電圧が正と負との間で切り替わる回数が所定回数未満の場合、前記テン輪の回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定する、機械式時計。
(4)(1)又は(2)において、前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期の間隔が所定の間隔よりも長い場合、前記テン輪の回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定する、機械式時計。
(5)(1)又は(2)において、前記歩度調整手段は、前記現在の単位周期における前記逆起電圧が正と負との間で切り替わる間隔に基づいて、前記テン輪の回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いか否かを判定する、機械式時計。
(6)(1)~(5)のいずれかにおいて、前記歩度調整手段は、前記永久磁石に対する制動力の大きさで歩度調整を行う制動回路を有し、前記制動回路は、前記基準タイミングに対して前記検出タイミングが進んでいる場合、前記制動力を上げ、前記基準タイミングに対して前記検出タイミングが遅れている場合、前記制動力を下げ、前記現在の単位周期における回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定された場合、前記次の単位周期における前記制動力を上げない、機械式時計。
(7)(6)において、前記制動回路は、前記現在の単位周期における回転範囲が前記所定の範囲よりも狭いと判定された場合、前記基準タイミングに対して前記検出タイミングが遅れている場合において前記制動力を下げる際の下げ量よりも、前記次の単位周期における前記制動力を大きく下げる、機械式時計。
【発明の効果】
【0007】
上記本発明の(1)~(7)の側面によれば、歩度精度を向上する機械式時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
地板及びそれに組み込まれる各部材を示す分解斜視図である。
脱進機構、調速機、及びその周辺の部材を示す斜視図である。
機械式時計の全体構成を示すブロック図である。
永久磁石の回転に伴いコイルで検出される逆起電圧を説明するための図である。
本実施形態における制動ランクの切り替えの一例を示す図である。
本実施形態における歩度調整の処理フローを示す図である。
第1変形例における歩度調整の処理フローを示す図である。
第2変形例における制動ランクの切り替えの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態)について図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
機械式時計1は、動力ゼンマイ11を備え、脱進機構20及び調速機構30によって動力ゼンマイ11の動きを制御し、指針131を駆動させる時計である。動力ゼンマイ11からの動力は、輪列12を通じて、脱進機構20及び調速機構30に伝達される。これら各部材及び各機構は地板10に組み込まれている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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