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公開番号
2025130771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028044
出願日
2024-02-28
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20250902BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 装置の放熱性を向上しつつ、外部への漏れ電流に起因したノイズを低減することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置A10は、第1絶縁層11、第1放熱層15、第1導電層21、第2絶縁層12、第2導電層22、第3絶縁層13、第2放熱層16、第1半導体素子31および第2半導体素子32を備える。第1半導体素子31は、第1導電層21に導通するとともに、第1導電層21を基準として第1絶縁層11とは反対側に位置する。第2半導体素子32は、第2導電層22に導通するとともに、第1方向zにおいて第2絶縁層12と第2導電層22との間に位置する。第2半導体素子32は、第1半導体素子31に導通している。第1導電層21は、第1方向zにおいて第1絶縁層11と第2絶縁層12との間に位置する部分を含む。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の第1方向の一方側に位置する第1放熱層と、
前記第1絶縁層を基準として前記第1放熱層とは反対側に位置する第1導電層と、
前記第1導電層を基準として前記第1絶縁層とは反対側に位置する第2絶縁層と、
前記第2絶縁層を基準として前記第1導電層とは反対側に位置する第2導電層と、
前記第2導電層を基準として前記第2絶縁層とは反対側に位置する第3絶縁層と、
前記第3絶縁層を基準として前記第2導電層とは反対側に位置する第2放熱層と、
第1電極および第2電極を有するとともに、前記第1導電層を基準として前記第1絶縁層とは反対側に位置する第1半導体素子と、
第3電極および第4電極を有するとともに、前記第1方向において前記第2絶縁層と前記第2導電層との間に位置する第2半導体素子と、を備え、
前記第2電極の極性と、前記第3電極の極性とは、互いに異なっており、
前記第1電極は、前記第1導電層に導通しており、
前記第2電極は、前記第3電極に導通しており、
前記第4電極は、前記第2導電層に導通しており、
前記第1導電層は、前記第1方向において前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に位置する部分を含む、半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2絶縁層を基準として前記第1導電層とは反対側に位置する第3導電層をさらに備え、
前記第3導電層は、前記第2電極および前記第3電極に導通しており、
前記第1方向に視て、前記第3導電層は、前記第1導電層に重なっている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1方向に視て、前記第2導電層は、前記第1導電層に重なる部分と、前記第1導電層よりも外方に位置する部分と、を含む、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1方向に視て、前記第1導電層は、前記第2導電層に重なる部分と、前記第2導電層よりも外方に位置する部分と、を含む、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2導電層を基準として前記第3絶縁層とは反対側に位置する第4絶縁層をさらに備え、
前記第2導電層は、前記第1方向において前記第3絶縁層と前記第4絶縁層との間に位置する部分を含む、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第4絶縁層を基準として前記第2導電層とは反対側に位置する第4導電層をさらに備え、
前記第4導電層は、前記第3導電層に導通しており、
前記第1方向に視て、前記第2導電層は、前記第4導電層に重なっている、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1方向に視て、前記第3導電層および前記第4導電層の各々の全体は、前記第1導電層および前記第2導電層に重なっている、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1方向に視て、前記第4導電層は、前記第3導電層に重なっている、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第3導電層は、前記第2絶縁層に接合されており、
前記第4導電層は、前記第4絶縁層に接合されており、
前記第1電極は、前記第1方向において前記第2電極とは反対側に位置するとともに、前記第1導電層に導電接合されており、
前記第3電極は、前記第1方向において前記第4電極とは反対側に位置するとともに、前記第3導電層に導電接合されている、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2電極と前記第4導電層とに導電接合された第1導通部材をさらに備え、
前記第1導通部材は、前記第1方向において前記第2電極と前記第4導電層との間に位置する、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、MOSFETやIGBTなどのスイッチング機能を有する複数の半導体素子を搭載した半導体装置が広く知られている。当該半導体装置は、主に電力変換に用いられる。特許文献1には、スイッチング機能を有する複数の半導体素子を搭載した半導体装置の一例が開示されている。当該半導体装置においては、絶縁基板の表面に複数の配線層(金属パターン4a,4b)が配置されている。さらに、当該半導体装置においては、絶縁基板の表面に複数の配線中継領域が配置されている。複数の配線中継領域の各々は、複数の配線層とともに、当該半導体装置の導電経路を構成している。
【0003】
当該半導体装置は、複数の配線中継領域のうち、複数の半導体素子により変換された交流電力が出力される当該配線中継領域と、これを支持する絶縁基板とに係る寄生容量を有する。当該配線中継領域においては、経時的な電圧変化が比較的顕著となっている。このような電圧変化と当該寄生容量により、絶縁基板にヒートシンクのような導体が接合されると、当該ヒートシンクから漏れ電流が発生する。漏れ電流の大きさがより大きくなると、当該半導体装置の周辺に対するノイズの影響が懸念される。このため、外部への漏れ電流を抑制する方策が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-158787号公報
【0005】
[概要]
本開示は上記事情に鑑み、装置の放熱性を向上しつつ、外部への漏れ電流に起因したノイズを低減することが可能な半導体装置を提供することをその課題とする。
【0006】
本開示によって提供される半導体装置は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の第1方向の一方側に位置する第1放熱層と、前記第1絶縁層を基準として前記第1放熱層とは反対側に位置する第1導電層と、前記第1導電層を基準として前記第1絶縁層とは反対側に位置する第2絶縁層と、前記第2絶縁層を基準として前記第1導電層とは反対側に位置する第2導電層と、前記第2導電層を基準として前記第2絶縁層とは反対側に位置する第3絶縁層と、前記第3絶縁層を基準として前記第2導電層とは反対側に位置する第2放熱層と、前記第1導電層を基準として前記第1絶縁層とは反対側に位置する第1半導体素子と、前記第1方向において第2絶縁層と前記第2導電層との間に位置する第2半導体素子とを備える。前記第1半導体素子は、前記第1導電層に導通する第1電極と、第2電極とを有する。前記第2半導体素子は、前記第2電極に導通する第3電極と、前記第2導電層に導通する第4電極とを有する。前記第2電極の極性と、前記第3電極の極性とは、互いに異なっている。前記第1導電層は、前記第1方向において前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に位置する部分を含む。
【0007】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図2は、図1に対応する平面図であり、封止樹脂を透過するとともに、第2放熱層、第3絶縁層、第2導電層および第4絶縁層の図示を省略している。
図3は、図2に対応する平面図であり、第2電力端子を透過するとともに、第4導電層の図示を省略している。
図4は、図1に示す半導体装置の底面図である
図5は、図2のV-V線に沿う断面図である。
図6は、図2のVI-VI線に沿う断面図である。
図7は、図2のVII-VII線に沿う断面図である。
図8は、図2のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図9は、図2のIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図5の部分拡大図であり、第1半導体素子およびその近傍を示している。
図11は、図5の部分拡大図であり、第2半導体素子およびその近傍を示している。
図12は、本開示の第2実施形態に係る半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過するとともに、第2放熱層および第3絶縁層の図示を省略している。
図13は、図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、図12のXIV-XIV線に沿う断面図である。
図15は、本開示の第3実施形態に係る半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過するとともに、第2放熱層、第3絶縁層、第2導電層および第4絶縁層の図示を省略している。
図16は、図15のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、図15のXVII-XVII線に沿う断面図である。
図18は、図15のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、図15のXIX-XIX線に沿う断面図である。
図20は、本開示の第4実施形態に係る半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過するとともに、第2放熱層、第3絶縁層、第2導電層および第4絶縁層の図示を省略している。
図21は、図20のXXI-XXI線に沿う断面図である。
図22は、図20のXXII-XXII線に沿う断面図である。
図23は、本開示の第5実施形態に係る半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過するとともに、第2放熱層、第3絶縁層、第2導電層および第4絶縁層の図示を省略している。
図24は、図23に対応する平面図であり、第2電力端子を透過するとともに、第4導電層の図示を省略している。
図25は、図23のXXV-XXV線に沿う断面図である。
図26は、図23XXVI-XXVI線に沿う断面図である。
図27は、本開示の第6実施形態に係る半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過するとともに、第2放熱層および第3絶縁層の図示を省略している。
図28は、図27のXXVIII-XXVIII線に沿う断面図である。
図29は、図27のXXIX-XXIX線に沿う断面図である。
【0009】
[詳細な説明]
本開示の詳細について、添付図面に基づき説明する。
【0010】
〔第1実施形態〕
図1~図11に基づき、本開示の第1実施形態に係る半導体装置A10について説明する。半導体装置A10は、第1絶縁層11~第4絶縁層14、第1放熱層15、第2放熱層16、第1導電層21~第4導電層24、第1半導体素子31、第2半導体素子32、第1電力端子41、第2電力端子42、第3電力端子43および封止樹脂60を備える。半導体装置A10は、第1信号配線25~第4信号配線28、第1信号端子44~第4信号端子47、複数の第1導通部材481、複数の第2導通部材482、第3導通部材483、複数の第1ワイヤ51~複数の第4ワイヤ54、および第5ワイヤ55~第8ワイヤ58をさらに備える。ここで、図2は、理解の便宜上、封止樹脂60を透過するとともに、第2放熱層16、第3絶縁層13、第2導電層22および第4絶縁層14の図示を省略している。図3は、理解の便宜上、図2に対して第2電力端子42を透過するとともに、第4導電層24の図示を省略している。図2および図3では、透過した封止樹脂60の外形を想像線(二点鎖線)で示している。図3では、透過した第2電力端子42を想像線で示している。
(【0011】以降は省略されています)
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