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公開番号2025122259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017551
出願日2024-02-08
発明の名称端子
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部品点数の抑制を図ることができる端子を提供する。
【解決手段】端子1は、相手側端子50が挿入され電気的に接続される端子接続部2を備える。端子接続部2は、軸線方向Xに沿って形成されるスリット部12、及び、相手側端子50が挿入される挿入空間部13を有する筒状の内周壁部5と、軸線方向Xと直交する径方向の外側に折り返して屈曲する折返し部6と、折返し部6を支点として内周壁部5から離間するように弾性変形可能に形成される外周壁部7とを備える。内周壁部5は、径方向に貫通する貫通孔15,16を有する。外周壁部7は、貫通孔15,16を介して挿入空間部13に突出する外周壁接点部21を有する。外周壁接点部21は、挿入状態にて、外周壁部7の弾性変形により相手側端子50に接触して押圧する。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に沿って筒状に形成され、かつ一方の開口部から他方の開口部に向けて相手側端子が挿入され電気的に接続される端子接続部を備え、
前記端子接続部は、
前記軸線方向に沿って形成されるスリット部、及び、前記スリット部を介して外部と連通し一方の前記開口部から前記相手側端子が挿入される挿入空間部を有する筒状の内周壁部と、
前記内周壁部の軸線周りに沿う周方向のスリット部側端部にそれぞれ形成され、前記軸線方向と直交する径方向の外側に折り返して屈曲する折返し部と、
前記折返し部から前記内周壁部に沿って前記周方向に延在し、前記折返し部を支点として前記内周壁部から離間するように弾性変形可能に形成される外周壁部と、を備え、
前記内周壁部は、
前記内周壁部を前記径方向に貫通する少なくとも1つの貫通孔を有し、
前記外周壁部は、
前記貫通孔を介して前記挿入空間部に突出して形成される少なくとも1つの外周壁接点部を有し、
前記外周壁接点部は、
前記相手側端子が前記端子接続部に挿入された挿入状態において、前記外周壁部の弾性変形により前記相手側端子に接触して押圧する
ことを特徴とする端子。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記相手側端子は、
円柱状または円筒状に形成されており、
前記端子接続部は、
円筒状に形成されており、
前記内周壁部は、
前記挿入空間部に向けて突出し、かつ前記外周壁接点部に対して前記軸線方向に沿う軸線を通って前記径方向に対向する位置に形成され、前記挿入状態で前記相手側端子に接触する少なくとも1つの内周壁接点部を有する
請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記外周壁部は、
当該外周壁部の前記周方向において前記折返し部側とは反対側に設けられ、前記挿入状態で前記内周壁部との間に隙間を形成する
請求項1または2に記載の端子。
【請求項4】
前記外周壁部は、
前記外周壁接点部から前記内周壁部に沿って前記周方向における前記スリット部側端部側と反対側に向けて延在する延在部を有する
請求項1または2に記載の端子。
【請求項5】
機器に固定され電気的に接続される機器固定部と、
前記機器固定部と前記内周壁部とを連結する連結部と、をさらに備える
請求項1に記載の端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
端子には、電気接触子が挿入される円筒状の端子本体と、端子本体に収容され、当該電気接触子に接点圧を付与する円筒状の弾性接点部材とを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-195439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の端子では、端子本体と、弾性接点部材とで構成されることがあることから、部品点数を抑制する点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、部品点数の抑制を図ることができる端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子は、軸線方向に沿って筒状に形成され、かつ一方の開口部から他方の開口部に向けて相手側端子が挿入され電気的に接続される端子接続部を備え、前記端子接続部は、前記軸線方向に沿って形成されるスリット部、及び、前記スリット部を介して外部と連通し一方の前記開口部から前記相手側端子が挿入される挿入空間部を有する筒状の内周壁部と、前記内周壁部の軸線周りに沿う周方向のスリット部側端部にそれぞれ形成され、前記軸線方向と直交する径方向の外側に折り返して屈曲する折返し部と、前記折返し部から前記内周壁部に沿って前記周方向に延在し、前記折返し部を支点として前記内周壁部から離間するように弾性変形可能に形成される外周壁部と、を備え、前記内周壁部は、前記内周壁部を前記径方向に貫通する少なくとも1つの貫通孔を有し、前記外周壁部は、前記貫通孔を介して前記挿入空間部に突出して形成される少なくとも1つの外周壁接点部を有し、前記外周壁接点部は、前記相手側端子が前記端子接続部に挿入された挿入状態において、前記外周壁部の弾性変形により前記相手側端子に接触して押圧することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子によれば、部品点数の抑制を図ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る端子の概略構成を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子を軸線方向から見た図である。
図3は、実施形態に係る端子の端子接続部を下方側から見た図である。
図4は、図3の矢視A-A線における断面図である。
図5は、実施形態の第1変形例に係る端子の概略構成を示す斜視図である。
図6は、実施形態の第1変形例に係る端子を軸線方向から見た図である。
図7は、実施形態の第1変形例に係る端子の端子接続部を下方側から見た図である。
図8は、図7の矢視B-B線における断面図である。
図9は、実施形態の第1変形例に係る端子の状態変化を示す図である。
図10は、実施形態の第2変形例に係る端子の概略構成を示す斜視図である。
図11は、実施形態の第2変形例に係る端子を軸線方向から見た図である。
図12は、実施形態の第2変形例に係る端子の端子接続部を下方側から見た図である。
図13は、図12の矢視C-C線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。すなわち、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
【0010】
なお、以下の説明では、便宜上、図1~図4(図5~図13を含む)に示すX方向を「軸線方向X」とし、Y方向を「幅方向Y」とし、Z方向を「高さ方向Z」とする。軸線方向X、幅方向Y、及び高さ方向Zは、互いに直交する。軸線方向Xは、例えば、端子の延在方向、相手側端子の挿抜方向等に相当する。ここで軸線方向Xのうち、一方を相手側端子50の挿入方向X1とし、他方を相手側端子50の抜去方向X2とする。また、高さ方向Zのうち、一方を第1方向Z1とし、他方を第2方向Z2とする。なお、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、端子1が機器51に固定された状態での方向として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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