TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025121614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017158
出願日2024-02-07
発明の名称車両用扉開閉スイッチ装置
出願人東京パーツ工業株式会社
代理人
主分類H01H 13/52 20060101AFI20250813BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】車両扉を開錠/開扉する際に、操作者に対して不快感や混乱を与えることのない車両用扉開閉スイッチ装置を提供する。
【解決手段】車両用扉開閉スイッチ装置1は、支持板80と、押釦スイッチ55と、押圧操作により押釦スイッチ55に向かって押し込まれる第1押圧部材20と、第1押圧部材20と押釦スイッチ55との間に設けられた第2押圧部材30と、第1押圧部材20と第2押圧部材30との間に設けられた第1ばね40と、を備える。第1押圧部材20に対する押圧操作が第1ばね40を介して第2押圧部材30に伝達され、第1の押込量S1において押釦スイッチ55の開閉状態が切り替わる。押釦スイッチ55の開閉状態が切り替わった後、さらに第2の押込量S2まで押圧操作することが可能である。第2の押込量S2は第1の押込量S1に対して十分に大きい。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
支持部材と、
前記支持部材上に設けられ、上方からの押圧力によって開閉状態が切り替わるスイッチ部材と、
前記スイッチ部材上に設けられ、押圧操作により前記スイッチ部材に向かって押し込まれる第1押圧部材と、
前記第1押圧部材と前記スイッチ部材との間に設けられ、前記スイッチ部材に前記押圧力を加える第2押圧部材と、
前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間に設けられ、前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間隔が広がる方向に付勢する第1の付勢手段と、を備え、
前記第1押圧部材への前記押圧操作が、前記第1の付勢手段を介して前記第2押圧部材に伝達され、
前記第1押圧部材の押込量が第1の押込量に達したとき、前記第2押圧部材が前記スイッチ部材の開閉状態を切り替え、
前記第1押圧部材は、前記スイッチ部材の開閉状態が切り替わった後もさらに第2の押込量まで押し込むことが可能であり、
前記第2の押込量は、前記第1の押込量に対して十分に大きい、
ことを特徴とする車両用扉開閉スイッチ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の押込量は、前記第2の押込量の1/2以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項3】
前記第1の押込量は、前記第2の押込量の1/4以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項4】
前記第1の押込量は、前記第2の押込量の1/5以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項5】
前記第1の押込量は1.0mm未満であり、前記第2の押込量は2.0mm以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項6】
前記第1の押込量は0.5mm未満であり、前記第2の押込量は2.5mm以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項7】
上面に弾性材より成る操作ボタンが水密状態に形成されたケースを有し、
前記ケースに前記支持部材、前記スイッチ部材、前記第1押圧部材、前記第2押圧部材、前記第1の付勢手段を収納した、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項8】
前記支持部材および前記第1押圧部材を長形に形成し、
前記長形に形成した支持部材上に複数個の前記スイッチ部材を並列に設け、
前記長形に形成した第1押圧部材を操作したときに、少なくともいずれかの前記スイッチ部材が操作される、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項9】
前記支持部材と前記第1押圧部材との間に第2の付勢手段を設け、
前記第2の付勢手段は、前記支持部材と前記第1押圧部材との間隔が広がる方向に付勢する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。
【請求項10】
前記第1押圧部材に前記支持部材に対向して突出させた突出部を形成し、
前記突出部が前記支持部材に接触することにより、過大な押圧力が前記スイッチ部材に加わることを防止する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用扉開閉スイッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、車両における側面扉を外部から開錠/開扉するための車両用扉開閉スイッチ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両外部に設けられる開錠/開扉スイッチ装置として、例えば、特許文献1には、押釦スイッチ、印刷配線基板、等を収納する収納ケースを水密に形成し、容器状に形成した弾性材より成る防水部材と収納ケースの開口する下面を印刷配線基板で水密状態に閉塞した防水型押釦スイッチ装置が記載されている(図7参照)。
爪等の硬い物があたって、収納ケース表面に形成された操作ボタンに傷がついたとしても、スイッチ装置内部に水分が染み込まないとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-42361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたスイッチ装置により車両扉を開錠/開扉する際の動作について、図7および図8を用いて説明する。図7は、特許文献1に記載されたスイッチ装置100の断面略図であり、また、図8は当該スイッチ装置における操作ボタン101の操作部102の押込量と車両扉の開錠/開扉状態との関連を示している。図8(a)において、横軸は時間経過t、縦軸は操作部102の押込量Sを示している。縦軸の押込量Sは図中下方に向かうほど操作部102の押込量Sが大きいことを示している。
【0005】
時間t1にて操作部102に押圧をかけ始めると、操作部102が押し込まれ、時間t2において第1の押込量S1に到達する。第1の押込量S1において、押釦スイッチ103の押圧片104が押圧され、押釦スイッチ103がONとなり、車両扉が開錠/開扉動作に移行する。しかし、開錠/開扉機構に設けられたラッチ機構等の機械動作に伴うタイムラグによってt2時点では開錠/開扉動作が完了しない。
【0006】
その後、さらに操作部102を押し込んで、押込量が第2の押込量S2になると、押込量Sが限界に達し、これ以上は操作部102を押し込むことができなくなる。操作者はこの時点t3で操作ボタン101の操作を完了したと認識する。なお、特許文献1においては、第1の押込量S1と第2の押込量S2との差がほとんどないため、第1の押込量S1と第2の押込量S2とは略同じと考えても差し支えない。
【0007】
操作者はt3(押込量S2)の時点で、操作ボタン101の操作を完了したと認識するが、車両扉が開錠/開扉されるのは前述のタイムラグのためにt4の時点となる。t3-t4の区間においては、操作ボタン101を操作したと認識しているが車両扉が開錠/開扉されない状態となるため、これが操作者に対して、不快感や混乱を与える問題があった。
【0008】
そこで本発明は、従来技術が抱える上記課題を解決し得る車両用扉開閉スイッチ装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、上記の課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用することができる。また、本発明の態様あるいは技術的特徴は以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、あるいはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものである。
【0010】
本発明の車両用扉開閉スイッチ装置の実施態様は、
支持部材と、
前記支持部材上に設けられ、上方からの押圧力によって開閉状態が切り替わるスイッチ部材と、
前記スイッチ部材上に設けられ、押圧操作により前記スイッチ部材に向かって押し込まれる第1押圧部材と、
前記第1押圧部材と前記スイッチ部材との間に設けられ、前記スイッチ部材に前記押圧力を加える第2押圧部材と、
前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間に設けられ、前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間隔が広がる方向に付勢する第1の付勢手段と、を備え、
前記第1押圧部材への前記押圧操作が、前記第1の付勢手段を介して前記第2押圧部材に伝達され、
前記第1押圧部材の押込量が第1の押込量に達したとき、前記第2押圧部材が前記スイッチ部材の開閉状態を切り替え、
前記第1押圧部材は、前記スイッチ部材の開閉状態が切り替わった後もさらに第2の押込量まで押し込むことが可能であり、
前記第2の押込量は、前記第1の押込量に対して十分に大きい、
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
雄端子
11日前
個人
後付地震遮断機
15日前
個人
超精密位置決め機構
16日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
19日前
愛知電機株式会社
電力機器
8日前
ヒロセ電機株式会社
端子
8日前
CKD株式会社
巻回装置
18日前
日機装株式会社
加圧装置
3日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
1か月前
矢崎総業株式会社
電線
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
25日前
住友電装株式会社
端子
10日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
4日前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
16日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
18日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
1日前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
25日前
株式会社ダイヘン
変圧器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
ローム株式会社
チップ部品
29日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
17日前
ローム株式会社
チップ部品
29日前
ローム株式会社
チップ部品
29日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
26日前
ローム株式会社
チップ部品
29日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
TOWA株式会社
製造装置
23日前
三菱自動車工業株式会社
放熱構造
3日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
3日前
株式会社東芝
回路素子
17日前
住友電装株式会社
コネクタ
10日前
個人
“hi-light surf.”
24日前
続きを見る