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公開番号
2025122524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018085
出願日
2024-02-08
発明の名称
リモコン装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H01H
13/00 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】操作ボタンの押し下げ操作を低消費電力かつ短時間で安定して検出できる静電容量方式の検出方式のリモコン装置を提供する。
【解決手段】押し下げ操作が可能な操作ボタンと、操作ボタンの押し下げ操作を検出する検出部と、を備え、検出部は、一対の固定電極と、一対の固定電極のそれぞれと所定の間隔を空けて対向する第1位置と、第1位置よりも一対の固定電極に接近した第2位置と、に移動可能に設けられた導電部材と、一対の固定電極間の静電容量の大きさの変化を検出するための検出回路と、を有し、検出回路は、固定電極から出力される電流によって充電されるコンデンサと、固定電極からコンデンサに向かう方向に整流する整流回路と、コンデンサの電圧の所定値以上の上昇を抑制しつつ、整流回路から出力される電流を上昇させる電圧抑制部と、を有するリモコン装置である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
押し下げ操作が可能な操作ボタンと、
前記操作ボタンの押し下げ操作を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果を基に、前記操作ボタンの押し下げ操作の有無を判別し、判別結果に応じた信号の出力を行う制御部と、
を備え、
前記操作ボタンは、定常位置と、押し下げ操作された押し下げ位置と、に移動し、
前記検出部は、
一対の固定電極と、
一対の固定電極のそれぞれと所定の間隔を空けて対向する第1位置と、前記第1位置よりも前記一対の固定電極に接近した第2位置と、に移動可能に設けられ、前記操作ボタンが定常位置にある状態において、前記第1位置に位置し、前記操作ボタンの前記定常位置から前記押し下げ位置への移動にともなって、前記第1位置から前記第2位置に移動する導電部材と、
前記一対の固定電極間の静電容量の大きさの変化を検出するための検出回路と、
を有し、
前記検出回路は、
前記一対の固定電極の一方の固定電極にパルス信号を入力するパルス入力部と、
前記一対の固定電極の他方の固定電極と電気的に接続され、前記パルス信号の入力にともなって前記他方の固定電極から出力される電流によって充電されるコンデンサと、
前記他方の固定電極と前記コンデンサとの間に流れる電流の向きを、前記他方の固定電極から前記コンデンサに向かう方向に整流する整流回路と、
前記整流回路から出力される電流により前記コンデンサの電圧を上昇させるとともに、前記コンデンサの電圧の所定値以上の上昇を抑制し、前記コンデンサの電圧の前記所定値以上の上昇を抑制した状態で、前記パルス信号の入力にともなって前記他方の固定電極から出力される電流に応じて、前記整流回路から出力される電流を上昇させる電圧抑制部と、
前記整流回路から出力される電流に応じて変化する出力を前記一対の固定電極間の静電容量の大きさの変化の検出結果として出力する出力部と、
を有し、
前記制御部は、前記出力部を介して入力される前記検出回路の検出結果を基に、前記操作ボタンの押し下げ操作の有無を判別することを特徴とするリモコン装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記電圧抑制部は、NPNバイポーラトランジスタのベース-エミッタ間のダイオードであることを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
【請求項3】
前記NPNバイポーラトランジスタのベースは、前記コンデンサに充電された電圧に応じた電圧の入力を受け、
前記NPNバイポーラトランジスタのコレクタは、電源電圧に応じた電圧の入力を受け、
前記NPNバイポーラトランジスタのエミッタは、共通電位の部分と電気的に接続され、
前記出力部は、前記NPNバイポーラトランジスタのコレクタと電気的に接続され、前記整流回路から出力される電流の上昇に応じて低下する電圧を、前記一対の固定電極間の静電容量の大きさの変化の検出結果として出力し、
前記制御部は、前記出力部の電圧が所定値以上の時に、前記操作ボタンを押し下げ操作されていないと判別し、前記出力部の電圧が所定値未満の時に、前記操作ボタンを押し下げ操作されていると判別することを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
【請求項4】
前記操作ボタンの押し下げ操作にともなう操作力に基づいて発電を行う発電モジュールをさらに備え、
前記制御部は、前記発電モジュールで発電された電力を用いて作動することを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、リモコン装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
押し下げ操作可能な押しボタン式の操作ボタンを備えたリモコン装置がある。こうしたリモコン装置において、装置の薄型化や低消費電力化などの要請から、操作ボタンの押し下げ操作の検出に静電容量方式の検出方式を採用することが求められている。また、リモコン装置では、操作ボタンの押し下げ操作を低消費電力かつ短時間で検出できるようにすることが求められる。
【0003】
例えば、静電容量に充電される電圧の大きさの変化を検出する検出回路により、操作ボタンの押し下げ操作の有無による静電容量の大きさの変化を検出することが提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、静電容量に充電される電圧の大きさの変化を検出する検出回路では、回路規模が比較的大きくなり、消費電力も比較的大きくなってしまう可能性がある。また、静電容量に充電される電圧の大きさの変化を検出する検出回路では、電圧の大きさに対する閾値の設定によって、ノイズの影響を受けやすくなったり、検出する静電容量の大きさのバラツキが大きくなったりし、検出動作の安定性が低くなってしまうことも懸念される。
【0004】
このため、リモコン装置では、静電容量方式の検出方式を採用した際にも、操作ボタンの押し下げ操作を低消費電力かつ短時間で安定して検出できるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-144220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、操作ボタンの押し下げ操作を低消費電力かつ短時間で安定して検出できる静電容量方式の検出方式のリモコン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、押し下げ操作が可能な操作ボタンと、前記操作ボタンの押し下げ操作を検出する検出部と、前記検出部の検出結果を基に、前記操作ボタンの押し下げ操作の有無を判別し、判別結果に応じた信号の出力を行う制御部と、を備え、前記操作ボタンは、定常位置と、押し下げ操作された押し下げ位置と、に移動し、前記検出部は、一対の固定電極と、一対の固定電極のそれぞれと所定の間隔を空けて対向する第1位置と、前記第1位置よりも前記一対の固定電極に接近した第2位置と、に移動可能に設けられ、前記操作ボタンが定常位置にある状態において、前記第1位置に位置し、前記操作ボタンの前記定常位置から前記押し下げ位置への移動にともなって、前記第1位置から前記第2位置に移動する導電部材と、前記一対の固定電極間の静電容量の大きさの変化を検出するための検出回路と、を有し、前記検出回路は、前記一対の固定電極の一方の固定電極にパルス信号を入力するパルス入力部と、前記一対の固定電極の他方の固定電極と電気的に接続され、前記パルス信号の入力にともなって前記他方の固定電極から出力される電流によって充電されるコンデンサと、前記他方の固定電極と前記コンデンサとの間に流れる電流の向きを、前記他方の固定電極から前記コンデンサに向かう方向に整流する整流回路と、前記整流回路から出力される電流により前記コンデンサの電圧を上昇させるとともに、前記コンデンサの電圧の所定値以上の上昇を抑制し、前記コンデンサの電圧の前記所定値以上の上昇を抑制した状態で、前記パルス信号の入力にともなって前記他方の固定電極から出力される電流に応じて、前記整流回路から出力される電流を上昇させる電圧抑制部と、前記整流回路から出力される電流に応じて変化する出力を前記一対の固定電極間の静電容量の大きさの変化の検出結果として出力する出力部と、を有し、前記制御部は、前記出力部を介して入力される前記検出回路の検出結果を基に、前記操作ボタンの押し下げ操作の有無を判別することを特徴とするリモコン装置である。
【0008】
このリモコン装置によれば、コンデンサの電圧の所定値以上の上昇を抑制することで、一対の固定電極間の静電容量と、整流回路から出力される電流と、の変化の関係をリニアにすることができる。これにより、操作ボタンの押し下げ操作の有無の判別の閾値を任意の静電容量で設定することが容易となり、安定した操作ボタンの押し下げ操作の検出を行うことができる。また、専用のICや複雑な回路構成を必要とすることもなく、低消費電力かつ短時間で操作ボタンの押し下げ操作を検出することもできる。従って、静電容量方式の検出方式を採用した際にも、操作ボタンの押し下げ操作を低消費電力かつ短時間で安定して検出することができる。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、前記電圧抑制部は、NPNバイポーラトランジスタのベース-エミッタ間のダイオードであることを特徴とするリモコン装置である。
【0010】
このリモコン装置によれば、低い電圧に抑制することが可能となる。また、ベースに電流が流れ、これを操作ボタンの押し下げ操作の有無の判別に用いることもできる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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