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公開番号2025132666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030379
出願日2024-02-29
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 1/32 20060101AFI20250903BHJP(上水;下水)
要約【課題】機外漏水の発生を抑制すること。
【解決手段】実施形態に係る水洗大便器は、便器本体と、貯水タンクと、給水ユニットとを備える。便器本体は、汚物を受けるボウル部と、ボウル部へ向けて洗浄水を吐出する吐水口と、吐水口からの洗浄水によってボウル部で受けた汚物を排出する排水流路の一部を形成する排水トラップ部とを有する。貯水タンクは、便器本体へ供給するための洗浄水を貯留する。給水ユニットは、貯水タンクの上方に配置され、貯水タンクへ洗浄水を供給する。給水ユニットは、貯水タンクへ向けて洗浄水を吐出する給水口と、給水ユニットの内部の水位が規定水位を上回った場合に給水ユニットの内部から洗浄水を排出可能なように給水ユニットの一部が開放された大気開放部とを有する。給水ユニットは、給水ユニットの外部から内部を見た場合に給水口からの洗浄水の着水位置が前記大気開放部から見えない構造である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
汚物を受けるボウル部と、前記ボウル部へ向けて洗浄水を吐出する吐水口と、前記吐水口からの洗浄水によって前記ボウル部で受けた汚物を排出する排水流路の一部を形成する排水トラップ部とを有する便器本体と、
前記便器本体へ供給するための洗浄水を貯留する貯水タンクと、
前記貯水タンクの上方に配置され、前記貯水タンクへ洗浄水を供給する給水ユニットと
を備え、
前記給水ユニットは、前記貯水タンクへ向けて洗浄水を吐出する給水口と、前記給水ユニットの内部の水位が規定水位を上回った場合に前記給水ユニットの内部から洗浄水を排出可能なように前記給水ユニットの一部が開放された大気開放部とを有し、
前記給水ユニットは、前記給水ユニットの外部から内部を見た場合に前記給水口からの洗浄水の着水位置が前記大気開放部から見えない構造である
ことを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記給水ユニットは、一端部が前記給水口の下方において開口し、他端部が前記便器本体へ向けて洗浄水が流れる導水路において開口するスロート管を有し、
前記給水ユニットは、前記スロート管に遮られることで、前記給水ユニットの外部から内部を見た場合に前記給水口からの洗浄水の着水位置が前記大気開放部から見えない構造である
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項3】
前記大気開放部は、前記給水ユニットの外側面に配置されるとともに前記外側面が開放されることで形成され、
前記給水ユニットは、前記給水ユニットの前記外側面よりも内側に配置される第1リブを有し、
前記給水ユニットは、前記第1リブに遮られることで、前記給水ユニットの外部から内部を見た場合に前記給水口からの洗浄水の着水位置が前記大気開放部から見えない構造である
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項4】
前記大気開放部は、前記給水ユニットの外側面に配置されるとともに前記外側面が開放されることで形成され、
前記給水ユニットは、前記給水ユニットの天面から下方へ延びているとともに前記外側面よりも内側に配置される第2リブを有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の水洗大便器。
【請求項5】
前記給水ユニットは、前記給水ユニットの内部において前記給水口と前記大気開放部との間に配置される第3リブを有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
洗浄水を貯留する貯水タンクと、貯水タンクの上方に配置され、貯水タンクへ洗浄水を供給する給水ユニットとを備え、貯水タンクに貯留された洗浄水によって便器洗浄を行う水洗大便器において、貯水タンクの洗浄水の水位が上昇した場合に洗浄水が給水ユニットの給水口へ到達することを防ぐために、給水ユニットの外部へ洗浄水を排出可能なように給水ユニットの一部が開放された大気開放部を設けることが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
このような大気開放部は、洗浄水が給水口へ到達する、いわゆる水の逆流を確実に防ぐために、給水口よりも下方に下端部が位置するとともに給水口から所定距離をあけて下端部が位置する開口であり、かつ、所定面積が確保された開口である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第3196370号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような従来の水洗大便器では、大気開放部を設けることによって、給水ユニットの外部へ洗浄水を排出する必要がない通常の状態においても、大気開放部から給水ユニットの外部へ洗浄水が出る(これを「機外漏水」ともいう)おそれがある。なお、給水ユニットの外部へ洗浄水を排出する必要がない通常の状態において機外漏水が発生する主な原因として、水の流れによって空気が圧縮され、圧縮された空気が給水口から飛び出る、いわゆるエアーハンマーによる水跳ねや、給水口から供給される洗浄水の着水時の水跳ねなどがある。
【0006】
実施形態の一態様は、機外漏水の発生を抑制することができる水洗大便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、汚物を受けるボウル部と、前記ボウル部へ向けて洗浄水を吐出する吐水口と、前記吐水口からの洗浄水によって前記ボウル部で受けた汚物を排出する排水流路の一部を形成する排水トラップ部とを有する便器本体と、前記便器本体へ供給するための洗浄水を貯留する貯水タンクと、前記貯水タンクの上方に配置され、前記貯水タンクへ洗浄水を供給する給水ユニットとを備え、前記給水ユニットは、前記貯水タンクへ向けて洗浄水を吐出する給水口と、前記給水ユニットの内部の水位が規定水位を上回った場合に前記給水ユニットの内部から洗浄水を排出可能なように前記給水ユニットの一部が開放された大気開放部とを有し、前記給水ユニットは、前記給水ユニットの外部から内部を見た場合に前記給水口からの洗浄水の着水位置が前記大気開放部から見えない構造である。
【0008】
このような構成によれば、給水ユニットが、給水ユニットの外部から内部を見た場合に給水口からの洗浄水の着水位置が大気開放部から見えない構造、すなわち、給水口からの洗浄水の着水位置と大気開放部との間が、たとえば、ある部材などによって遮られている構造であるため、たとえば、エアーハンマーや着水時の水跳ねがあった場合でも、大気開放部から給水ユニットの外部へ洗浄水が出る機外漏水の発生を抑制することができる。
【0009】
また、上記の水洗大便器において、前記給水ユニットは、一端部が前記給水口の下方において開口し、他端部が前記便器本体へ向けて洗浄水が流れる導水路において開口するスロート管を有し、前記給水ユニットは、前記スロート管に遮られることで、前記給水ユニットの外部から内部を見た場合に前記給水口からの洗浄水の着水位置が前記大気開放部から見えない構造である。
【0010】
このような構成によれば、たとえば、エアーハンマーや着水時の水跳ねがあった場合でも、スロート管に遮られることで、大気開放部から給水ユニットの外部へ洗浄水が出る機外漏水の発生を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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