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公開番号
2025150738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024051787
出願日
2024-03-27
発明の名称
水まわり部材
出願人
TOTO株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
B32B
27/20 20060101AFI20251002BHJP(積層体)
要約
【課題】親水性が高く、マットな外観を有し、滑りにくい水まわり部材を提供する。
【解決手段】基材と、前記基材を覆う被覆層と、を備え、前記被覆層は、前記基材の表面に設けられた下地層と、前記下地層の表面の一部に設けられた表面層と、を有し、前記被覆層は、前記下地層が前記表面層に覆われた第1領域と、前記下地層が前記表面層に覆われていない第2領域と、を有し、前記表面層は、前記第1領域において、親水性塗料の硬化物である塗膜と、前記塗膜の内部において複数の粒子が凝集した凝集体と、を含み、前記凝集体は、2つ以上の前記粒子が積層方向において重なる部分を有し、前記積層方向に沿って見たときの前記第1領域の面積と前記第2領域の面積との合計に対する前記第2領域の面積の比は、1.6%以上50%以下である、水まわり部材。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水まわりに配置される部材であって、
基材と、
前記基材を覆う被覆層と、
を備え、
前記被覆層は、前記基材の表面に設けられた下地層と、前記下地層の表面の一部に設けられた表面層と、を有し、
前記被覆層は、前記下地層が前記表面層に覆われた第1領域と、前記下地層が前記表面層に覆われていない第2領域と、を有し、
前記表面層は、親水性塗料の硬化物である塗膜と、前記塗膜の内部において複数の粒子が凝集した凝集体と、を含み、
前記凝集体は、2つ以上の前記粒子が積層方向において重なる部分を有し、
前記積層方向に沿って見たときの前記第1領域の面積と前記第2領域の面積との合計に対する前記第2領域の面積の比は、1.6%以上50%以下である、水まわり部材。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記被覆層の表面の水に対する接触角は、50°以下である、請求項1に記載の水まわり部材。
【請求項3】
前記粒子は、アクリル樹脂を含む、請求項1に記載の水まわり部材。
【請求項4】
前記塗膜は、アクリル樹脂を含む、請求項1に記載の水まわり部材。
【請求項5】
前記基材の表面は、凹凸を有する、請求項1~4のいずれか1つに記載の水まわり部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、水まわり部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
水まわり部材において、清掃性を向上させるために、表面の親水性を高めることが知られている。しかし、表面の親水性を高めると、表面に水が残りやすいため、滑りやすくなる場合がある。これを解決する手段として、エンボス加工などにより表面に凹凸を設けることが知られている。しかし、エンボス加工などにより表面に凹凸を設けると、意匠性の自由度が低くなる場合がある。また、別の手段として、粒子を含む親水性防滑膜を設けることで表面に凹凸を設けることが知られている。しかし、親水性防滑膜を表面の全体に設けると、艶のある外観になりやすく、照明が写りこむなど意匠性が悪くなる場合がある。水まわり部材において、親水性が高く、マットな外観を有し、滑りにくいことが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6120249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、親水性が高く、マットな外観を有し、滑りにくい水まわり部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明は、水まわりに配置される部材であって、基材と、前記基材を覆う被覆層と、を備え、前記被覆層は、前記基材の表面に設けられた下地層と、前記下地層の表面の一部に設けられた表面層と、を有し、前記被覆層は、前記下地層が前記表面層に覆われた第1領域と、前記下地層が前記表面層に覆われていない第2領域と、を有し、前記表面層は、親水性塗料の硬化物である塗膜と、前記塗膜の内部において複数の粒子が凝集した凝集体と、を含み、前記凝集体は、2つ以上の前記粒子が積層方向において重なる部分を有し、前記積層方向に沿って見たときの前記第1領域の面積と前記第2領域の面積との合計に対する前記第2領域の面積の比は、1.6%以上50%以下である、水まわり部材である。
【0006】
この水まわり部材によれば、基材を覆う被覆層が下地層と表面層とを有し、表面層が親水性塗料の硬化物である塗膜と粒子の凝集体とを含むことで、塗膜によって親水性を有する表面を形成できる。また、表面層に含まれる凝集体が2つ以上の粒子が積層方向において重なる部分を有し、下地層が表面層に覆われた第1領域(つまり、凝集体がある領域)と、下地層が表面層に覆われていない第2領域(つまり、凝集体がない領域)と、を有し、積層方向に沿って見たときの第1領域の面積と第2領域の面積との合計に対する第2領域の面積の比が、1.6%以上50%以下であることで、凝集体によって被覆層の表面(表面層の表面)に凹凸が形成され、マットな外観を得るとともに、滑りにくくすることができる。したがって、親水性が高く、マットな外観を有し、滑りにくくすることができる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、前記被覆層の表面の水に対する接触角は、50°以下である、水まわり部材である。
【0008】
この水まわり部材によれば、被覆層の表面の水に対する接触角が50°以下であることで、水滴が潰れやすくなり、乾燥しても水垢が目立ちにくくなる。さらに、基材に排水勾配が設けられている場合には、水滴が広い範囲に広がるため、排水するための経路が形成しやすく、早期に排水することができる。
【0009】
第3の発明は、第1の発明において、前記粒子は、アクリル樹脂を含む、水まわり部材である。
【0010】
この水まわり部材によれば、粒子がアクリル樹脂を含むことで、表面層の耐久性を高めることができる。これにより、傷や汚れが付きにくいため、長期間使用しても美しい状態を保つことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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