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公開番号2025165763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024070057
出願日2024-04-23
発明の名称浴室システム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20251028BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】バスルームの状態が利用者にとってリスクがある場合に適切に通知すること。
【解決手段】実施形態に係る浴室システムは、バスルーム内に設置され、前記バスルームの床面の湿潤状態を検知する状態検知手段と、前記状態検知手段の検知結果を所定の宛先に通知する通知手段と、を備え、前記通知手段は、前記状態検知手段が前記バスルームの床面が所定の湿潤以上となったことを検知した場合に、前記バスルームの利用者に転倒リスクがあることを通知する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
バスルーム内に設置され、前記バスルームの床面の湿潤状態を検知する状態検知手段と、
前記状態検知手段の検知結果を所定の宛先に通知する通知手段と、
を備え、
前記通知手段は、前記状態検知手段が前記バスルームの床面が所定の湿潤以上となったことを検知した場合に、前記バスルームの利用者に転倒リスクがあることを通知する
ことを特徴とする浴室システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記バスルームに設置されると共に前記バスルーム内の温度を検知する第1温度検知手段と、
前記バスルームに併設された脱衣スペースに設置されると共に前記脱衣スペースの温度を検知する第2温度検知手段と、
を備え、
前記通知手段は、前記バスルームの温度と前記脱衣スペースの温度とが所定の温度差以上になった場合に、前記バスルームの利用者にヒートショックのリスクがあることを通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室システム。
【請求項3】
前記バスルーム内外のいずれかに設置された制御リモコンの操作に基づいて浴槽へのお湯張りを制御する制御手段、
を備え、
前記状態検知手段は、前記制御リモコンの操作に基づいて前記バスルームの床面の湿潤状態の検知を開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室システム。
【請求項4】
前記バスルームに設置されると共に前記バスルーム内の温度を検知する第1温度検知手段と、
前記バスルームに併設された脱衣スペースに設置されると共に前記脱衣スペースの温度を検知する第2温度検知手段と、
を備え、
前記通知手段は、前記制御リモコンの操作に基づいて前記浴槽へのお湯張りが完了する前のタイミングで前記バスルームの温度と前記脱衣スペースの温度とが所定の温度差以上になった場合に、前記バスルームの利用者にヒートショックのリスクがあることを通知する
ことを特徴とする請求項3に記載の浴室システム。
【請求項5】
電波センサの出力データに基づいて、前記バスルーム内の状態変化を推定する状態推定手段、
を備え、
前記状態検知手段は、複数のパネルにより形成される前記バスルームに設置され、前記バスルーム内の状態変化を検知する前記電波センサを有し、
前記状態推定手段は、前記パネルの表面を含む電波反射領域を除外して前記バスルーム内の空間における状態変化を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室システム。
【請求項6】
前記状態検知手段は、前記バスルーム内の状態変化を検知する電波センサを有し、
前記電波センサは、前記バスルームが有する浴槽の上端部よりも上方側に配置され、且つ前記電波センサの検知範囲は、前記バスルームの床面を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、浴室システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、センシング等により様々な対象の状態を推定するための技術が提供されている。例えば、浴室(バスルーム)において利用者の状態を検出する方法として、電波式レーダを設け、利用者の姿勢などを推定し、転倒などの異常があれば、表示、通知、鳴動などで報知する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-158862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術は、改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、入浴者の転倒状態等の異常状態を検知、すなわち既に利用者が転倒にした状態を検知して報知しているに過ぎず、転倒状態等のような異常状態が利用者に発生するリスクを未然に防ぐという観点では、改善の余地がある。
【0005】
上記のような点を鑑みて、バスルームの状態が利用者にとってリスクがある場合に適切に通知することが課題となる。
【0006】
開示の実施形態は、バスルームの状態が利用者にとってリスクがある場合に適切に通知することができる浴室システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る浴室システムは、バスルーム内に設置され、前記バスルームの床面の湿潤状態を検知する状態検知手段と、前記状態検知手段の検知結果を所定の宛先に通知する通知手段と、を備え、前記通知手段は、前記状態検知手段が前記バスルームの床面が所定の湿潤以上となったことを検知した場合に、前記バスルームの利用者に転倒リスクがあることを通知することを特徴とする。
【0008】
実施形態の一態様に係る浴室システムによれば、バスルーム(「浴室」ともいう)の床面が所定の湿潤以上となったことを検知した場合に転倒リスクがあることを通知することにより、バスルームの状態が利用者にとってリスクがある場合に適切に通知することができる。例えば、浴室の床面は入浴直前に清掃をしたり、前に他の利用者の利用があったりした場合など、床面が濡れていることがある。この時に勢いよく浴室に入るなどすると、転倒のリスクが高まるため、浴室システムは、事前に床面の湿潤状態を検知して、知らせることで、利用者がゆっくり入るなどの対応が取れ、転倒のリスクを抑制することができる。このように、清掃直後や前に入浴者があれば、浴室床面が濡れていて滑りやすくなることがあるため、浴室システムにおいては、床面の湿潤状態を検知し、ある程度以上濡れている場合は転倒のリスクありと通知することで転倒のリスクを軽減することができる。
【0009】
実施形態の一態様に係る浴室システムは、前記バスルームに設置されると共に前記バスルーム内の温度を検知する第1温度検知手段と、前記バスルームに併設された脱衣スペースに設置されると共に前記脱衣スペースの温度を検知する第2温度検知手段と、を備え、前記通知手段は、前記バスルームの温度と前記脱衣スペースの温度とが所定の温度差以上になった場合に、前記バスルームの利用者にヒートショックのリスクがあることを通知する。
【0010】
実施形態の一態様に係る浴室システムによれば、バスルームの温度と脱衣スペース(「脱衣室」ともいう)の温度とが所定の温度差以上になった場合にヒートショックのリスクがあることを通知することにより、バスルームの状態が利用者にとってリスクがある場合に適切に通知することができる。例えば、浴室システムにおいては、脱衣室(脱衣所)と浴室の温度差を検知して、温度差が大きい場合にはヒートショックの可能性が高いと通知することにより、利用者がヒートショックのリスクを回避できるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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