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公開番号2025152263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024054083
出願日2024-03-28
発明の名称排水システム
出願人TOTO株式会社
代理人
主分類E03C 1/30 20060101AFI20251002BHJP(上水;下水)
要約【課題】浴槽水流路を洗浄可能な排水システムを提供できる。
【解決手段】浴槽からの排水が流入する浴槽水受入部と、洗い場からの排水が流入する洗い場水受入部と、前記浴槽からの排水及び前記洗い場からの排水を排出する排水経路と、前記浴槽水受入部から前記洗い場水受入部に向かって流路が延びる浴槽水流路と、前記浴槽水流路の内壁に付着した汚れを取り除くための超音波発振器と、を有し、前記超音波発振器は、前記浴槽水流路において前記排水部に向かう浴槽水の排水方向に向かって超音波が発振されるように、前記浴槽水受入部の側方に設けられている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
浴槽からの排水が流入する浴槽水受入部と、
洗い場からの排水が流入する洗い場水受入部と、
前記浴槽からの排水及び前記洗い場からの排水を排出する排水経路と、
前記浴槽水受入部から前記洗い場水受入部に向かって流路が延びる浴槽水流路と、
前記浴槽水流路の内壁に付着した汚れを取り除くための超音波発振器と、を有し、
前記超音波発振器は、前記浴槽水流路において前記排水経路に向かう浴槽水の排水方向に向かって超音波が発振されるように、前記浴槽水受入部の側方に設けられていることを特徴とする排水システム。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
浴槽排水口を開閉する排水栓と、
前記排水栓の開閉を操作する操作部と、
一端側が前記排水栓に下方から接続され、他端側が前記操作部に接続されるレリースワイヤと、を有し、
前記排水方向において、前記超音波発振器の前面と重なるように前記レリースワイヤが位置することを特徴とする請求項1に記載の排水システム。
【請求項3】
前記超音波発振器の一部は、前記浴槽水流路の上面より上方に配接されていることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。
【請求項4】
浴槽からの排水を検知する浴槽水検知部と、
前記浴槽水検知部から排水情報を取得すると前記超音波発振器を駆動させる制御を実行する制御部とを備えた請求項1~3のいずれか1項に記載の排水システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水システムに関し、特に浴槽水を排水する排水システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、浴室の床に設けられる排水装置において超音波発振器が設けられ、本体部内の封水水位近傍の汚れを超音波洗浄により洗浄することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-98958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の排水システムでは、浴槽側排水装置の封水形成部の底部に超音波発振器が設けられており、一般的に清掃が困難な浴槽と洗い場と間に設けられる浴槽排水流路の内部に付着した汚れを洗浄することができないという問題がある。そのため、浴槽排水流路の内部に付着した汚れが蓄積し、浴槽排水の排水性能が低下するおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、浴槽水流路を洗浄可能な排水システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の問題点を解決するために、本発明は、浴槽からの排水が流入する浴槽水受入部と、
洗い場からの排水が流入する洗い場水受入部と、前記浴槽からの排水及び前記洗い場からの排水を排出する排水経路と、前記浴槽水受入部から前記洗い場水受入部に向かって流路が延びる浴槽水流路と、前記浴槽水流路の内壁に付着した汚れを取り除くための超音波発振器と、を有し、前記超音波発振器は、前記浴槽水流路において前記排水経路に向かう浴槽水の排水方向に向かって超音波が発振されるように、前記浴槽水受入部の側方に設けられていることを特徴としている。
このように構成された本発明の一実施形態においては、浴槽排水口から流入した浴槽水を利用し、浴槽水受入部から排水経路に向かう浴槽水流路に付着した汚れを洗浄することができる。そのため、一般的に清掃が困難な浴槽と洗い場床との間に設けられる浴槽水流路における汚れの蓄積による排水性能の低下を抑制することができる。
また、浴槽水の排水方向に向けて、超音波を発振する構成を有しているため、浴槽水流路の内部を超音波洗浄する際に浴槽水流路の底面全域に超音波発振器を設けることが不要となる。
【0007】
本発明において、好ましくは、浴槽排水口を開閉する排水栓と、前記排水栓の開閉を操作する操作部と、一端側が前記排水栓に下方から接続され、他端側が前記操作部に接続されるレリースワイヤと、を有し、前記排水方向において、前記超音波発振器の前面と重なるように前記レリースワイヤが位置することを特徴としている。
従来のように、超音波発振器を浴槽受入部の底面に設ける構成においては、仮に排水栓を自動で開閉制御するために操作部と排水栓とをつなぐレリースワイヤを設けたとしても、レリースワイヤに付着した汚れを洗浄することには難がある。ここで、超音波発振器とレリースワイヤとの配置関係を考慮した場合、超音波洗浄によりレリースワイヤに付着した汚れを洗浄できる可能性はあったが、レリースワイヤから剥がれた汚れは、浴槽水受入部の内部を循環し、浴槽水受入部の内部を通過する水の流れが落ち着いた際に、浴槽受入部又はレリースワイヤに再付着する課題があった。
このように構成された本発明の一実施形態においては、汚れが付着しやすいレリースワイヤに付着した汚れも洗浄可能であり、レリースワイヤから剥がれた汚れを浴槽受入部に留めることなく排水経路側に排出することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、前記超音波発振器の一部は、前記浴槽水流路の上面より上方に配接されていることを特徴とする。
このように構成された本発明の一実施形態においては、浴槽排水流路の内部も超音波発振器による超音波洗浄するとともに、浴槽排水口または浴槽排水口近傍まで、超音波発振器による振動の作用を与えることができる。そのため、浴槽水受入部の上方領域である浴槽排水口または浴槽排水口近傍までも同時に洗浄することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、浴槽からの排水を検知する浴槽水検知部と、前記浴槽水検知部から排水情報を取得すると前記超音波発振器を駆動させる制御を実行する制御部とを備えた。
このように構成された本発明の一実施形態においては、浴槽排水の水流の勢いで浴槽水流路の内壁に付着した汚れが物理的にはがれやすくなっている状態で、超音波洗浄を駆動することで、汚れ除去しやすくなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の排水システムによれば、浴槽水流路を洗浄可能な浴槽排水システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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