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公開番号2025151038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052256
出願日2024-03-27
発明の名称トイレシステム及びトイレ装置
出願人TOTO株式会社
代理人個人
主分類E03D 9/00 20060101AFI20251002BHJP(上水;下水)
要約【課題】使用者が個人認証をする時間がない場合であっても使用者の排泄物情報を取得する。
【解決手段】サーバ装置5と、当該サーバ装置5に接続されるトイレ装置2と、を備えたトイレシステム1Aは、トイレ装置2に設けられ、当該トイレ装置2を使用する使用者の排泄物を計測する計測部21と、使用者の個人認証を実行する認証部39と、トイレ装置2に設けられ、個人認証の完了前において計測部21を制御して使用者の排泄物の計測を開始する制御部33と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
サーバ装置と、当該サーバ装置に接続されるトイレ装置と、を備えたトイレシステムであって、
前記トイレ装置に設けられ、当該トイレ装置を使用する使用者の排泄物を計測する計測部と、
前記使用者の個人認証を実行する認証部と、
前記トイレ装置に設けられ、前記個人認証の完了前において前記計測部を制御して前記使用者の排泄物の計測を開始する制御部と、
を備えるトイレシステム。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記トイレ装置に設けられ、前記使用者の個人認証情報を受け付ける認証受付部をさらに備え、
前記制御部は、前記個人認証情報の受付前において前記使用者の排泄物の計測を開始する、
請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項３】
前記トイレ装置に設けられ、前記使用者の個人認証情報を受け付ける認証受付部をさらに備え、
前記制御部は、前記個人認証情報の受付後且つ前記個人認証の完了前において前記使用者の排泄物の計測を開始する、
請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項４】
計測された排泄物情報は前記サーバ装置に送信され、
前記サーバ装置は、前記使用者の個人認証情報及び前記排泄物情報を受信し、
前記サーバ装置に設けられ、前記個人認証情報と前記排泄物情報とを関連付けて記憶する記憶部、
をさらに備える請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項５】
前記サーバ装置は、前記使用者の端末と通信可能に構成され、
前記個人認証情報は、前記端末から前記サーバ装置に送信される、
請求項４に記載のトイレシステム。
【請求項６】
前記トイレ装置は、前記排泄物情報を識別する識別情報を前記端末に送信し、さらに当該排泄物情報と共に当該識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記端末は、前記個人認証情報と共に前記識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記認証部は、前記トイレ装置から受信した前記識別情報と、前記端末から受信した前記識別情報と、が一致するか否かを判定し、
前記記憶部は、前記認証部において前記識別情報同士が一致すると判定したときには、当該識別情報と共に受信した前記個人認証情報及び前記排泄物情報を関連付けて記憶する、
請求項５に記載のトイレシステム。
【請求項７】
前記トイレ装置は、前記排泄物情報と共に、当該排泄物情報を識別する識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、複数の前記識別情報を前記端末に送信し、
前記端末又は前記使用者は、前記複数の識別情報から一の識別情報を選択し、
前記端末は、選択された前記一の識別情報を前記個人認証情報と共に前記サーバ装置に送信し、
前記認証部は、前記トイレ装置から受信した前記識別情報と、前記端末から受信した前記識別情報と、が一致するか否かを判定し、
前記記憶部は、前記認証部において前記識別情報同士が一致すると判定したときには、当該識別情報と共に受信した前記個人認証情報及び前記排泄物情報を関連付けて記憶する、
請求項５に記載のトイレシステム。
【請求項８】
前記サーバ装置から前記端末に送信される前記識別情報は、前記排泄物情報の測定識別子、前記トイレ装置の設置場所情報、前記トイレ装置の所有者情報、前記排泄物情報の計測日時、前記トイレ装置の名称、又は前記トイレ装置の識別子等の識別付帯情報を含む、
請求項７に記載のトイレシステム。
【請求項９】
前記サーバ装置は、複数の前記端末から前記識別情報と前記個人認証情報とを複数回受信し、
前記認証部は、前記複数回受信した前記識別情報と前記個人認証情報から所定の条件に基づいて１つの前記識別情報と前記個人認証情報を選択する。
請求項６に記載のトイレシステム。
【請求項１０】
複数の使用者特定キーを有するリモコンをさらに備え、
前記トイレ装置は、前記排泄物情報を識別する識別情報を前記リモコンに送信し、さらに当該排泄物情報と共に当該識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記複数の使用者特定キーには、異なる前記使用者の前記個人認証情報が割り当てられ、
前記リモコンは、前記個人認証情報と共に前記識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記認証部は、前記トイレ装置から受信した前記識別情報と、前記リモコンから受信した前記識別情報と、が一致するか否かを判定し、
前記記憶部は、前記認証部において前記識別情報同士が一致すると判定したときには、当該識別情報と共に受信した、前記個人認証情報及び前記排泄物情報を関連付けて記憶する、
請求項４に記載のトイレシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、トイレシステム及びトイレ装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、使用者の排泄物を計測して使用者の健康状態を判定可能なトイレ装置が知られていた。例えば特許文献１には、個人認証が完了した後において便器に落下した排泄物を撮影するトイレ装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１１０８３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の技術では個人認証が完了した後に撮影するので、排泄前に個人認証を行う時間がない場合に排泄物情報を取得できない。
【０００５】
上記課題に鑑み、本発明は、使用者が排泄前に個人認証をする時間がない場合であってもその使用者の排泄物情報を取得できるトイレシステム及びトイレ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明の第１態様によれば、以下のトイレシステムが提供される。このトイレシステムは、サーバ装置と、当該サーバ装置に接続されるトイレ装置と、を備えたトイレシステムであって、前記トイレ装置に設けられ、当該トイレ装置を使用する使用者の排泄物を計測する計測部と、前記使用者の個人認証を実行する認証部と、前記トイレ装置に設けられ、前記個人認証の完了前において前記計測部を制御して前記使用者の排泄物の計測を開始する制御部と、を備える。
【０００７】
この構成によれば、排泄物の計測を使用者の個人認証の完了よりも先に開始するので、使用者が排泄前に個人認証をする時間がない場合であっても排泄物を計測し、その使用者の排泄物情報を取得できる。
【０００８】
また、本発明の第２態様に係るトイレシステムでは、前記トイレ装置に設けられ、前記使用者の個人認証情報を受け付ける認証受付部をさらに備え、前記制御部は、前記個人認証情報の受付前において前記使用者の排泄物の計測を開始する。
【０００９】
この構成によれば、個人認証情報の受付後に排泄物の計測を開始する場合と比べ、排泄物の計測を使用者の個人認証情報の受付よりも先に開始するので、さらに排泄前に使用者が排泄前に個人認証をする時間がない場合であっても排泄物を計測し、その使用者の排泄物情報を取得できる。
【００１０】
また、本発明の第３態様に係るトイレシステムでは、前記トイレ装置に設けられ、前記使用者の個人認証情報を受け付ける認証受付部をさらに備え、前記制御部は、前記個人認証情報の受付後且つ前記個人認証の完了前において前記使用者の排泄物の計測を開始する。
（【００１１】以降は省略されています）

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