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公開番号2025132856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030694
出願日2024-02-29
発明の名称便器装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 11/14 20060101AFI20250903BHJP(上水;下水)
要約【課題】既設の便器装置の種類にかかわらず、容易に取り替えることができる便器装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る便器装置は、便器本体と、給水部と、給水管とを備える。便器本体は、汚物を受けるボウル部を有する。給水部は、便器本体に設けられボウル部に供給される洗浄水を貯留する貯水タンクを含む。給水管は、便器本体が取り付けられる壁部の裏側に配置された既設の止水栓に上流端が接続され、壁部の裏側に配置された既設の給水経路の内部を通り、給水部に下流端が接続される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
汚物を受けるボウル部を有する便器本体と、
前記便器本体に設けられ前記ボウル部に供給される洗浄水を貯留する貯水タンクを含む給水部と、
前記便器本体が取り付けられる壁部の裏側に配置された既設の止水栓に上流端が接続され、前記壁部の裏側に配置された既設の給水経路の内部を通り、前記給水部に下流端が接続される給水管と
を備える便器装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記給水管は、
前記便器本体の左右方向の中心を含む中心領域から前記便器本体の内部へ向けて配設される、
請求項1に記載の便器装置。
【請求項3】
前記便器本体に設置され、洗浄水を吐出することで使用者の局部を洗浄する衛生洗浄装置を備え、
前記給水管は、
前記貯水タンクと前記衛生洗浄装置とに給水する、
請求項1に記載の便器装置。
【請求項4】
前記給水部は、
前記便器本体に設けられ、上流端が前記給水管に接続され下流端が前記貯水タンクに接続される便器側給水管を含み、
前記便器側給水管は、
分岐して前記衛生洗浄装置に接続される、
請求項3に記載の便器装置。
【請求項5】
既設の前記給水経路に取り付けられるパッキン
を備える請求項1に記載の便器装置。
【請求項6】
前記パッキンは、
既設の前記給水経路の下流側開口に取り付けられる、
請求項5に記載の便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、便器装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、壁掛式の水洗大便器を備える便器装置が種々提案されている(たとえば、特許文献1参照)。かかる便器装置にあっては、便器本体が取り付けられる壁部の裏側に、貯水タンクや給水管を含む給水経路が設けられる。すなわち、壁部の裏側に給水経路が隠蔽され、隠蔽された給水経路から便器本体に対して洗浄水が供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/037488号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術は、便器装置の取り替え(リモデル)について対応するものではなかった。すなわち、壁部から表側に出てくる既設の給水経路の取り出し位置は、便器装置の種類によって異なる、言い換えると、便器装置を製造するメーカーによって異なる。そのため、たとえば既設の給水経路の取り出し位置と、新設する便器装置における給水の入口部分とを接続部材を介して接続する場合、複数ある給水経路の取り出し位置にそれぞれ対応する接続部材を準備する必要があり、取り替えに用いる部材が増加してしまう。
【0005】
また、新設する便器装置において、たとえば貯水タンクが便器本体側に設けられる構成の場合、壁部の裏側にある既設の貯水タンクなどは不要になるとともに、新設する便器装置用の給水配管が必要になる。そのため、便器装置の取り替えの際、壁部を破壊して壁部裏側にある貯水タンクを含む既設の給水経路を撤去し、新設する便器装置用の給水配管を新たに配設することが考えられるが、取り替え工事の工数が増加してしまう。このように、従来技術には、既設の便器装置の種類にかかわらず、便器装置を容易に取り替えるという点で、改善の余地があった。
【0006】
実施形態の一態様は、既設の便器装置の種類にかかわらず、容易に取り替えることができる便器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る便器装置は、汚物を受けるボウル部を有する便器本体と、前記便器本体に設けられ前記ボウル部に供給される洗浄水を貯留する貯水タンクを含む給水部と、前記便器本体が取り付けられる壁部の裏側に配置された既設の止水栓に上流端が接続され、前記壁部の裏側に配置された既設の給水経路の内部を通り、前記給水部に下流端が接続される給水管とを備える。
【0008】
このように、便器装置は、既設の止水栓に上流端が接続され、既設の給水経路の内部を通り、給水部に下流端が接続される給水管を備えることで、既設の給水経路の取り出し位置にかかわらず、既設の止水栓と、新設する便器装置用の給水部とを容易に接続することができる。また、給水管が、壁部の裏側に配置された既設の給水経路の内部を通るようにしたので、既設の給水経路を給水管のさや管として機能させることができる。そのため、便器装置の取り替えの際、壁部を破壊して給水経路を撤去したり、新設する便器装置用の給水配管を新たに配設したりする必要はなく、便器装置の取り替えを容易に行うことができる。このように、実施形態にあっては、既設の便器装置の種類にかかわらず、便器装置を容易に取り替えることができる。
【0009】
また、前記給水管は、前記便器本体の左右方向の中心を含む中心領域から前記便器本体の内部へ向けて配設される。
【0010】
これにより、給水管は、既設の給水経路の取り出し位置にかかわらず、便器本体において規定された位置(中心領域)から便器本体の内部に配設されるため、給水管と便器本体の給水部とを容易に接続することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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